ラテン音楽へのクラシックからのアプローチ(高木綾子、曾根麻矢子)&現代のタンゴアルバム(ゴタン・プロジェクトやバファフォンドなど)

ラテンジャズもいいけど
ジャズに関係なく
ラテンを聴いてみたいと思うのです。
【私が持っている余り多くはないJazz 以外のCDからLATIN をキーワードに何曲か紹介します】
まず最初の1枚がこれ ↓
Contents
チェンバリスト・曽根麻矢子の「LATINA」
このアルバム1曲目が スカルラッティの「ファンダンゴ」
最後の曲が ソレルの「ファンダンゴ」 なのです。
YouTube にはCDのヴァージョンはなくて、かろうじて曽根麻矢子の演奏するソレルの「ファンダンゴ」ありました。↓
曽根麻矢子は’87年にベネチアでスコット・ロスの演奏するソレルの「ファンダンゴ」を聴いて、衝撃を受けたそうです。そこから曽根麻矢子のラテンを巡る旅が始まったようです。
フラメンコ・ダンスのレッスンに通うほどになったと、ライナーに書いてあります。
スカルラッティの「ファンダンゴ」がYouTubeにないのは残念でした。
イーヴォ・ポゴレリチのスカルラッティ
スカルラッティはJ.S.バッハと同時代の人ですから、楽器は当然チェンバロになります。
ポルトガル、スペインで過ごした人ですから紛れもなくラテンの人です。
そしてスカルラッティのソナタ集をイーヴォ・ポゴレリチがピアノで演奏したアルバムがあります。↓これです。
聴いてみましょう。
このピアノソナタの演奏で一番有名なのは、ホロヴィッツのものだそうです。
高木綾子「LATIN AMERICA」(南の想い)
フルートの高木綾子が「LATIN AMERICA」というCDを出しています。
これはかなりくだけたアルバムです。(私なんかは嬉しい)
収録曲を見て頂けば良く分かります。
YouTubeには1曲もアップされていませんでした。残念。
カルロス・ガルデルという人
*またこのようなCDもあります。
川田知子(ヴァイオリン)、福田進一(ギター)これもYouTubeには全くありません。
もともとは歌手、俳優だそうですが、飛行機事故で早死にしたこともあり、アルゼンチンでは国民的英雄として、誰もが知っている存在とのことです。
現代のタンゴアルバム
ゴタン・プロジェクト
GOTAN PROJECTは1999年にフランス人の3人(フィリップ、エドゥアルド、クリストフ)が「タンゴとエレクトロニカの融合」を目指して結成された。
私が持っているのはこの2枚
左のアルバム〈Lunatico〉から1曲。〈Diferente〉(すれ違い)
右のアルバムから、〈Santa Maria〉
どうでしょうか? エレクトロニカに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。 でもちゃんとTangoですよね。
もう1曲映画のカヴァーで〈Last Tango In Paris〉
単に新しいものを狙っただけであったら、これだけ受け入れられて、15年以上続くことはないと思います。
バファフォンド
BAJOFOND 次はバホフォンドです。
GOTANより多彩な楽器を多用し(特にドラムが目立つ)
これはもうタンゴではない?と言われそうな音楽ですね。
しかし、音楽としては面白いと思います。
〈Grand Guignol〉
もう1曲。〈Pa’ Bailar〉この曲はYouTubeでの再生も500万回を超えておりそれなりに評価されているようです。日本のバンドネオン奏者、小松亮太がゲスト参加とクレジットされています。
オーバドゥ/ ルッソン・ドゥ・タンゴ
さて最後です。フランスのランジェリーブランド、オーバドゥとタイアップしたコンピレーションアルバム、「ルッソン・ドゥ・タンゴ」です。 Aubade /leçons de tango
これはまずジャケットがサイコーにセクスィです。
コンピ・アルバムなので、色々なタイプのタンゴが入っていますが、やはり
エレクトロニカ・ミックスの曲が多いようです。
1曲だけ聴くなら〈Vuelvo Al Sur〉(南へ帰ろう)です!
この曲、ピアソラが音楽を担当した映画(スール その先は…愛)のテーマ曲だそうです。 しかし、ここでのアレンジはもう嬉しくなるアレンジ。
スキャットと口笛の後の、ヴァイブラフォーンとリズムは完全にJazzです。
このアルバムにはピアソラの「リベル・タンゴ」(electronic mix)
なども入っています。
楽しめる1枚です。
まとめ
クラシカルなアプローチのラテンから新しいタンゴ・ミュージックまで
手持ちのCDから紹介させて頂きました。
結果的にイーヴォ・ポゴレリチとバホフォンドが共存する奇妙な一文になりましたが。
ラテン音楽を聴いているとスペイン語を勉強したくなります。
Enjoy Music Life—-
《 disfrutar de la vida de la música》ディスフル・デ・ラ・ヴィダ・デ・ラ・ムジカ
★ありがとうございました★