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「エンジェル・アイズ」Angel Eyes:マット・デニスが作った名曲を9バージョンで

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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「エンジェル・アイズ」

マット・デニスが作った曲です。

マット・デニスと言えばシンガー・ソングライターのはしりのような人ですが、「粋人」という言葉が浮かびます。

こちらに記事を書いていますのでよかったらどうぞ。

マット・デニスという歌手(シンガー・ソングライター)「エンジェル・アイズ」などの有名曲を作った人 ⇨

上の記事に書いていますが、マット・デニスはこんな曲も作っています。

・ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン

・エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー

・ヴァイオレット・フォー・ユア・ファーズ 「コートにすみれを」

マット・デニス

曲を作った本人の歌とピアノで聴きます。

1953年に西海岸のクラブで録音されたマットの弾き語りですが、何か都会的で粋な雰囲気は伝わってきますね。

こういうのはLPレコードをターンテーブルに乗せて聴くほうが気分が出るのかもしれません。

歌詞

作詞はEarl Brentになっています。

Try to think that love’s not around
But it’s uncomfortably near
My old heart ain’t gaining no ground
Because my angel eyes ain’t here
Angel eyes, that old devil sent
They glow unbearably bright
Need I say that my love’s mispent
Mispent with angel eyes tonight
So drink up all you people
Order anything you see
Have fun you happy people
The laughs and the jokes are on me
Pardon me but I got to run
The fact’s uncommonly clear
Got to find who’s now number one
And why my angel eyes ain’t here
Oh, where is my angel eyes
Excuse me while I disappear
Angel eyes, angel eyes.

歌詞が意味するところは・・・私にはよくわかりません・・・

チェット・ベイカー

エンジェル・アイズの演奏で最も有名なのはチェット・ベイカーによるものではないでしょうか?
ベイカーにもいくつかのバージョンがありますが、若い頃ではなく晩年のものにします。
このボーカルに後にストリングスをかぶせたものも出ています。

*晩年のチェットの歌声には退廃の色が漂うのですが、ただの退廃なら聴きません。チェットの歌唱&ペットはどれだけ打ちひしがれても、飄々と乗り越えてゆく退廃を超えた逞しさと達観を感じるのです。
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トミー・フラナガン

ピアノの演奏だとトミー・フラナガンの演奏が素晴らしいのです。

フラナガンはエラ・フィッツジェラルドの伴奏ピアニストをしていたので、このエラの曲集で「エンジェル・アイズ」を弾いています。

Tommy Flanagan (p) Peter Washington (b) Lewis Nash (ds)
Recorded at East Side Sound Studio, NYC on July 30,31 & Aug.1 & Sep. 20, 1993

すんばらしいピアノトリオです。

デイヴ・ブルーベック

次に聴くとなるともうこれですね。
デイヴ・ブルーベック・カルテットの演奏。
アルバム・タイトルが「エンジェル・アイズ」ですし。
もちろんポール・デスモンドのアルトサックスです。

この曲D.B.Q にぴったりですね。

ポール・デスモンド&ジム・ホール

デスモンドと言えばジム・ホールと競演したどれも素晴らしいアルバムが何枚かありますが、その中の1枚からのエンジェル・アイズ。

D.B.Q での演奏も素晴らしいのですが、ピアノが抜けてジム・ホールのギターが入るとまた一味違う繊細な味わいが増加します。

この二人の共演に駄盤は一枚もありません。

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ソニー・スティット

最晩年のソニー・スティットが演っています。

Sonny Stitt (ts,as), Junior Mance (p), George Duvivier (b), Jimmy Cobb (ds)
といういいメンバーです。

スティット、死の直前の演奏、遺作とのことです。 この曲ではアルトサックスを吹いていますね。

ソニー・クリス

スティットの演奏を聴いたら、思い出しました。
ソニー・クリスが〈Saturday Morning〉というアルバムで演っていました。
これを聴かなくてはなりません。

Sonny Criss (alto sax), Barry Harris (piano), Leroy Vinnegar (bass), Lenny McBrowne (drums)

これもクリス、死の2年前の録音です。
クリスは’77年に50歳で病苦により自死しています。

ハンク・クロフォード

アルトサックスの演奏が続いていますが、次もアルトで。
「ミスターソウル」ことハンク・クロフォードのアルトサックスによるソウルフルな「エンジェル・アイズ」です。

 

アーマッド・ジャマル

アーマッド・ジャマルのピアノトリオのAngel Eyesがありました。
これがなかなかいいのです。
ジャマルの弾むピアノ+高音キラキラな弾き方が意外にもこの曲に合っていて楽しめる演奏です。
詳細が分からないのですが、多分’62年のライブアルバムからの出典です。
最後にジャマルを聴いて終わります。

 

★ ★ ★

●歌であればエラ・フィッツジェラルド、アニタ・オデイ、フランク・シナトラなど。
演奏ではMJQやオスカー・ピーターソン、ジーン・アモンズ、ウィントン・マルサリスなどがあるのですが、オミットささてもらいました。
決して悪いわけではありませんが、何となく雰囲気で選びました。

★ありがとうございました。
★Thanks A Lot For Visiting The Site.

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