プレバト俳句・1月16日お題は「1月の浅草と着物」梅沢富美男名人がナイスコメント連発
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
1月16日は正月らしく、着物をこよなく愛する芸能人集合
お題も「1月の浅草と着物」
Contents
出演者
着物が似合う人ということで女性ばかり5人です。
・市川由紀乃
・近藤サト
・高畑淳子
・波乃久里子
・星野真里
特待生
・ミッツ・マングローブ
・梅沢富美男
梅沢富美男名人が秀句を作り褒められるようですよ。
浜田が「たぶん今日死ぬ」というのは?
査定結果速報
3位 市川由紀乃
着衣始め 母娘で歩む おさんば道
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着衣始め お産婆稲荷を 母と吾と
梅沢名人:中7が無駄がある。歩むは不要。
先生:おっちゃん正しい!
「着衣始め」という難しい季語に挑戦している。勉強している。
お産婆は漢字で書き、かつ稲荷を入れた方が正確になる。
4位 高畑淳子
母に見え 冬羽織着た 鏡の我
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母と見まがう 鏡に冬羽織の 吾よ
梅沢富美男:これも中7に無駄がある。「着た」は不要。
先生:おっちゃんの言う通り。
「母に見え」は2つの意味が推察されるので、はっきりさせた方が良い。
詠みたい内容がリズムを決める。5・7・5にこだわり詠みたい内容が伝わらないのが一番まずい。その時は字余りも使って言いたいことを書く。
2位 星野真里
はたはたと はたかれており 春小袖
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はたはたと はたかれ 春小袖の皺は
梅沢名人:「はたかれており」が分からない。
先生:おっちゃん正しい!今日は冴えている。
浜田:今日死にますよ! (がここで出ました)
先生:何をするためにはたくのか。→皺を取るため、そのキーワードを入れる!
最後の「は」で余韻を作る。字余りの効果。
5位 波乃久里子
寒空や レンタル晴着 ツンツルテン
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浅草寒空 レンタル晴着の つんつるてん
ここでも梅沢名人がナイスコメント。
先生:ツンツルテンを片仮名で書くとレンタルとぶつかる。平仮名で書けばいい味が出る。そして浅草という場所を入れるだけでぐっと良くなる。
1位 近藤サト
落椿 爪皮の 紅きを妬む
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直し無し
先生:面白い視点。最後の妬むという言葉がインパクトがある。
「爪皮の紅きを妬む落椿」とすれば5・7・5で出来るのに、それを敢えて5・5・7の調べとしていることが読み手の心をゾワゾワさせる。
この演出をすることで、女が女を妬む心情を読める句となっている。
特待生昇格試験
ミッツ・マングローブ
抜き衿寒し 酔客の うしろ影
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直し無し
査定結果:1ランク昇格!1級へ
先生:これも5・7・5を逸脱している。
が、見事な臨場感がある句となっている。
梅沢富美男
爪革の 紅のさくさく 霜柱
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直し無し
査定結果:一つ前進!
先生:これはきちんと5・7・5におさまって気持ちいい。
さくさくの所に「壊す」とか「歩く」とかの動詞を入れたくなるがそれは要らない。
「さくさく」というオノマトペは3つのことを伝えている。
(霜柱を壊す)音、動作、感触をさくさくで伝えている。
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★ナイスコメントを連発した梅沢名人が昇格試験でも一歩前進しました。
ミッツも昇格し名人まであと一歩となりました。