新聞の人生相談:今回は「学歴コンプレックスを感じる主婦」
読売新聞の人生相談に勝手に答えちゃう! シリーズの3回目です。
今回の相談は
「学歴コンプレックスを感じる」です。
その相談者が 50代主婦というのが「はぁ?!」です。
相談の紙面を見てみましょう
見えますか?
ちょっと驚きですよね。
この質問への回答は割りと簡単かもしれません。
何故なら、相談者の「学歴コンプレックスに悩んでいます」というという質問自体が勘違いだと思われるからです。
ーー【勝手に回答】始めますーー
「高校は最難関校、4年制大学併設の短大(偏差値は高め)、大手企業へ入社、通信大学の法学部(卒業出来るのはわずか)、宅地建物取引士や行政書士などいろいろな資格を取得」
という書き方は 自慢めいてますね。
それなのにコンプレックス!?。
確かに質問者はコンプレックスを抱いているようですね。
しかしそれは学歴コンプレックスではありません。
勘違いです。
何か別のコンプレックスだと思われます。
それだけ努力し、就職したあとでも、通信制で法学部を卒業し、宅建や行政書士の資格まで取って頑張ってきたのですよね。
まず、その学歴や資格がどう役立ちましたか?どう役立てましたか?そちらが大事ですよね。
単に頑張って資格などを取ったというだけなら、自己満足に過ぎません。
そしてもう50代なんですね。男でも仕事場での終わり方を考える時期ですよ。
あなたは、そこまで努力しても 報われてないし、多分充実感や満足感も感じてないようです。
そもそも判断の基準が他者評価、他の人の目にどう見えるか?ではありませんか?
「学歴コンプレックス」ということにしているあなたの本当のコンプレックスは何ですか?
全部書き上げてみてください。
人との付き合い方? 自己表現力? 自分という人間に自信が持てない?
(学歴、資格とは関係なく)仕事をこなす能力? チームワークのやり方?
それとも容姿? 男性との接し方? 主婦ということですので、家庭の問題とか?
*誤解されないように書き添えますが、コンプレックスや悩みを持つ事は悪いことではありません。「自分という人間に自信が持てない?」という例を書きましたが、「自分に自信満々なヤツ」を想像してみてください。多分、鼻持ちならない嫌な奴でしょう。 それに比べたら、よっぽど好感が持てます。
もはや、あなたの学歴なんか誰も気にしていませんよ!
あなたがどこの大学を出てようが、出ていまいが、どんな資格を持っていようが・・・関係ないです。
気にしているのはあなただけです。
学歴ではなく、何があなたにとって問題なのか。
そもそも、どうなったらあなたは幸せなのですか?
あなたの本当のコンプレックスや悩みは何なのかをちゃんと見てください。
あなたが意識的か無意識にか、目をそむけている学歴とは違う問題が有るはずです。
そして、どうしたら自分が幸せなのかを考えてください。
今後の自分の人生がどうなると幸せなのかをです。(それは学歴とは関係ないはずです)
*50代の女性(男性であっても)が学歴で悩むなんて信じられません。
小学校しか出ていない(満足に読み書きが出来ない)とかいう悩みならテレビで見たことありますすし、理解もできます。いや中卒の悩みも聞きました。
あなたの学歴で、その年で「学歴コンプレックス」で悩むことがどれほど異常か、気づいてください。その異常さは本当の問題が隠れているから、起こっているのです。
以上です。
回答者(鷲田清一)も至極まっとうな回答をしてありました。
回答者の文を見ましょう
まったくその通りですね。
私なんかより、整然と答えてあります。
そうですね。学歴とか資格という価値観を離れて、自分自身の幸せの価値観をもつべきですね。
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◎この前の質問者もそうでしたが、質問の裏に隠されている(いや、隠している)ことがありますね。そしてそちらに本当の悩みがあるはずなのです。
◎そして、いつもその本当の問題を見えにくくしているのは「プライド」ですね!
(*今回の相談者のプライドは少しねじくれていますね。最難関高校に入ったが転校、4年制があるところの短大、大手企業へ入りながら、仕事に熱中すれば良いのに、通信制大学や、それこそ難関の資格に挑戦。なんか本来とズレていませんか?だからこその妙なプライド?)
●過去に取り上げた、2つの人生相談はこちらでした。