懐かしい50年代60年代の映画音楽ベスト10・『女と男のいる舗道』など
キャッチ画像はYouTubeより引用(「女と男のいる舗道」アンナ・カリーナ)
映画音楽ベスト10です。
ただし少し古いです。
ほとんどが50年代、60年代の映画です。
(一番古いのが「慕情」の1955年、新しいのが「おもいでの夏」の1971年だと思います。)
Contents
ベスト10(一覧表)
早速一覧表で発表です。
映画題名/ 監督/ 主演/ 主題曲作曲者/ 歌手・楽団
1 | ひまわり | V・デ・シーカ |
ソフィア・ローレン |
ヘンリー・マンシーニ | ヘンリー・マンシーニ楽団 |
2 | 女と男のいる舗道 | J.L.ゴダール | アンナ・カリーナ | ー | ロベール・モノー楽団 |
3 | 太陽がいっぱい | ルネ・クレマン | アラン・ドロン マリー・ラフォレ |
ニーノ・ロータ | ー |
4 | 太陽はひとりぼっち | M.アントニオーニ | アラン・ドロン モニカ・ヴィッティ |
ジョバンニ・フスコ | コレット・テンピア楽団 |
5 | おもいでの夏 | ロバート・マリガン | ジェニファー・オニール | ミシェル・ルグラン | ー |
6 | 慕情 | ー | ウィリアム・ホールデン ジェニファー・ジョーンズ |
サミー・フェイン | マット・モンロー |
7 | 避暑地の出来事 | ー | トロイ・ドナヒュー サンドラ・ディー |
マックス・スタイナー | ヘンリー・マンシーニ楽団 |
8 | 太陽の下の18才 | ー | カトリーヌ・スパーク | ー | ジャンニ・モランディ |
9 | ガラスの部屋 | ー | レイモンド・ラブロック | ー | ペピーノ・ガリアルディ |
10 | アイドルを探せ | ー | ミレーヌ・ドモンジョ シルビー・ヴァルタン |
ー | シルビー・ヴァルタン |
●それでは1曲づつ聞いていきます。
ひまわり
これほど映画と音楽がともにシンクロして、観る人の感情を揺さぶる作品は余り無いのではないでしょうか?
主演の二人、ソフィア・ロレーンとマルチェロ・マストロヤンニの他にもう一人、ロシアのリュドミラ・サベーリエワが印象的でした。
女と男のいる舗道
ヌーヴェル・ヴァーグ映画の傑作
ベース音が効いたこの曲は、主演のアンナ・カリーナがジュークボックスでかけるというシーンで流れたと憶えています。映画のイメージとのギャップが新鮮でした。
1.勝手にしやがれ
2.アルファビル
3.女と男のいる舗道
太陽がいっぱい
永遠の青春映画です。
ルネ・クレマン監督。ニーノ・ロータ音楽。
太陽はひとりぼっち
このテーマはアルトサックスだったんですね。
それにしても、アラン・ドロンのようなタイプの俳優はもう出てこないでしょうね。
時代がこのようなハンサム・ガイを要求していないということもあるでしょうか。
おもいでの夏
〈Summer Of ’42〉が映画のタイトルで曲は〈The Summer Knows〉でした。
ミシェル・ルグランの曲です。
ルグランはこういう仕事をさせたら天才です。
「シェルブールの雨傘」の I Will Wait For You も同様です。
慕情
曲は Love is a many splendored thing
ナット・キング・コールが歌うこの歌が最も有名でしょうか。
香港が舞台でしたね。(・・・ペニンシュラホテル)
避暑地の出来事
映画も音楽も原題はA Summer Place なのですが
映画は「避暑地の出来事」・音楽は「夏の日の恋」という邦題でした。
ヘンリー・マンシーニ楽団が演奏するメロディはまさにA Summer Place
で、ぴったりでした。
イノセントなアメリカの時代でした。
太陽の下の18才
曲は「サンライト・ツイスト」Go-Kart Twist(ジャンニ・モランディ)
*映画は3流映画でしたが、それが却って懐かしいです。主演はカトリーヌ・スパークでした。
ガラスの部屋
これもイタリアの3流映画。3角関係を描いて、深刻ぶっているだけタチがよくないかも^^
ペピーノ・ガリアルディが歌う主題歌は、今は「ヒロシのテーマ」
として有名ですね。
ヒロシです。ヒロシです。ヒロシです。ヒロシです。
アイドルを探せ
これはアイドル映画でした。もしかしたらアイドル映画の多くがそうだったように、曲(大ヒットした)が先にあって映画が出来たのかもしれません。
(*最後なので、そんなのも混ぜました)
動画でも分かりますが、シルビー・ヴァルタンの前歯にスキマがあるのが可愛かったです。
それにしても細いですね。
シルビーは、この映画にも出ていた同じフランスの人気歌手だったジョニー・アリディと結婚し、その後離婚しました。
まとめ
50年代~60年代の映画主題曲から10個を選びました。
◯こういうのは、もう「思い入れ」ですから、かなり個人的にならざるを得ません。
それぞれ、もっと違った個人的思い入れの曲をもってあることと思います。
◯ところで、このあともっと新しい映画で、同じことをと思ったのですが、素晴らしい映画はいくらでも思いつくのですが、それに見合う主題曲を持った映画となると、ここに挙げた50年代60年代ほど、印象的なものがなかなか見つかりません。
◯思いつくのは「スタンド・バイ・ミー」「オー・プリティ・ウーマン」「アンチェインド・メロディ」(←ゴースト・ニューヨークの幻)といったオールディーズのリバイバルソングばかりなのです。
これは一体どういうことなのか?
筆者の感覚が時代とズレてきたから?
それもあるでしょうが、そればかりではないような気がします。
◯’80年代以降には、完全な音楽映画「ラ・バンバ」「マンボキングス」「アマデウス」などの印象に残る映画もありました。
★★★見て頂いたことに感謝します★★★
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