1月31日プレバト俳句・新特待生は大和田獏か?東国原名人の句は?
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
早いもので今日で1月も終わります。
1月最終週・お題は「コンビニのおでん」
●司会とアシスタントはこの二人
●ナレーターは銀河万丈
Contents
出演者
・若槻千夏
・尼神インター・誠子
・河合郁人 (A.B.C-Z)
・大和田獏
・若村麻由美
今夜夏井先生が「感動を覚えた」と言い、新特待生誕生とのこと
過去の実績から言えば、大和田獏か?
河合郁人はムリでしょ^^
特待生
・岩永徹也
・東国原英夫
永世名人への道は厳しい、次元が違うと語る東国原名人10段
査定結果速報
2位 河合郁人
空っぽの コンビニおでん 冬銀河
⇩
直し無し
岩永:「空っぽ」という言葉と「冬銀河」の対比とてもいい。
先生:「コンビニおでん」という長い中7が違和感が無い。
おでんも季語だが、空っぽなので「冬銀河」が(メインの)季語となる。
3位 若槻千夏
彼氏無し おでんがたのしみ からし無し
⇩
彼氏無し おでんがたのしみ 辛子無し
東国原:ダジャレは本来は先生に叱られる句だが・・・
先生:普通はくだらないで終わる句だが、これは偶然独身女性の悲哀を詠み込む句となった。ブツブツと切れる3段切れ、中が8というミスをしているが、「が」が強がりと本音の強調になっている。
からしは辛子と漢字にすると彼氏無しと対応する。
ダジャレの句を初めて褒めた。
4位 若村麻由美
ちくわぶ!と 背伸びし姪の 冬夜かな
⇩
「ちくわぶ!」と 真似て冬夜の 姪っ子は
先生:問題のちくわぶ!だが、やっていけないことはない。ただそれが機能してもらわないと困る。会話ならいっそカギカッコにしてしまうと良い。
「背伸びし」という表現は「大人ぶって」という意味だから実際の動作にしてしまう。
5位 尼神インター 誠子
出汁多め ゆっくり歩く 冬の道
⇩
コンビニおでん 出汁たっぷりに 帰る道
東国原:何の出汁かわからない。
先生:何の出汁かわからないで次に、鍋を持って外を歩いていた、えっ?となる。
意味に行き着くまで時間がかかり過ぎる。はっきりと書くべき。「ゆっくり歩く」と説明しなくてもよくなる。
1位 大和田獏
旅芝居 はねて今宵は 加賀おでん
⇩
直し無し
東国原:素直で味わい深い句になっていると思う。
大和田:「はねて」は芝居がはねてという意味と気持ちがはねてを込めた。
先生:手慣れている、こなれている句。
加賀おでんで地域性、季語、旅情を感じる。「今宵は」の「は」が効いている。
17音でどのように伝えるかをよく分かっている句。
この人は特待生になって充分やっていける。
ーーーという訳で大和田獏が特待生に昇格です。
特待生昇格試験
岩永徹也
煮大根や 円周率の 崩る音
⇩
煮大根や 円周率の 崩るる音
浜田:何を言うてるの?
査定結果:ワンランク昇格!4級へ
先生:楽しい意外性!
その前に1箇所直し、崩るは連体形にしないといけないから「崩るる」となる。
しかし、崩れる→煮崩れる と想像できる。
普通の人は思いつかない、あなたならではということで評価する。
東国原英夫
着ぶくれて 慰安婦像の 銅の髪
⇩
直し無し
東国原:銅像に服を着せることに違和感がある。また銅の髪に歴史が詰まっていることを思った。それを句にした。
先生:この句の評価のポイントは季語「着ぶくれ」の是非。
査定結果:1つ前進
先生:おでんの写真からということだが、発想が飛ばせている。
客観的な事実だけを述べて、そこに作者の主張を託している。
着ぶくれが季語。「銅の髪」という細部の描写に驚いた。
まとめ
大和田獏が手馴れた句で、1位を取って特待生に昇格。
特待生も二人共一歩前進しました。
特に岩永徹也の大根に円周率を当てはめる意外性の句は、とても面白いと思いました。
それに対して東国原名人10段の政治的な句は「無理やり」という感じを受けたのですが、夏井先生は褒めてありましたね。
*東国原句はおでんのことを全く忘れて読めばいいのでしょうね。