夏井先生で人気、プレバト俳句・秋分の日の出演は鳥越俊太郎など
人気の夏井いつき先生による俳句の才能査定。
秋分の日の今日は、出演5人が全て初出場とのこと。
特に注目は、東京都知事選に出て小池百合子と戦った鳥越俊太郎の出演。
都知事選でも「ガン・サバイバ―」と自ら言っていたが、少し健康不安を感じた。落選した後、大丈夫だったろうかと若干心配していたので、この番組で元気なところを見せて欲しいものだ。
鳥越はこの番組、俳句コーナーのファンなのだそう。毎週見ているとのこと。
他に女優の桜井淳子などが出演。
お題は秋らしく「富士と稲刈りと案山子」とのこと。
*************************************************
始まります。
4位 桜井淳子
稲雀 青き富士に 見張られて
先生:また擬人化 「見張る」凡人がやること
中7が6になっている。出来るだけ避ける。
添削後:真青なる 富士の 見張るや 稲雀
3位 大野卓朗
さやけしや 高きに登る 子らの聲(こえ)
先生:高きに登る は季語 残念
⇒高きを目指す とする
添削後:さやけしや 高きを目指す 子らの聲
5位 アジアン 馬場園
富士の下 揺れる稲穂の ワンピース
先生:本当に腹立たしい
ワンピースは訳わからない
添削後:富士のもと 風の少女のごと 稲穂
2位 鳥越俊太郎
鳥越さん、お元気そうでよかったです。
「プレバトは毎週見ている」そうです。
富士ヶ嶺に 亡き父の笑み 浮ぶ秋
先生:笑み であったら 浮ぶ のは当然
よって、「浮ぶ」は不要、その3音を下のように変える
添削後:富士ヶ嶺に 亡き父の笑み 秋幾度(あきいくどorあきいくたび)
1位 本郷かなた
(この人の名前のキラキラ文字は書けません)
→いや、書きますけどね、奏多だって!どう見ても「ソウタ」でしょ。
晴天や 富士を飲み込む 稲の波
先生:「飲み込む」も擬人化
「稲の波」は比喩
一つの句に擬人化と比喩を入れながら、バランスを保っているのはなかなか。
晴天や:これは名人、梅沢富美男がけなしていたが・・・
「晴れた美しい空」を詠嘆するのだからこれでよし。
直し無し
名人初段 梅沢富美男
富士遥か あぜのかりがね 寒き朝
梅沢:「かりがね寒き」が季語
先生:マニアックな季語を使いこなしている
1段昇格
最期を「朝」として朝の凛とした空気が伝わる
1か所だけ あぜ だけは直して漢字にする→ 畦
5,7,5の頭に漢字を揃える
富士遥か 畦のかりがね 寒き朝
まとめ
案山子(かかし)は一切使われなかったですね。
今どきカカシなんて、見ませんものね。