2月1日のプレバト・お題は「節分」麻木久仁子、高橋真麻などの女性陣の活躍は?
「17音にどんな思いを込めるのか?」
2月に入って1回目のプレバト・俳句
お題は「節分」です。
ハンディ歳時記で例句を見てみましょう。
節分:冬から春への変わり目、すなわち立春の前の日。
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節分や 灰をならして しづごころ 万太郎
節分の 厠灯して めでたさよ 温亭
節分や 流転重ねし 豆の数 美津夫
出演者
今回女性陣が目立ちます。
・松原智恵子
もちろん「才能あり」発言ありました。
・麻木久仁子
「俳句女王を目指すのも悪くない」と豪語したとのこと。
・高橋真麻
かってと違って、今はすっかり親しまれて高感度アップの高橋真麻ですが、俳句の腕は?(4度目の挑戦だそうです)
・橋本直 (銀シャリ)
前回初挑戦で才能あり1位だった銀シャリの橋本、今回も良い句が作れれば実力!
・宮田俊哉 (Kis-My-Ft2)
Kis-My-Ft2のもう一人宮田俊哉は?
・名人 梅沢富美男
前回は「間違った、自信ない」といいながら昇段を果たした梅沢富美男。
今回は初めから自信を見せる。もう8段になっていますので、師範も見えてきています。
査定結果速報
4位 高橋真麻
鬼退治 赤らめる頬 冬りんご
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鬼退治 豆まく子らの 頬赤し
梅沢名人:節分に「冬りんご」はおかしい。
先生:ほんとにその通り。
子供の頬を冬りんごと喩えた時点で凡人確定。
季語は「冬りんご」なのだがそれは比喩。よって力が無い季語となる。
直したところで凡人のハシッコに掛かる程度。
3位 麻木久仁子
鬼の目の 福は内なり 笑み映し
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鬼の目の 内に笑みあり 福は内
名人:意味が良く分からない。
先生:分かりにくい理由は語順にある。
読みてがこんがらがる。
「内」を入れたい訳ね。つまらない工夫をどうも。
2位 宮田俊哉
鬼退治 勝利の子らの 息白し
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鬼退治 終え子供らの 息白し
筆者:絶対に要らない言葉が一つあるとのこと、「勝利」じゃないですかね。「退治」があるから。
名人:勝利という言葉が無駄なのよ!
先生:その通り!名人エライ。イイ所まで来ているのに、退治と勝利の意味のかぶりが勿体無い。
5位 橋本直
前回1位が今回は最下位。
逞しき 豆から伝う 鬼は外
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豆を打つ 力逞し 鬼は外
橋本:最下位の説明は恥ずかしい!
名人:意味が分からない
先生:「逞しき」は連体形、「逞しき豆」となる。意味が伝わらない。
1位 松原智恵子
節分の 豆煎る母の 袖を引く
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節分の 豆煎る母の お袖引く
先生:素直に言葉を紡いでいる点を褒める。
「袖を引く」という慣用句で「勧誘」の意味がある点がちょっと悩ましい。
松原が口にした「お袖」という上品な言葉を使う!
■特待生昇格試験
名人8段 梅沢富美男
「フジモンみたいな子供の句専門に負けてたまるか!」と。
春待つや 恵方知らせる 店の声
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春待つや 恵方を告ぐる 店の声
査定結果は現状維持
先生:言葉選びが雑。
いい所はもちろんある、しかし
「知らせる」という動詞の選び方が雑。
もっとおごそかに。「告ぐる」という文語を使うことで、それが出来る。
梅沢名人、「なっちゃん!フジモンとか東国原には『子供によく分かる』と言うじゃん!どこが違うんだ」と吠える。
先生から「子供をバカにする人だったんだ!」とたしなめられて・・・撃沈
*確かに原句と添削句では格が変わりますね。