1/18のプレバト俳句・お題は「犬と雪」東国原とフルポン村上両名人が共に昇格となりました
1月18日のプレバト
番組HPには次のように予告してあります。
「俳句の才能査定ランキング」は番組初の大波乱に・・・号泣!歓喜!驚きの連続!
お題は戌年にちなんで「犬と雪」。
過去2回とも凡人の麒麟・川島明、中田喜子に続き女性二人目の特待生入りを狙う柴田理恵、「カフェで5時間考えた」というA、B、CーZの橋本良亮(りょうすけ)が参戦。(中略)
特待生昇格試験に挑むのは、梅沢富美男を追う東国原英夫、名人に上がったとたんにスランプ気味の村上健志。
どんな査定になったのか?
査定するのはお馴染み 夏井いつき先生
Contents
出演者
・川島明(麒麟)
・柴田理恵
・橋本良亮 (A,B,C-Z)
・大和田伸也
・白石糸 (女優「コウノドリ」)
・名人 村上健志(フルーツポンチ)
・名人 東国原英夫
例によって、引き続きここで査定結果を速報します。
俳句の才能・査定結果速報
4位 橋本良亮 (51点)
スタバで5時間・・・考えたそうです。
4位で51点とは高得点!と皆が騒ぐ。
雪の声 嗅ぎつけはしゃぐ 犬の声
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犬はしゃぎだす 雪の声匂いくる
橋本:先生がリフレインが好きじゃないですか。「声」をリフレインさせました。
東国原名人:スタバで俳句を作っている自分に酔っているんでしょうね^^
先生:原因→理由(結果)を述べて散文的な作となっている。
3位 大和田伸也 (65点)
「お題の写真を見て頭が飛んだ!丁度17年連れ添った愛犬、柴犬のペロが死んだところだった。写真を見て涙が止まらない」と語る。
雪よ降れ もいちど見たし ペロよ跳べ
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雪よ降れ ペロよあの日の 雪に跳べ
ペロを見たことがあるという柴田理恵が同情して号泣する。
大和田も泣く。
先生:心情は十分伝わる。
上5と下5がいい。呼びかけと命令に作者のこころが伝わる。
惜しいのは、中7が作者の心情の説明になっている。
雪をリフレインさせる。(さっきと違う効果的なリフレイン)
大和田感激、ペロの追悼大会になってしまった。
2位 柴田理恵 (70点)
老犬の 寝息愛しき 夜半の冬
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夜半の冬 しんしん 老犬の寝息
東国原名人:「愛しき」が惜しいのでは?
先生:「夜半の冬」が季語
作者の思いは伝わる。「愛しき」は余計、オノマトペを使う。
愛しい思いは読者に流れ込むように。
5位 川島明 (50点)
5位でも50点、川島は3回連続50点だとのこと。
寒犬や ふたりぼっちで 銀世界
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寒犬と 僕だけが立つ 雪の原
村上名人:「言っていることが分かる」から一歩もはみ出ない。
先生:センスが無い訳じゃない、ただ「ふたりぼっち」が何と安易な!なんて幼稚な!
1位 白石 糸 (72点)
初登場で1位。
かくれんぼ 見えるしっぽと 冬青の実
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直し無し
先生:さりげないがいろんな技術を使っている。展開がうまい。「見える」は普通は説明になって要らないが、ここでは映像となっている。
■ここから特待生昇格試験
名人初段 村上健志
オルゴールの ネジ巻く妊婦 窓の雪
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直し無し
東国原名人:村上ポンチくん節ですね!
先生:ポイントは語順が成功しているか。
結果、1ランク昇格、名人2段へ
それぞれの言葉がていねいに映像を描いて作り上げられている。
「窓の雪」とするか「雪の窓」とするか、そのあたりも慎重に考えられている。
名人4段 東国原英夫
柩追う 犬ごと攫う 雪しまく
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直し無し
東国原:大和田さんと逆。主人が亡くなっている。
先生:ポイントは「攫う」の擬人化が成功しているか。
結果、1ランク昇格、名人5段へ!
バランスがいい!よくこれだけの情景を17音に詰め込んだ。
言葉の経済効率の良さをまず褒めたい。
「攫う」という擬人化、難しいのだが、映像と心情を見事に表現した。
心から褒める。
まとめ
東国原英夫と村上健志、2人の名人が昇格しました。
東国原の句はいつも感心することが多いのですが、今回も本当に見事です。
こんな句は簡単には出来ません。
それに対して村上の句は私にはピンときません。確かに村上ワールドを作っていますが、どこまで共感できるか戸惑いを感じました。
そこが東国原句との違いでした。
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◎俳句とは関係ないのですが
以前犬にまつわる思い出を書いていました。
よかったら読んでください。
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★読んでくださってありがとうございました