3月7日のプレバト俳句は特待生9人の昇格査定スペシャル・お題は「春の号外」
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
プレバト・俳句の才能査定ランキング
3月7日は特別企画として
「俳句の才能昇格査定スペシャル」
現在名人10段梅沢富美男を頂点に18名の名人&特待生が昇格レースを繰り広げているのだが、今回は上位に追いつきたい、早く名人になりたい特待生2級から5級の芸能人9人が集結し、昇格をかけて査定に挑む。
ーープレバトHPより引用
そのお題は「春の号外」
Contents
出演者
その9人の特待生はーーー
・石田明 (2級) ノンスタイル
・岩永徹也 (4級)
・大和田獏 (5級)
・北山宏光 (5級) Kis-My-Ft2
・柴田理恵 (5級)
・鈴木光 (5級)
・千原ジュニア (3級)
・松岡充 (3級)
・ミッツ・マングローブ (2級)
●立会人は
名人の藤本敏史と中田喜子
その中から夏井先生激賞で1気に2ランクアップする特待生も現れるそうです。
査定結果速報
5級 柴田理恵
「犯人逮捕」 干鱈を毟る 母の黙
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直し無し
査定結果:2ランク昇格!5級→3級
先生:干鱈が季語。地域性も見える力のある句だった。
母の黙ーー毟ると呼応。
確かに(藤本名人)が言うように黙には食傷気味だが、ここでは黙がちゃんと機能している。
5級 北山宏光
新社員 号外閉じて 指黒く
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指黒く 号外を閉ず 新社員
査定結果:現状維持
先生:散文的。
あの写真から「新社員」を思いついた発想は強く褒めるべき。
しかし語順が散文の語順。添削句、指のアップから始め「閉ず」で切れを作る。
5級 大和田獏
流されし 魂鎮めしか 春の海
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たましひを 鎮めて春の 海しづか
査定結果:現状維持
先生:残念なのは「流されし」の後に魂が来ること。果たして魂も流されてしまったのか?それは一般的な日本人の死生観にとって違和感がある。
「たましひ」と歴史的仮名遣いを使う。
添削句、祈りのような調べが生まれるのではないか。
5級 鈴木光
センター街 滲む号外 春の雨
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センター街 号外滲む 春の雨
査定結果:現状維持
先生:まさに映像。ちゃんと材料が揃っている。
残念なのは5.7.5が名詞で3段切れになっていること。
これは語順で簡単に解消できる。(転削)
4級 岩永徹也
冴え返る A.I.棋士の 白き腕
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冴返る A.I.棋士の 白い腕
査定結果:1ランク昇格:4級→3級
先生:果敢な挑戦!
季語「冴え返る」は「冴返る」が俳句では普通か。
「白き」は文語ではなく口語で「白い」とした方が人工的な雰囲気に合うようだ。
3級 松岡充
号外を 放つ手取る手 春疾風
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直し無し
査定結果:1ランク昇格 3級→2級
先生:写真をそのまま映像化しようとしている。それが成功して見事な臨場感。
動詞を「渡す」ではなく「放つ」としたことを褒める。
放つ手と疾風が呼応している。動作を畳み掛けて躍動感が生まれた。
それと韻を踏んでいる。 はなつて とるて はるはやて
2級 千原ジュニア
春疾風 足絡み付く 号外や
⇩
絡み付く号外 街の春疾風
査定結果:現状維持
先生:「足」と書かなくても想像できる。
また下5の「や」は座りが悪い。その辺を添削した。
足から街へ、広い空間に拡げると季語・春疾風も活きる。
2級 ミッツ・マングローブ
新た御代の 見出し立たん 桜真風
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新たなる 御代の見出しや 桜まじ
査定結果:1ランク降格:2級→3級
先生:やろうとしたことは間違いではない。
ただ「新た代」は辞書にある名詞。
御は接頭語。「新た御代」がひと塊の名詞と言われると首を傾げる。
文法的に間違っているということになる。
それと、6・6・5のリズムが格調のある内容と合わない。
添削句のように5・7・5にすることが出来る。内容に似合う格調が出る。
真風もひらがなにした方がよく似合う。
2級 石田明
春疾風 号外の紐 ほどきたる
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直し無し
藤本名人:春疾風 3人目!好きやなー
査定結果:1ランクアップ 2級→1級
先生:映像が見事に描けている。勢いがある。
わざと「ほどきたり」としないで「ほどきたる」と連体形にした点も見事。
■以上の結果となりました。
9人の特待生のうち4人が昇格しました。
特に柴田理恵は2ランクのアップ。
ミッツ・マングローブが降格となりました。