ウテ・レンパーUte Lemper というドイツの歌手:歌唱力と表現力が凄い・アルバム「イルージョンズ」「パニッシング・キス」
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ここに1枚のCDがあります。
Illusions / Ute Lemper ウテ・レンパ―
ウテ・レンパー
1963年7月4日、ドイツ生まれ
歌手、女優、ダンサー
14曲入っているのですが、曲名が英語、フランス語、ドイツ語が混在しています。
もちろん歌もその言語で歌っています。
ライナーノートから歌詞カードまで、全て英独仏の3か国語で書かれている丁寧さです。(いかにもヨーロッパ的です)
このアルバムは主にマレーネ・ディートリヒとエディット・ピアフのレパートリーを歌っているので、その3つの言葉になったのも自然なことでしょう。
*私はこの2人のことは余り良く知りませんので、詳しいことは書けません。
◆音楽を担当(プロデュース、編曲)しているのは、ブルーノ・フォンテーヌBruno Fontaine という人ですが、音楽を聴くとクラシックをベースとしながら、ジャズにも詳しい人のようです。
またこのアルバムではピアノ演奏もしていて、それが非常に美しいピアノです。(FAZIOLIのピアノを弾いていると書いてあります)
◆ウテ・レンパ―の歌唱は、とにかくその表現力の豊かさに驚きます。
歌手、女優、ダンサーという経歴がダテではないことがわかります。
動画を見ましょう ー アルバム〈Illusion〉 収録曲
動画でウテの歌唱を見たいと思います。 “La Vie En Rose” & “Non, Je Ne Regrette Rien” (1992 live) 2曲を連続して歌っています。
この2曲は上記CDにも入っています。
“La Vie En Rose”は「バラ色の人生」ですが、
”Non, Je Ne Regrette Rien”を翻訳ソフトに入れると” I do not regret anything”と訳されました。「私は何も後悔しない!」
E.ピアフなどシャンソンの人は歌うことが演じることのようだったと思うのですが、ウテも演じる歌手ですね。
◎これも、このCDに入っている曲”Les feuilles mortes” 「枯葉」です。
ドラマティックに歌いあげます。
このあたりが好みが分かれるところでしょうか。
最初から最後までしっとり歌う方が好きな方もいるでしょうね。
◆好みは別として、その歌唱力、表現力は認めない訳にはいきません。
まとめーーもう1枚のアルバム〈Punishing Kiss〉
ウテ・レンパー(Ute Lemper, 1963年7月4日 – )は、ドイツ・ミュンスター出身のシャンソン歌手・女優。
クルト・ヴァイル、マレーネ・ディートリヒ、エディット・ピアフのカバーはつとに有名。2000年にリリースされた「パニッシング・キス」では、トム・ウェイツ、エルヴィス・コステロから曲を提供され歌っている。
ーーーーWikipediaより
その「パニッシング・キス」も聴いてみたいです。
*最初「バニッシング・キス」かと思いました。Punishing Kiss って変わったタイトルですね。
このアルバムからコステロの曲〈Could’t You Keep That To Yourself〉を聴きましたがなかなかにイイです。
よく見るとタイトル曲〈Punishing Kiss〉もコステロの曲でした!
これがイイ!ポップス曲としてgood です。
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