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The Water Is Wide (悲しみの水辺)というトラッドソングの名曲:3つの名演(2つのジャズバージョン)

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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The water is Wide という曲はみなさんもご存知だと思います。

もともとはスコットランド民謡でした。

そして長い間に

さまざまな人に歌い継がれ、21世紀の今も歌われ続けています。

(テレビ番組やCMでも今もよく耳にしますーーこのメロディが良く流れます)

その間に歌詞も様々なヴァージョンが生まれて

日本語でも歌われています。(日本人もたくさん歌っています)

日本語タイトルも「悲しみの水辺」以外にも「広い河の岸辺」などいくつかあるようです。

私がはっきりこの曲を意識したのはカーラ・ボノフの歌唱でした。

(そういう方が多いのではないのでしょうか?)

たくさんの人が歌うのを聞いた上で 個人的ベスト3 をアップさせてもらいます。

カーラ・ボノフ

一つ目はやはり、先程書いたカーラ・ボノフ(Karla Bonoff) の歌です。

アルバムはこれです。

歌詞が表示される映像を選びました。

●ポイント

もはや定番、この歌の代表の歌唱といってもいいものですね。
ヴォーカルとギターがこの曲の雰囲気を見事に表現しています!
カーラ・ボノフの声は優しくて、哀愁があっていいですねー。

 

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デヴィッド・サンボーン+リンダ・ロンシュタット

次はジャズのアルトサックスデヴィッド・サンボーンのアルバム「パールズ」の日本盤のボーナストラックとして入っていたものです。

外国盤〈Pearls〉には入っていませんのでくれぐれもご注意ください。

歌っているのは”あの”リンダ・ロンシュタットです。

 

●ポイント

初めサンボーンのサックスで入り、リンダのポップス歌手として最高の歌、そしてサンボーンの間奏と聴きどころが最初から最後まで続く名演でした。
リンダ・ロンシュタットも実に魅力的な声ですね。

最高に好きです。何度聴いても飽きません。

 

チャールス・ロイド

ロイド(Charles Lloyd) は1938年生まれのジャズのテナーサックス奏者です。

1960年代に〈Forest Flower〉というアルバムを大ヒットさせました。
(若き日のキース・ジャレットやジャック・ディジョネットが在籍したいいバンドでした)

その後、名前を聞くことが無くなったのですが

2000年、ドイツECMレコードから〈The Water Is Wide〉というタイトルのアルバムが出たのです。

聴いてみるとこれが素晴らしいアルバムでした。

メンバーも素晴らしいものでした。

ブラッド・メルドー(ピアノ)
ジョン・アバークロンビー(ギター)
ラリー・グレナディアー(ベース)
ビリー・ヒギンズ(ドラムス)
このメンバーが集まっていること、分かる人は分かると思うのですが、奇跡的なほどですね。

聴きましょう、アルバム2曲目に入っています。

●ポイント

実に味のある演奏です。
ロイドのテーマ演奏→アバークロンビーのギター→メルドーのピアノ→再びロイドのサックス、の流れがたまりません。

そしてこのアルバム〈Georgia〉など他の曲も素晴らしい出来です。

 

Charels Lloyd

 

チャールズ・ロイド、歳を取って
こんな味のある演奏をするサックス奏者になっていました。
昔を知るものとして嬉しい限りです。

追記)やはりECM盤でしたから消されましたね。

ロイドの2001年のライブ映像をアップしておきます(違うメンバーですが)
この8曲目でWater Is Wide やっています。

Track list:
1. Miss Jessye
2. The Monk and The Mermaid
3. Sweet Georgia Bright
4. Lotus Blossom
5. Lady Day
6. Little Peace
7. Zoltan
8. The Water is Wide
9. Georgia
10. The Prayer
Charles Lloyd – Tenor Saxophone / Flute
Geri Allen – Piano
John Abercrombie – Guitar
Marc Johnson – Bass
Billy Hart – Drums 

まとめ

この曲、本当にたくさんのヴァージョンがありました。

ケルティックな歌から、あらゆるシンガーの歌唱まで。

その中からこの3つの歌と演奏を選ばせて頂きました。

あるいは他のヴァージョンが好きという方もいるかもしれませんが、筆者の独断をお許しください。

 

見て(聴いて)下さってありがとうございます。

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