ジャズファンが好きなソウルミュージック:サムクック、オーティスからダニーハサウェイまで
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聴く音楽の80%くらいはジャズなのですが、
ソウルミュージックはいつも気にかけていました。
というか、やはりブラック・ミュージックとして気にせずにはいられませんでした。
こういう音楽をたっぷり、長く聴いてある方には比べようもないので、断片的ですが、私が好きなソウルミュージックについて書かせてもらいます。
Contents
If You Don’t Know Me By Now /シール
(original:Harold Melvin &The Blue Notes, cover:Simply Red)
まずイギリス出身のSEAL〈1963年生まれ)という人が、〈SOUL/SEAL〉(トレヴァー・ホーン:プロデュース、デヴィッド・フォスター:アレンジ)
で、過去の様々なソウルの先輩たちをカヴァーしていました。
それがなかなか良い出来で、感心しました。
サム・クック、オーティス、JB、マーヴィン・ゲイ、ベン・E・キング、テンプテーションズなど思いっきりたくさんやってます。
評判が良かったようで〈SEAL/ SOUL2〉 も出ました。2で私が一番嬉しかったのは チャイ・ライツのカバー〈Oh Girl〉 でした。
SEALは1曲だけ紹介ということにします。(カバーではなく、本家本元紹介が趣旨なので)
しかし、SEAL かなりなものですよね。何より雰囲気があります。
今後にも期待します。
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さあ、本家です。
サム・クック (1931-1964,33才)
うんちくを述べる知識はありません。好きなだけです。
まずこの2枚のライブ盤が凄いです。
上のAt The Copa (Copacabana Hotel,1964)が白人聴衆を前にしたものなら、下のThe Harlem Square Club(1963) は同胞黒人を前にしたものです。
とは言え、どちらも良さがあって、甲乙つけ難いというか、まあ好みです。
一般的にはやはり「ハーレム・スクエア」のほうが人気あるのでしょうか。
それぞれ1曲づつ聴いてみましょう。
Tennessee Waltz
Twistin’ The Night Away
どちらもいいですね。
1曲づつでは全く物足りないのですが。特にこういうライブは通して聴くべきでしょうね。
また後のオーティスのバック・バンドが有名になったように、既にこのバックバンドもかなりなものです。
ベスト盤では以下の2枚が気に入ってます。
まあ、ベスト盤は似たような物とも言えますが、収録曲に差がありますね。
代表曲のひとつを聴きましょう。
A Change Is Gonna Come
オバマ大統領が選挙戦の時に「Change」と言ったのはこの歌を意識したのではないかと言われるほどの、メッセージ・ソングでした。この曲は代々のソウルシンガーに歌い継がれる曲になりました。(written by Sam Cooke)
クックの声は本当に魅力的で、素晴らしい歌唱です。
◆33才という若さで不幸な事故(銃殺された)で死んだのは大きな損失でした
オーティス・レディング (1941-1967,26才)
まず1曲
Try A Little Tenderness
この曲はその後もいろんな人に歌い継がれました。
オーティスを初めて知ったのはやはり「ドック・オブ・ベイ」だったでしょう。 アルバムでは次の2枚が有名でしょうか。
I’ve Been Loving You Too Long
この曲もオーティスの代表曲の一つですね。
色んな人にカバーされました。
⭕先ほどのA Change Gonna~をオーティスもやっています。
Change Gonna Come
これも素晴らしい歌唱ですね。サム・クック以上にソウルフルと言うか、ブルージーというか、迫力があります。
◆オーティスの26才での死はチャーター機の飛行機事故でした。
ダニー・ハサウェイ (1945-1979、33才)
このアルバムは全曲素晴らしいのですが、
You’ve Got A Friend
The Ghetto
掛け声と拍手で参加する聴衆が素晴らしい(拍を表打ちと裏打ちのグループがいますね)、バックバンドが素晴らしい。
何よりハサウェイの声が素晴らしい。
まさにライブのお手本のようなアルバムです。
以下の2枚も有名です。
右側はロバータ・フラックとの共演盤です。そこから1曲。
For All We Know /ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイ
◆ダニーの33才での死は自殺説が有力です。
Fever/ジョー・サンプル & レイラ・ハサウェイ
レイラの声がお父さんにそっくりなのに驚きます。
*かっこいいサックスはカーク・ウェイラムです。
A Change Is Gonna Come / アレサ・フランクリン
何かもう系統立てて、聴くことが出来なくなってますので、流れで
Queen of Soul アレサ・フランクリンの歌う〈A Change is Gonna Come〉も聴いてみましょう。
〈Rhythm,Country and Blues〉というアルバム
えー、もうこのアルバムを紹介することで終わりにします。
このアルバムはタイトル通りR&B+カントリー風味といったものですが、
他で紹介出来るチャンスも無いと思うので。
収録11曲全て違う人によるデュエットという企画物ですが、非常に良く出来ています。
この中から2曲紹介。
Since I Fell For You / ナタリー・コール &ㇾバ・マッケンタイヤ
Ain’t Nothing Like The Real Thing / ヴィンス・ギル & グラディス・ナイト
グラディス・ナイトはピップスというグループをつくっていました。
【まとめ】
やはり、とりとめなくなってしまいました。
アレサなんかは一人で一記事書くべき人なんでしょうね。
いや、すみません。最後にパーシー・スレッジの「男が女を愛するとき」を付け加えて終わりにします。
When a Man Loves a Woman /パーシー・スレッジ
いや、もう1曲だけ^^
OH! GIRL / チャイ・ライツ
チャイ(チ)ライツ (シカゴの灯)奇跡の1曲、彼らには、このような曲は二度と作ることができませんでした。
“Oh Girl” was the Chi-Lites’ first and only number-one single on the Billboard Hot 100, peaking at that position in May 1972 for one week. The single also reached the top position of the Billboard R&B Singles chart the following month, remaining in that position for two weeks.—– from Wikipedia.
「ファースト」で「オンリー」だというのが、泣けます。
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