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ジャズ初心者のみなさんにおすすめの6曲〈これを聴けばあなたもJAZZが好きになる〉

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

 

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【これからジャズを聴こうという方へ】

余計な事かもしれませんが、ジャズを聴くにあたってのポイントを一つだけ。

あなたの耳を信じてください

逆に言えば、人の言うことを余り信じないように

あなたの耳と感性が「これはいい!」と思ったモノを深堀りしてください

特にジャズ(やクラシックのように)楽器だけで演奏される、抽象性が高い音楽では頼れるのは自分の耳と感性だけです。

あなたが「いい!」と思ったものが、あなたにとっていい音楽です。

だから

私のことも余り信用しないように^^

私はただ、あなたがいいモノを見つける手助けをしたいだけなのです。

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ニセモノではないホンモノのJAZZで、

しかも聴き易いというものをご紹介したいと思います

そして、他でよく紹介されている、ありきたりなものではないものを。

ひとつでも「いいな!」と思える曲があったら、嬉しいです。

1曲も「いいな」がなかったら

あなたはJAZZに向いていないのかもしれませんよ。

For Cynthia(シンシアのために): デヴィッド・マレイ・カルテット

album:〈Shakill’s Ⅱ〉

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マレイが吹くこのメロディまるで日本の歌謡曲のようですね。
そのせいで、まるでムード・ミュージックのように聴こえるかもしれませんが、内容は立派なジャズです。

メンバーは
David Murrey (テナーサックス)

Don Pullen(オルガン)--プーレンはピアニストですが、ここではオルガンを弾いています。

Stanley Franks (ギター)

Andrew Cyrille (ドラム)

*オルガンがベースラインを弾くため、ベーシストがいません。

*女性の名前がタイトルになっている曲にいい曲が多いようです。
 その代表がビル・エヴァンズの〈Waltz For Debby〉でしょうね♪

 

BLUE BOSSA ブルーボッサ : トミー・フラナガン・トリオ

さて、次の曲はBLUE BOSSAです。

この曲は有名ですから皆さんもご存じかもしれません。

トランぺッターのケニー・ドーハムが作った曲です。 1963年のジョー・ヘンダーソンの「ページ・ワン」→というBLUENOTEのアルバムで最初に演奏されました。 余りにいい曲だったので、その後多くのミュージシャンに演奏されることになりました。
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だから、もうたくさんの良い演奏があって迷いましたが、 ジャズ界のジェントルマン、Tommy Flanagan トミー・フラナガン(1930-2001)の’77年のスイス、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブにします。 CDの他に、この映像はDVDにもなっています。

 

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実に端正な演奏です。
フラナガンは「名盤請負人」と言われているほど、多くのプレイヤーのアルバムでピアノを弾いている名人です。
このトリオでの演奏も、背筋がしゃんと伸びた、本当にフラナガンらしい演奏です。この人の端正な生き方が演奏に現れているといっても過言ではないと思います。

Tommy Flanagan – piano
Ketter Betts – bass
Bobby Durham – drums

CLAUDIA  クラウディア: IRAKERE 

次のバンドはIRAKERE イラケレです。
キューバのバンドです。ジャズの記事で紹介されることは余りありません。
しかしその実力は高く評価されています。

リーダーのピアニスト、チューチョ・ヴァルデス。サックスのパキート・デリヴェラ、トランペットのアルトゥーロ・サンドヴァル など個人の力量も高いものです。ベスト盤からですが、Claudiaクラウディア(また女性の名前)を聴きたいと思います。
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このロマンティックな演奏ではアルトゥーロ・サンドヴァルのトランペットが大きくフューチュアされています。

あるいは「これってジャズ?」という方もいるかもしれませんね。
それは「ジャズ」をどう定義するかという問題ですが、
心配いりません。キューバ人が演奏する立派なジャズです。

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First Song (for Ruth)ファーストソング :スタン・ゲッツ&ケニー・バロン

テナーサックスの巨人、スタン・ゲッツの遺作〈People Time〉からの1曲です。
ピアノのケニー・バロンとのデュエットで演奏されています。1991年の録音です。
この曲はベーシストのチャーリー・ヘイデンが奥さんのルースに捧げた曲です。

この2枚組アルバム全14曲はどれも素晴らしく、感動を誘うものです。
現在はコンプリート盤も出ているようですが、この14曲が素晴らし過ぎるのでコンプリート盤に手を出す気にはなりません。

コペンハーゲンのクラブ・モンマルトルという所でのライブ録音です。

 

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Complete Version

Complete Version

Samba Tzigane (サンバ・チガーネ):ダスコ・ゴイコヴィッチ

 

つぎはユーゴ出身の哀愁のトランペット、ダスコ・ゴイコヴィッチの演奏を聴きましょう。 タイトル曲 サンバ・チガーネ。

ヨーロッパ人たちがやるブラジル音楽なのですが、そのバルカン的、ジプシー的哀愁が、ラテンの哀愁とうまく重なっているように感じます。

 

Laura ローラ :クリフォード・ブラウン(ウイズ ストリングス)

余り多くてもお腹一杯になるでしょうから後1曲にします。

最後は古い演奏になりますが(1955年録音)、夭折した天才トランペッタ―、クリフォード・ブラウンのウイズ・ストリングスから、(また女性の名前ですが)「ローラ」というきれいな曲です。

最後と言いましたが、

もう1曲追加します。

女性の名前が入った曲をアップしていたら、どうしてももう1曲入れたくなりました。

純粋にjazz曲とは言えないかもしれませんが^^

 

Beautiful Maria of My Soul/ ジョン・ピザレリ

B さん
何か、女性の名前が入った曲特集みたいになってません?
A さん
ははは、結果的にそうなっちゃったね。 
B さん
6曲中4曲に女性の名前入ってます

 

A さん
 こうなったら、私の好きなアルバムからもう1曲
A さん
女性を代表する名前、マリアが入った曲、ジョン・ピザレリの「わが愛しのマリア」 
B さん
それってジャズじゃないのでは?
A さん
 そうかもしれないけど、やっているピザレリがジャズの人ということで仲間に入れてください。
まあ、こういうのが入口でもいいんじゃない?
B さん
なるほど、余り固く考えないで…ということですね。いい曲はいいと。
A さん
 はい、そうです。
このCDです。

Beautiful Maria of My Soul/ John Pizzarelli

=ピザレリが歌うもの、YouTubeにありましたが、コンディションが良くないので、代わりに映画のサウンドトラックをアップすることにします。
ピザレリのヴァージョンはいつかどこかで聴いてみてください^^

【まとめ】

6曲+1、 比較的新しい録音から選びました。

そして、いわゆる「ジャズの名曲」として、有名なモノは敢えて避けて、余り知られていない「名曲」を選びました。

その結果、ジャズらしくない曲も入っていますが、このような曲からジャズに入門するというのも、アリだと思うからです。

1曲でも気に入って頂けたら幸いです。blog doc.coffee-cup-

 

————————それでは、また、お会いしましょう♪

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