11/8のプレバト・夏井先生ご立腹「今回は失敗の見本市?」お題は「京都の渋滞」
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
11月第2週の
プレバト、俳句の才能査定ランキング
お題は紅葉の「京都の渋滞」の写真。
Contents
出演者
・森公美子
・あべ静江
・的場浩司
・雛形あきこ
・平野ノラ
特待生は
・千原ジュニア
・中田喜子
「女性初の名人になりたい!」と声を震わせる中田
しかし、夏井先生ご立腹とのこと→「今回は失敗の見本市」
査定結果速報
2位 雛形あきこ
秋夕や 続く尾灯に 父想う
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夕ぐれの 尾灯に父を 想う秋
先生:秋夕という言葉はあまり使わない。季語。秋の夕でもいいのだが「や」で強調したかったのは分かる。
意図を聞くと父の思い出と分かったので語順を変えた。
「想う」も俳句では要らない言葉だが、作者の意図を尊重する。
4位→3位 平野ノラ
燃える京 特等席や 秋舞台
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渋滞を 特等席と して紅葉
千原ジュニア:「秋舞台」って何ですか?
先生:知らない人は、京都の火事を特等席で見物している?と勘違いする。
秋舞台って何?論外!
燃えるが紅葉とは陳腐の極み。
添削のようにすることで、言いたいことは無理やり伝わる。
3位→4位 森公美子
変わらぬ景 うつむき見たり 草紅葉
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渋滞の 窓より愛でん 草紅葉
先生:変わらぬ故郷の景のことかと思った。その故郷への心情を詠んだ句かと思った。
森公美子が説明した渋滞の車の中から見た、ということなら、、、間違いなく才能なし。
平野ノラより下。順位入れ替え!
渋滞とはっきり書くしかないでしょ!(先生立腹)
一からやり直しましょ。
◎今週のトッカッータとフーガ(チャララー~)は↓
5位 あべ静江
恋紅葉 届かぬ想い もどかしく
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届かない 恋よ紅葉よ 青空よ
届かない 恋よ紅葉よ 清水よ
中田喜子:先生から「恋はもどかしいものでしょ」て言われそう。
千原ジュニア:「恋紅葉」ってなかなかに「秋舞台」ですよ。
先生:特待生二人の言葉を基本として押さえたい。
想いももどかしいも要らない。
下5は色々と展開できる。何を入れても良い。
1位 的場浩司
渋滞の 窓コツリ京の どんぐりか
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渋滞の 窓打つ京の どんぐりか
的場:自分の体験を詠んだだけ。
先生:よく書けている。「渋滞の窓」で状況を説明できている。
一点悩ましい中8を解消したいなら、添削句のように。
「打つ」にしたことで「か」が活きてくる。
特待生昇格試験
千原ジュニア
秋日和 和日傘回す MAIKOSAN
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MAIKOSANに なりきり秋の 和日傘を
千原:外国人が体験舞妓をよくやっている光景を見る。
中田:日傘は夏の季語 和日傘になるとどうなるか?
査定結果は現状維持
先生:季語の扱いが雑!
「秋日和和日傘」と字面の楽しさも分かるが・・・
発想はジュニアらしさが出ているが。
中田喜子
渋滞追ひ越す 八坂の冬鴉
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渋滞の頭上 八坂の冬鴉
査定結果は現状維持
先生:いいところまで攻め込んでいるのだが。
渋滞と冬鴉の対比は見事。八坂という地名を冬鴉に持ってくる巧さ。
問題は、作者の位置が不明確なこと。
作者は渋滞の車の中にいることを明確にする。
諸悪の根源は「追ひ越す」だった。
勿体無い。
中田喜子「あっーーーー」と泣く!
◎以上の結果でした。
中田喜子の句の添削
は非常に納得がゆきました!
◆2018年になってからの放送分まとめはこちらです。