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ジャズの名盤:ビリー・ホリディ"Lady In Satin” 晩年の作品の哀しみ

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

 

ジャズの名盤の旅:ビリー・ホリディ

 

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*日本語で「ビリー」というと、Billy というスペルを思い浮かべる人が多いでしょうが、それでは男になります。女性のビリーはBillie というスペルです。

あつ、マイケルジャクソンの〈Billie-Jean〉もそうですね。

タイトルで「晩年」という言葉を使いましたが、亡くなったのは44歳なのです。

アルバム Lady In Satin

ビリー・ホリディ後期のアルバム〈Lady In Satin〉を聴きます。

I’m A Fool To Want You 

 

 

以下はAmazonレビューに管理人が書いたものです。

『久しぶりにビリー・ホリディ「Lady In Satin」を聴きました。
(LPレコードで)
もう余り満足に声が出ない(声をコントロールできない)ホリディですが、
やっぱり凄いです。声が満足に出ないことを含めた、様々な哀しみが、じかに伝わってくる感じで、本当に切ない音楽です。

そんなに悲しかったり切なかったりするなら、聴かなければいいのに、という気さえします。
でも、そういう音楽を求める時もたまにあるのですね。
そんなにしょっちゅう気軽に聴ける音楽ではありませんが、やはり真実がここにあると感じます。
レイ・エリス楽団の伴奏もホリディの歌唱に寄り添う様に切なく、しかし美しいです。

I’m Fool to Want You
You Don’t know What Love Is
You’ve Changed
But Beautiful
などの曲をホリディに、このように歌われると、もう言葉を失うしかないのです。』

 You Don’t Know What Love Is 

もう1曲 You Don’t Know What Love Is  を聴きましょう。

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動画 Fine And Mellow

●珍しいビリー・ホリディの動画(1957年)がYouTubeにあります。

ジェリー・マリガン(バリトンサックス)、コールマン・ホーキンス(テナーサックス)そしてレスター・ヤング(テナーサックス) 

Fine and Mellow“  です。

これを初めて見た時は(色んな意味で)鳥肌が立ちました。

*ビリーとレスター・ヤングの関係は「事実上夫婦同然だった」という説から「敬愛し合っていたが、あくまでプラトニックなものだった」という説まで色々ありますが、まあ、それはいいです。

レスターが吹いている時のビリー・ホリディの何とも言えない表情と眼差しが全てを物語っているように思えます。

ビリーのリズムの乗り方、そして周りのジャズ・ミュージシャン。

ジャズのエッセンスを見ることが出来る映像ですね。

ビリー・ホリディ死の2年前の映像です。

 

◎ビリーとレスターの共演盤で私が好きなのはこれ↓です。メンバーは上の動画とは少し異なるようですが、最後にこの“Fine and Mellow”も入っています。

おわりに

こんな短い紹介ではとても語れないビリー・ホリディですが、
本格的に書こうとすると、なかなか手が出ません。

とりあえず、その一端でもわかって頂けたら幸いです。

*こんな記事も書いています。

メアリー・コクランというアイルランドの歌手を知っていますか?彼女が歌うビリー・ホリディ曲集は感動的です

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