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ジュリー・ロンドンの一番好きなアルバム:オール・スルー・ザ・ナイト(コール・ポーター曲集)クリスマスアルバムとしても聴けます

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ジュリー・ロンドンJulie London、1926年9月26日 – 2000年10月18日)の歌が好きな方はたくさんいらっしゃるでしょう。 アルバムもたくさんあります。 例えばこれらのアルバムも大変有名ですね。 ⇩

そんな中で私が最も好きなアルバムはコール・ポーターの曲を歌ったアルバム「オール・スルー・ザ・ナイト」All Through The Night です。

そして今夜はクリスマスイヴですが、ジュリー・ロンドンはクリスマスに似合うと思うのです。

アルバム「オール・スルー・ザ・ナイト」

収録曲

1 アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
2 ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー
3 ゲット・アウト・オブ・タウン
4 オール・スルー・ザ・ナイト
5 ソー・イン・ラヴ
6 アット・ロング・ラスト・ラヴ
7 イージー・トゥ・ラヴ
8 マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディ
9 エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ
10

イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト

本当にいい曲ばかりです。コール・ポーターすごいですね。

伴奏メンバー

バド・シャンク・クインテット Bud Shank Quintet
 バド・シャンク Bud Shank  –alto sax & flute
 ジョー・パス      Joe Pass –guitar
 ラス・フリーマン  Russ Freeman –piano
 モンティ・バドウィッグ  Monty Budwig –bass
 コリン・ベイリー  Colin Bailey –drums      

この伴奏メンバーがいいんですよねー!

バド・シャンクは自身のいいアルバムがいくつかあるのですが、それらのアルバムに比しても全く遜色のない演奏です。 特にアルトサックスの艶やかな音はこれがベストと言えるくらいのいい音を出しています。

*バド・シャンクのいいアルバム ⇩

ラス・フリーマンの参加は勿論ですが、ギターにジョーパスはシャンクとの演奏は珍しいですね。

 

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アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン

1曲目 I’ve got you under my skin いきましょう!

1曲目にふさわしいコール・ポーターの代表曲でした。

ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー

2曲目 You do something to meme です。
こういう曲こそがポーターらしいとも言えるでしょう。
シャンクのソロの輝かしいこと!続くパスのギターソロもタイトですぐ出てくるジュリーのハスキー・ヴォイスがたまりません。

ゲット・アウト・オブ・タウン

名曲 Get out of town も ポーターの曲なんですね。

この曲はインストで演奏されることが多いと思うのですが、ここでは遅いテンポのボッサ・リズムで歌われています。ジュリーの歌に絡みつくように演奏されるシャンクのアルトが何とも艶めかしいです。

 

 

オール・スルー・ザ・ナイト

タイトル曲 All Through The Night

 

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ソー・イン・ラヴ

はい出ました。ポーターのバラードの代表曲の一つ So In Love  です。

シャンクのフルートから始まります。ミディアム・テンポで歌われています。間奏のラス・フリーマンのピアノも嬉しい。

 

アット・ロング・ラスト・ラヴ

At long last love

これは正にバラード。ジューリーらしいけだるさが魅力的。ここでもシャンクのアルト伴奏が光ります。

 

イージー・トゥ・ラヴ

Easy to love

バンドのスウィンギーな演奏に乗せてジャズ歌手としての実力発揮。

 

マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディ

My heart belongs to daddy

これも言わずと知れた名曲。またシャンクのフルート演奏が聴けます。

 

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エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ

Every time we say goodbye

これは名曲中の名曲。様々な歌手が歌っています。

インスト演奏でもコルトレーン、チェットベイカー(の歌と演奏)そしてビル・エヴァンズの演奏など名曲が名演を呼んでいます。

 

さすがにジュリーもしっとりと歌っています。ハスキー・ヴォイスにぴったりのバラードです。

ここでもシャンクのアルトサックスが白眉という演奏をしています。

イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト

In the still of the night 

最後は個人的に大好きな曲です。「夜の静けさに」という邦題がついています。

 

バンドのカッコいいスウィンギーな演奏に乗って、かなり速いテンポで歌われて、ジュリーの大人の魅力にあふれた歌唱です。

参考)In The Still Of The Night :ジャズ版「夜の静けさに」とドゥーワップ版「夜の静けさの中で」の両方を聴く

まとめ

いかがでしたか。

このアルバム、ジュリー・ロンドンの魅力が全て現れたいいアルバムだと思います。

そしてバド・シャンクという西海岸(ウエスト・コースト)で活躍したが、いま一つ知名度も低いプレイヤーも堪能できるものです。(意外に歌伴奏で実力が分かるプレイヤーもいますね)

最後までありがとうございました。Thank you for visiting the site.

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