JAZZという音楽の魅力を中心に

I’m A Fool To Want Youというトーチソングの名曲を色んな人の歌や演奏で聴く

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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I’m A Fool To Want You 
典型的なトーチソングです。

トーチ‐ソング(torch song)

失恋や片思いなどを歌った歌。
[補説]carry a torch for…(…に片思いする)という成句から。
ーーーコトバンクより

タイトルそのまんまな曲です。

この曲には「恋は愚かと言うけれど」という邦題がついているそうですが、
もっとストレートに、英語直訳で

あなたを求めるなんて馬鹿な私

みたいな、歌謡曲のような言い方の方が伝わる気がします。

ベタな失恋ソングだと思うのですが、これが古今のありとあらゆる歌手が歌っています。

またインストルメンタル演奏も結構あります。

こういうベタな曲の方が、やはり歌う人・聴く人の心をつかむのでしょうか?

歌詞

歌詞もタイトルそのままに、「君無しではやっていけない」can’t  get along without you などベタなものですが、アップしておきます。
*ソングライターにFrank Sinatraの名前が入っているのはシナトラが歌う時に詩に手を加えたからです。

歌詞
 
I’m a fool to want you
I’m a fool to want you
To want a love that can’t be true
A love that’s there for others too
I’m a fool to hold you
Such a fool to hold you
To seek a kiss not mine alone
To share a kiss that Devil has known
Time and time again I said I’d leave you
Time and time again I went away
But then would come the time when I would need you
And once again these words I had to say
I’m a fool to want you
Heating me I need you
I know it’s wrong, it must be wrong
But right or wrong I can’t get along
Without you
Time and time again I said I’d leave you
Time and time again I went away
But then would come the time when I would need you
And once again these words I had to say
Take mi back I love you
Heating me I need you
I know it’s wrong, it must be wrong
But right or wrong I can’t get along
Without you

ソングライター: Frank Sinatra / Jack Wolf / Joel S. Herron
恋は愚かと言うけれど 歌詞 © Warner/Chappell Music, Inc, The Bicycle Music Company

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フランク・シナトラ

というわけで一番に名前が出たシナトラの歌を聴きましょう。
1951年といいますから、やはり最も早い時期に歌っているのですね。シナトラ35歳時です。

●シナトラの歌唱もネルソン・リドルの演奏も’51年という時代を感じさせるものでした。

チェット・ベイカー

もうチェット・ベイカーに行きます。
チェットの歌とトランペットです。

 

●チェット・ベイカー(1929-1988、58歳没) 最晩年のアルバム〈heartbreak〉に入っている「アイム・ア・フール」でした。 さっきのシナトラとはずいぶん違いますよね。 勿論時代が違うし、チェットはトランペッターということも大きな違いなんですが、チェットの哀しみのようなものが伝わる歌・演奏でした。
(シナトラもこれを歌った’51年は失意の時期だったようなんですが)
ピアノはハロルド・ダンコ。
*このアルバムのストリングスは死後に後付けされたものですが、そういうことも余り関係無いと思わせるのがチェットです。
アップしたYouTube音源にはストリングスが入っていませんが、上記CDではストリングスがかぶせてあります。不思議なことにどちらもイイです!

ペギー・リー

この辺で女性ヴォーカルで聴きます。
ペギー・リーです。

●ペギー・リーも歌の巧さ、表現力では定評のある実力派ですから、さすがに聞き惚れます。 これを聴くと、この歌ははやはり女性が歌う方が・・・と思ったりします。

このアルバムに入っているものです。

このアルバムは伴奏もジャック・シェルドン(tp)、ハーブ・エリス(g)、ルー・レヴィー(p)など充実した陣容でJazzを聴かせてくれます。

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シェリル・ベンティーン

という訳で続けて女性歌手、現代の歌手、(マンハッタン・トランスファーの)シェリル・ベンティーンの歌を聴きます。

 

●いいですねぇ。 Book Of Love というラブバラード・アルバムに入っています。

 

リンダ・ロンシュタット

あの(本来のジャズ歌手ではない)リンダ・ロンシュタットも歌っていますので、聴きましょう。

●近年ジャズアルバムを何枚も出しているロンシュタットですが、これはそのJazzを歌い始めた頃のものです。
(歌い方はジャズ・ヴォーカルの歌い方ではないですね)
かってのロック&カントリー&ポップスのロンシュタットが好きだった方には、あるいは抵抗があるかもしれませんね。

1987年のアルバム〈’Round Midnight〉からでした。ちなみにオーケストレーション&指揮は最初のシナトラと同じ、ネルソン・リドルです。

ロビン・マッケル

ロビン・マッケルという1976年アメリカ生まれの歌手が歌っているヴァージョン、初めて聴きましたが、これがなかなかイイのです。
ギターがすごく効果的に使われていて、新しい「アイム・ア・フール」になっています。
アルバム・タイトル〈Soul Flower〉とあるように、ソウル&ブルース味が加わっています。2012年
*2006年のデビューアルバムではストレートにジャズ・スタンダードを歌っていたようですが、ここでは一味違うようです。

 

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デクスター・ゴードン

インストルメンタルでの演奏を聴きましょう。

一番に思い出すのはデクスター・ゴードン(テナーサックス)が〈Ballads〉という(コンピ)アルバムで演っていたものです。

 

●デックスらしい、大きな節回しの深い演奏でのアイム・フールでした。
フレディ・ハバード(tp)、バリー・ハリス(p)、ボブ・クランショウ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)    1965年  
もともとは〈Clubhouse〉というアルバムに入っていたものですので両方を紹介しておきます。

アート・ファーマー

懐かしいアート・ファーマーが懐かしいアルバム〈ART〉でこの曲を演っていました。これは昔良く聴きました。(勿論レコードで)
大好きなアルバムです。

ピアノがトミフラことトミー・フラナガンです。このピアノがまた聴きどころなのです。

 

デューク・ピアソン

ピアニスト、デューク・ピアソンがBLUENOTEのアルバム〈Tender Feelin’s〉の中でこの曲を演っていました。インストの最後にそれを聴きます。いいピアノです。

 

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ビリー・ホリデイ

最後はビリー・ホリデイの歌を聴かないと終われません。 晩年(と言っても44歳で亡くなったのですが)のアルバム〈Lady In Satin〉からの1曲です。
I’m A FooL To Want You

●ビリー・ホリデイについてはこのブログでも散発的に書いていますので、重複は避けますが、このもう満足に自分の声をコントロールすることも難しい状態での歌がそれでも人の心に響くものであることは驚くべきことだと思います。

ビリー・ホリデイに、このように歌われると、もう何も言えません。

まとめ

I’m A Fool To Want You という曲をたくさんのヴァージョンで聴きました。
(実はボブ・ディランの歌などもあったのですが、避けました)

新しい人に歌われても、また新しい味わいのようなものがちゃんと表現できる、やはり名曲なのだと再認識しました。

最後まで付き合ってくださってありがとうございました。
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