6月21日プレバト・お題は「あじさいとバス停」梅沢富美男、村上健志両名人昇格なるか?
【特記無き全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
6月21日のプレバト・俳句の才能査定ランキング
お題は「あじさいとバス停」の写真です。
Contents
出演者
・安東弘樹 (元TBSアナウンサー)
・森公美子
・田中要次
・吉本実憂
・二階堂高嗣 (Kis-My-Ft2)ーー15回目の挑戦!
特待生昇格試験
・村上健志 (名人4段)
・梅沢富美男 名人8段
前回9段→8段に降格した梅沢。
その次の回に東国原英夫が9段に昇格しましたので
自らを「ミスター・プレバト」と呼ぶ梅沢富美男はトップの座を奪われ、2番手となっています。
今回は気合が入っているはずです。
査定結果速報
3位 田中要次
田んぼ海 四ひらの島に バス港
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田んぼは海 紫陽花は島 バスは船
四ひら:紫陽花の別名。
梅沢名人:(ひたすら謙遜しながらも)俳句になっていないと思いますよ。
先生:これだけ比喩を使うと難しいこと。田んぼ海は乱暴。
「四ひら」も使いたかったのだろうが、ムリがある。ここは素直に紫陽花で良かった。
2位 森公美子
雪国の 青き紫陽花 バスを待つ
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紫陽花は 雪国の青 バスを待つ
先生:語順がもったいない。雪国がアタマに来ると、読む方はそのイメージにとらわれる。主役の紫陽花が生きるような語順を。
4位 二階堂高嗣
白南風や 袖連ねるや 故郷へ
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白南風や 祖母の故郷へ 袖連ね
先生:「袖連ねる」は慣用句で手垢のついた言葉、これに「や」を付けてる。
下5に「袖連ね」として入れれば慣用が弱まる。
それから、そもそもルビは打たなくてよい。(ルビを打つのはよほど特殊な読み方の場合)
5位 安東弘樹 5点
史上最低タイの5点!
夏を告ぐ 紫隠して 雪の下
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夏告ぐる 紫咲かせたる 大地
梅沢名人:季語が二つ入っている
先生:それぞれの言葉は分かるが、全体としては分からないという5点句。
季重なりは、まず雪を消す。
1位 吉本実憂
夕立晴れ 二時間待ちの 帰郷シーン
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直し無し
先生:キレイに作りましたね。自分の体験をキチンと書くと直す必要のない句になる。
特待生昇格試験
村上健志 名人
林道の 朽ちし廃バス 額の花
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林道に 廃バス錆色に 紫陽花
先生:ポイントは中7の「朽ちし」
査定結果:現状維持!
先生:映像として想像ができる点は買う。さすが名人。
「錆び色」と言いいましたね。それを何故書かない!
錆色を入れれば対比として紫ー紫陽花を入れたほうが良くなる。
梅沢富美男 名人
曇天に 俯く北の 濃紫陽花
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北国の 曇天 俯く 濃紫陽花
先生:評価のポイントは「北」です。
査定結果:現状維持!
先生:言葉選びが甘い。
雪国を避けて「北の」としたのだろうが、曖昧になった。ここははっきり北国としたい。
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■梅沢、村上両名人とも現状維持の結果でした。