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ダスコ・ゴイコヴィッチのトランペットはバルカンの哀愁にあふれて【厳選6枚のアルバム】

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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ダスコ・ゴイコヴィッチは
旧ユーゴスラヴィア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)ヤイツェの出身です。1931年生まれ。

バルカン半島出身のジャズ・トランペッター(&フルーゲルホーン)として、異色の存在です。

バルカン~ヨーロッパ的哀愁に満ちた演奏をする姿もありますし、
正統的バッパーとしての演奏もしているのです。

筆者厳選6アルバムから紹介します。
*アルバムは全てドイツのレコード会社 enja(エンヤ)から出たものです。
 (この会社大好き!)

 

Bebop City

1曲目はやはり、バラード曲としたいので、このアルバムから

No Love Without Tears  涙のない愛はない

美しいピアノ伴奏はケニー・バロンです。

このアルバム・タイトル通りハードな演奏も入っているのですが、紹介はキレイなバラード曲にしました)

In My Dreams

タイトル曲 In My Dreams

ピアノはボブ・ディーゲン。ベースはイスラ・エッキンガー。

ゴイコヴィッチはミュート(消音器)を付けています。
(バラード演奏ではほぼミュート・プレイです)

このアルバムはほぼバラードのアルバムです。

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Soul Connection

この辺で、最高のジャズ・アルバムを聴きましょう。

最高のバップ・アルバムと言ってもいいです。

メンバーも最高のプレイヤーが揃いました。

トミー・フラナガン(ピアノ)
ジミー・ヒース(テナーサックス)
エディ・ゴメス(ベース)
ミッキー・ローカー(ドラムス)

曲は迷いましたがメロディがきれいな曲 Inga にします。

 

それとやはり I’ll Close My Eyes も聴きたいですね。
(この曲ではテナーのヒースはお休みです)

この曲はブルー・ミッチェルの演奏が有名ですが、このゴイコヴィッチ~フラナガンのバージョンにもたまらない魅力があります!

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After Hours

この「アフター・アワーズ」はスタンダード曲集です。これも外せないアルバム。

ピアノはテテ・モントリューが弾いています。

曲は I Love You にします。

たまらないJazz。テテ(スペイン出身の盲目のピアニスト)もいい演奏ですね。

ーーーーーーーーー

■ここからはヨーロッパに戻って、ヨーロッパにこだわったアルバムを2枚紹介します。

Samba Do Mar (サンバ・ド・マー)

日本語タイトルが「ユーロ・サンバ」となっています。気持ちは分かりますが、ここは素直に「海のサンバ」で良いんじゃないでしょうか?

タイトル曲 Samba Do Mar 

かっこいいヨーロピアン・ラテン・ナンバーになっていますね。

アコースティックギターが フェレンク・スネットバーガー です。

Samba Tzigane  (サンバ・チガーネ)

これもまた2006年発表の素晴らしいアルバム。

Melodia Sentimental

「メロディア・センチメンタル」を聴きましょう。

この曲ではセリーヌ・ルドルフという女性シンガーが歌っています。
この人の声がまたアルバムのムードにぴったりです。(ちょっと日本の歌謡曲に通じるものを感じます)

Menina Moca

このアルバムからはもう一曲聴きたいものです。
「メニナ・モカ」

【ジャズ+ラテン+ヨーロッパの哀愁】という感じですね。

ギターが同じく フェレンク・スネットバーガー (このギター無しではこのアルバムが成立しませんーー特にこの曲はギターが聴きどころです)

フルートが Marcio Tubino

まとめ

ダスコ・ゴイコヴィッチのペットの魅力を感じて頂けたでしょうか。

あるいは哀愁メロディの曲を強調しすぎたかもしれません。
ダスコ、普通にストレート・アヘッドなジャズもやれる人です。

85歳ですがまだ存命です。

ゴイコヴィッチにとっての地理的キーワード:チェコスロヴァキア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、バルカン半島、マケドニア、スコピエ(スコピエはマザー・テレサが生まれた所です)

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