ジャズの名曲・With a Song in My Heart :7バージョンを聴く
With A Song In My Heart
古い曲です。
1929年 ロジャース・ハートの曲 (とまるで一人のように言われる)
ソングライター・コンビ Richard Rodgers(曲) / Lorenz Hart(詩) の曲です。
親しみの持てる可憐なメロディが好きな曲です。
歌付きのものも多いのですが、後にはインスト演奏が数多く出てきました。
まあ、とにかく1曲聴きましょう。
*聴けば忘れていた方も思い出します。
Contents
キース・ジャレット
もうね、一発目からキースのスタンダード・トリオのライブ動画です。
Recorded Live at Hitomi Memorial Hall,Tokyo on October 26,1986
keith jarrett (p) gary peacock (p) jack dejohnette (d)
スローで始まって、ベース、ドラムスが入りテンポが上がります。
常套ですがやっぱりイイ!です。
ソニー・クラーク(w/J.Coltrane&D.Byrd)
ソニー・クラーク (piano)
ジョン・コルトレーン (tenor sax)
ドナルド・バード (trumpet)
カーティス・フラー (trombone)
ウィルバー・ウェア (bass)
アートテイラー (drums)
1957年9月1日録音
●この演奏は最初のソロを取るバードのペットもですが、やはりコルトレーンのソロに注目します。2分半辺りで飛び出してくるコルトレーンは力強くカッコいい吹奏です。’57年はBLUENOTEから〈BlueTrain〉を出した年ですから、まだシーツ・オブ・サウンドには至っていませんが、勢いのある演奏をしています。
BLUENOTEらしい3管で、この曲のハードバップ・ジャズを聴かせてくれます。
ソニー・ロリンズ
ロリンズが快調に楽しくやってくれています。1955年のアルバムです。
チェット・ベイカー
うって変わって、晩年のチェットの歌とペットです。(と言っても53歳ですが)
ロンドンでのライブ盤でした。(1983年)ドリス・デイ
いまチェットも歌っていましたが、やはり歌手の歌を一つ聴くべきでしょうね。
今の人は余り歌わないようなので、古い歌になります。
エラ・フィッツジェラルド、シナトラなどが有名なようですが、ここはドリス・デイにします。
映画出演時の動画がありましたので、それにします。
映画:Young Man With A Horn (1950)
共演はカーク・ダグラス。(カークがペットを吹くところはハリー・ジェイムスの吹き替えだそうです)
ルー・ソロフ
私はこの曲はトランペットで吹くとよく似合うと思うので、探したらありました。 ルー・ソロフがやってくれていました。 マンハッタン・ジャズ・クインテットではなく自己名義アルバムです。
しかもなかなか嬉しいメンバーです。
Lew Soloff – trumpet
Victor Lewis – drums
Mulgrew Miller – piano
George Mraz – bass
1999年
ルー・ソロフも2015年に亡くなりました。
ジョン・ピザレリ
さて、最後です。
好きなguitar&voval のジョン・ピザレリがこの曲をアルバムのタイトルしたものを出しています。
(*ピザレリとしてはベストの出来ではないですが、許せます)
まとめ
ロジャース=ハートの曲は、どちらかというと玄人好みの渋めのものが多い気がします。
・Spring is here
・Blue Moon
・It’s easy to remember
・It never entered my mind
・Have you met Ms.Jones?
・I did’t know what time it was
などが代表曲です。(他にもたくさんあります)
その中ではこの曲「ウィズ・ア・ソング~」は可憐な、口ずさめるメロディの曲だったと思います。
★最後まで付き合って下さってありがとうございます