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映画「100円の恋」は安藤サクラの演技と新井浩文の存在感が凄い

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

*全ての画像は映画予告編からの引用です。

2019年2月3日:新井浩文逮捕のニュースがあったため追記をしました。
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BSの日本映画専門チャンネルで2014年の映画「100円の恋」を観ました。

いやー、驚きました。

凄い映画ですね。

主人公・一子を演じた安藤サクラがとんでもない演技です。

そして、いま話題の俳優新井浩文の存在感。

 

内容紹介

見ていない方のために、Amazon のDVD紹介記事を引用します。

【解説】
2014年最高の傑作邦画として、観客を熱狂の渦に巻き込み、評論家からも絶賛を浴びて各映画賞を受賞した超話題作。主演女優賞受賞が相次ぐ安藤サクラが女ボクサーとして魂の演技を魅せる! (以下略)

【ストーリー】
32歳の一子は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だった。(以下略)

そして映画の雰囲気を知ってもらいたいので、予告編映像も添付します。

 

みどころ

最初から最後まで、実に面白い映画です。

簡単にプロットに分けるとーーーー

1.一子のひどい生活

32歳(ちなみに処女)のだらしない生活を描く。

身体も醜く太っている。

こんな人いるだろうなと思わせる見事な描写。

2.一人暮らしを始め、100円コンビニでのバイト

奇妙な登場人物たちのおかしさ。

「マジっすか」しか言葉が無い若いバイトの男!

〇芥川賞を受賞した村田紗耶香「コンビニ人間」でも、コンビニで働く人が最底辺の労働者として描かれていたことを思い出します。

3. ボクシングをしている男との不器用な恋の始まりとあっけない終わり。

4.ボクシングを始める一子

ジムの会長、トレーナーなどがリアルに描かれる。

5.プロテストに合格し試合に出ることになる。

見事に絞られた身体。くっきりとした目つき。
 
このボクシング・シーンが素晴らしい。
 
〇女性のボクシング映画として、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」をいやでも思い出します。
 
「ミリオン~」もイーストウッド作品を代表する素晴らしい映画でした。(重いテーマの映画でしたが)
 
しかしボクシング・シーンに関して言えば、「100円の恋」のほうが遥かにリアルにボクシングを描いていました。 
 
息が上がって呼吸ができない。
白目をむいて、血を流す顔。
 
映画の主演女優がここまで醜い顔をさらけ出すことは珍しいのではないか?
 
ボクシングというスポーツの過酷さも描き切っていました。
 
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安藤サクラ

あんどう サクラ
安藤 サクラ
本名 柄本 さくら
生誕 (1986-02-18) 1986年2月18日(30歳)
日本の旗日本東京都
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2007年
配偶者 柄本佑(2012年 – )[1]
著名な家族 犬養毅(曽祖父)
犬養健(祖父)
緒方貞子(再従姉妹)
奥田瑛二(父)
安藤和津(母)
安藤桃子(姉)
事務所 ユマニテ
公式サイト 所属事務所プロフィール
主な作品
映画
愛のむきだし
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
かぞくのくに
0.5ミリ
百円の恋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwikipedia

新井浩文

 

新井 浩文
新井 浩文

生誕 (1979-01-18) 1979年1月18日(37歳)
日本の旗日本青森県弘前市
国籍 韓国の旗韓国[1]
身長 181cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2001年
事務所 パパドゥ[2]アノレ
主な作品
映画
青い春
ゲルマニウムの夜
松ヶ根乱射事件
 ーーーーーーーーーーーーwikipedia
 
 
 
 
 
 
私が新井浩文という俳優を初めて意識したのは「永遠のゼロ」で主人公の岡田准一と敵対するパイロットを演じた姿でした。
 
日本映画(の新作)やテレビドラマを余り見ないので、それまで知りませんでした。
 
三白眼の目つき。
 
不敵な面構えと態度。
 
この人は面白い。さまざまな役が出来る人だなぁと思いました。
 
この「100円の恋」でそのアンチ・ヒーロー的だがどこかかっこいい個性が見事に生かされていました。
 

まとめ

映画が描く世界の面白さと

主演俳優二人の演技と存在感

その両方を過不足なく楽しめる珍しい映画でした。

そして脇役たちもまた面白いという、いい映画の条件を全て満たしています。

監督の武正晴という人は全く知りませんでしたが、若い才能ある監督が次々に現れているようです。

一時は韓国映画(特にソン・ガンホなど)に目が行っていましたが、もうその必要はないようです。

*ソン・ガンホ:「殺人の追憶」「グエムル」などの監督ーーこれはこれで今見直すと面白いと思います。今現在の(セオル号事件以降の)韓国の混乱を予見したような映画だったと思います。
(追記:ソン・ガンホ、「パラサイト」で2019年のアカデミー賞を獲っちゃいました!)

 

追記 (2019/02/03)

新井浩文が容疑者となりました。

その罪状についてはまだ真実が分かりませんので、特に言及しません。

しかし、今新井浩文が出演した過去の映画、これから公開予定の映画にも影響があるという報道を見て非常に違和感を覚えますので、一言追記します。

犯罪を犯した俳優がいてその出演作を見れないようにしたら、キリがありません。

そんなことをしていたら、ほとんどの作品が見れなくなるのではありませんか。

過去作品などを見れなくするのは、過剰な対応です。

自主規制しているのでしょうが、その考え方が日和見です。

もし、強制されるのであれば、報道の自由の侵害ということになります。

見たくない人(見ると不愉快?)は見なければいいだけです。

見たい人には見る権利があります。

(ピエール瀧の事件も同じです)

大体役者なんてくそ真面目な人ばかりがやったら面白くないでしょ!

 

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読んでくださってありがとうございます。またお会いしましょう

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