小室哲哉が語る宇多田ヒカルの話が面白かった「マツコの知らない世界」
「マツコの知らない世界」のスペシャルで
「マツコの知らない小室プロデュースの世界」が面白かった。
この番組、ご存知のようにある世界に精通した人(有名人、無名の人にかかわらず)がゲストとして出てきて、ゲストがプレゼンテーションするという形で番組が進行します。
マツコは聞き役という役割です。
しかしこれもご存知のようにマツコの聞き役が並ではないのです。
他のマツコ出演番組と同じで、その豊富な知識と適切なツッコミ、時に毒舌が冴えわたるのです。
変幻自在
当意即妙
臨機応変
多芸多才
マツコ無しでは番組が成り立たないというレベルまで持って行くのです。
また、この回では
小室哲哉の語りが非常に率直で、全くてらいもなく好感が持てました。
小室哲哉
1958年11月27日生まれ (58歳)
Contents
小室哲哉、宇多田ヒカルを語る
この番組では小室がプロデュースした作品を順番に語り、その中で考えていたことや他のアーティストのことも語る、という形で進行したのですが、
始めに書いてしまいますが、
宇多田ヒカルのことを語った箇所がハイライトでした。
音楽生活の中で一番ショックだったのが宇多田ヒカルの登場だったと語りました。
〈Automatic〉を聴いた時の衝撃。
新しい!
低い・・・途中から上がっていくかと思ったら最後まで低い
歌いにくいだろうな・・・と(笑)
ネイティブの英語に関しても敵わないと思った
何がAutomatic? かわからなかった
詩を追っても何が「自動」なんだろう?と
作詩の概念から変えられてしまった
これほどやられた感は無かった!!
何から何まで自由で「いいなぁ」と。
ーーーこのように率直に語る小室哲哉の話が非常に面白かったのです。
小室プロデュース
TM NETWORK
小室25歳 TM NETWORK のメンバーとしてデビュー
ザ・ベストテンに出た時の画像が流れる。
小室さん細いですねぇ。(右端)
画像を見て、マツコ「これDX7ですか?」 YAMAHA DX7
この辺の知識があるところがマツコが強いところです。
SWEET 19 BLUES / 安室奈美恵
ヒットの理由:ジャケット・デザインにこだわった。
ジャケットも小室がプロデュースしていた。
I’m Proud / 華原朋美
マツコ:ゴージャス! イントロが凄い、ホーンからストリングスまで
(*この「ホーンからストリングスまで」という発言が分かってる!って感じです)
ヒットの理由:セレブ感
華原がマライヤ・キャリーが好きだった。
EZ DO DANCE /trf
マツコ:CHIHARU とETSUの2人を入れたのが良かった!
小室:カメラ割を考えて5人組ユニットにした
マツコ:DJ KOOがあんなになると思ってました?(笑)
恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子
小室:この人は女優さんになれると思っていた
マツコ:ほんとー?
マツコ:「もっと、もっと」が好き。
小室哲哉の最近の悩みーヒット曲の方程式がみつからない
90年代にヒット曲を作れた理由
=作詞家、作曲家、編曲家の3つの役割を小室が1人で同時進行できたから
小室:その必死な感じは今の時代にはそぐわないかも
自分の作っている曲が自分を超えてしまった
マツコ:うわ、言ってみてえ!
小室:ふと冷静になると恐怖心がずっとあった
90年代のライバル:つんく♂
マツコ:この人はしょっぱい
小室:この感じが出せなかった
マツコ:出さなくてよかったんですよ(笑)
●ここで、最初に書いた 宇多田ヒカル の話 がありました。
DEPARTURES / glove
小室:KEIKO はオーディションの中から声だけで選んだ。
「ヴィジュアル、良くて!」と願っていた。(笑)
マツコ:それが今では奥さんだもんね。
KEIKOの垢抜けない感じがよかった。
おわりに
●ここで番組は急に終わりました。
ちょっと唐突感がありました。
勿論、例の「詐欺事件問題」とかには全く触れる必要はないのですけど。
小室哲哉がストレートにあけっぴろげに話すことで、興味深い対話になりました。
☆最後まで読んでくださってありがとうございます☆