Unchained Melody という曲:名曲は何度もカバーされる・ライチャス・ブラザーズからガレス・ゲーツまで
◎アンチェインド・メロディー」という曲1955年、刑務所映画『アンチェインド』(日本未公開)の主題歌として、作られたそうです。(アレックス・ノース:曲、Hy Zaret:詩)
それなりにヒットしてその後100以上のバージョンが録音されたとのこと。
タイトルは直訳すると「繋がらない歌」…⇒「解き放たれたメロディ」みたいな感じでしょうか?
◎しかし、私たちの記憶に残るのは、何といっても1965年にライチャス・ブラザーズが録音したバージョンです。
また、そのバージョンは、90年の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌に採用され、シングル・チャートで1位となるリバイバル・ヒットとなりました。
☆そして、また今年現在順次日本公開されているフランス映画「未来よ こんにちは」でも使われています。 現題:L’AVENIR/THINGS TO COME
予告編で流れる「Unchained Melody」を歌っているのは、男女3人組ドゥー・ワップ・グループ、フリートウッズだそうです。
歌詞
Unchained Melody
Oh, my love
my darling
I’ve hungered for your touch
a long lonely time
and time goes by so slowly
and time can do so much
are you still mine?
I need your love
I need your love
God speed your love to meLonely rivers flow to the sea,
to the sea
to the open arms of the sea
lonely rivers sigh ‘wait for me, wait for me’
I’ll be coming home wait for me.http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=38588 より引用
ライチャス・ブラザーズ
ライチャス・ブラザーズの歌唱を聴きましょう。
何度聞いてもいいですね。
何というか、この歌を聴いていると「永遠」という言葉を想います。
「永遠」という奇跡を起こした歌。
*編曲(アレンジ)が最高です。この時のプロデューサーはフィル・スペクターだと思います。
その他2つのバージョン
始めに書いたように100以上のヴァージョンがあるそうなのですが、
ここでは新旧の2つのバージョンを聴きたいと思います。
・プラターズ
・ガルス・ゲーツ
プラターズ
やはりプラターズは巧いです。
まだ女性がいるころのプラターズですね。
*プレスリーもリンダ・ロンシュタットも歌っています。
ガレス・ゲーツ 【この若者の歌・必見!】
そしてもっと新しい人もたくさん歌っているのですが、
その中で一番気に入ったのが、1984年イギリス生まれのこの人でした。
イギリスのアイドル歌手だそうですが・・・うまいですねぇ。
(日本のアイドルもこれくらいの歌唱力が欲しいものです)
これほどの名曲になると、歌いづらい面もあったでしょうが、ガレス・ゲーツ見事に歌いきっていました。
*アレンジはライチャス・ブラザーズ・バージョンのままを踏襲していましたね。それが成功していますね。
しかし、やはり曲がいいからこそ、これらの素晴らしい歌唱が生まれるのだと思います。
最後にーージミー・スコット
最後にがらりと雰囲気が変わりますが2014年に亡くなったジミー・スコット・バージョンをアップして終わりにします。
ジミー・スコットの数奇な人生を思うと、切々と響くものがあります。
これもこの曲の名唱のひとつと言えますね。
ジミー・スコットについては記事を書いています。