ジャズの名盤:サックス編:デクスター・ゴードン、アート・ペッパーなど
サックスの豊穣な世界へようこそ。
サックスはトランペットと共にフロントの花形楽器のひとつですね。
サックスといっても、ソプラノ>アルト>テナー>バリトン とあるので、一つの記事に書くことは無理があるんですが、
ここでは最も多く演奏されるアルトとテナーサックス奏者を9人紹介したいと思います。
画像出典サイト:http://www.altosaxlesson.com/ad2/3set/
Contents
- 1 There Will Never Be Another You/ デクスター・ゴードン
- 2 There Will Never Be Another You/ フィル・ウッズ
- 3 And When We Are Young(若かりし頃)/ フィル・ウッズ
- 4 Wendy/ ポール・デスモンド
- 5 Deep In A Dream / アイク・ケベック
- 6 Stars Fell on Alabama /キャノンボール・アダレイ – (1959)
- 7 RECADO/ バルネィ・ウィラン
- 8 Autumn Leaves/ アート・ペッパー
- 9 Blue Bossa / アート・ペッパー
- 10 Blue Bossa / デクスター・ゴードン
- 11 Song From The Old Country/ ジョージ・アダムス=ドン・プーレン・カルテット
- 12 【まとめ】
There Will Never Be Another You/ デクスター・ゴードン
Dexter Gordon (ts), Kenny Drew (p), Niels-Henning Orsted Pederson (b), Albert “Tootie” Heath (ds)
Album:”Dexter Gordon / The Montmartre Collection”
Recorded: Copenhagen, July 20 & 21, 1967.
デクスターのスィングはいつ聴いても「骨身に染みる」感じです。
There Will Never Be Another You/ フィル・ウッズ
↑同じ曲をアルトのフィル・ウッズの演奏で。
Phil Woods (as), Burt Collins (tp), Nat Pierce (p), Barry Galbraith (g), John Drew (b), Gus Johnson (ds)
Album:” Phil Woods / Young Woods “ 1957年
And When We Are Young(若かりし頃)/ フィル・ウッズ
そのフィル・ウッズがヨーロッパに移って Phil Woods and His European Rhythm Machine 名義で吹き込んだ〈Alive And Well in Paris〉1968年
から聴きましょう。
ちょっと長いですが、いい演奏です。フランス最強のリズム隊も素晴らしい!
フィル・ウッズ(as)、ジュルジュ・グランツ(p)、アンリ・テキシェ(b)、ダニエル・ユメール(ds) (このフランス人3人の名前は覚えておくといいです)
アルバムを紹介しておきます。
Wendy/ ポール・デスモンド
やはり大好きなポール・デスモンドを聴きます。
晩年の演奏になりますが、1975年トロントでのライブ、〈Paul Desmond Quartet Live〉から。このアルバムに収められた曲、全て好きなのですが、1曲目の〈Wendy〉を。
Paul Desmond – sax、Ed Bickert – guitar、Don Thompson – bass
Jerry Fuller – drums
Deep In A Dream / アイク・ケベック
from the album of ”Leapin&Lopin /Sonny Clark”
このアルバムのサックスはCharlie Rouseなのですが、この1曲のみ、テナーがIke Quebec(アイク・ケベック)に替わります。タイトルのように深いバラード演奏です。
ちなみに、このアルバム31才の若さで亡くなったソニー・クラークのラスト・アルバムです。(死因は麻薬のOD)そう思って聴くと葬送曲のようにも・・・ (1961年)
Stars Fell on Alabama /キャノンボール・アダレイ – (1959)
「アラバマに落ちた星」
Cannonball Adderley (alto sax), Wynton Kelly (piano), Paul Chambers (bass), Jimmy Cobb (drums) これはマイルス・クインテット・メンバー。
⇒キャノンボール・アダレイはこちらにも書いていますので、どうぞ。
RECADO/ バルネィ・ウィラン
フランスのサックス奏者として一番活躍したバルネ・ウィランのアルバム〈Sanctuary〉から1曲目…こういう”リカード”もイイ。
Barney Wilen(sax),Philip Catherine(guitar),Palle Danielsson(drums)
フランスのサックス、一味違います。
Autumn Leaves/ アート・ペッパー
from the album”The Way It Was”
ペッパーの「枯葉」は一味違います。
Blue Bossa / アート・ペッパー
ペッパーをもう一曲、アルバム〈Among Friends〉から。1978年
Art Pepper(alto sax),Russ Freeman(piano),Bob Mugnussen(bass),Frank Butler(drums) うーん、かっこいいです。
Blue Bossa / デクスター・ゴードン
また、デクスターで同じ〈Blue Bossa〉。アルバム”Biting The Apple” 1976
D.Gordon(ts),Barry Harris (p),Sam Jones(b),Al Foster(ds)
ゴードンはスィングがゆったりと大きくなりますね。
*ジャケ写真が全く違いますね。これは〈Ballads〉というコンピ盤のジャケですね。
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最後にgeorge adams=don pullen quartet (ジョージ・アダムス=ドン・プーレン・カルテット)のMt.Fuji Jazz Festival (1987年)での
Song From The Old Country/ ジョージ・アダムス=ドン・プーレン・カルテット
を聴きましょう。このライブ自体はCD化されていませんが、これを聴いてジャズファンになった人も多いという名演奏です。
この映像約15分ありますが、是非通して見て、聞いてください。
何というかジャズという音楽の楽しさの原点みたいなところがあります。
それが日本のジャズ・フェスというのも嬉しいですね。
アダムス(ts)、プーレン(p)、リッチモンド(ds)それぞれの凄さに唸ります。
アダムスもプーレンもダニーもみんな死んでしまいました。
【まとめ】
とても書ききれなかったと思いましたので、
この後あらためて、
を書きましたので、良かったら参照ください。