1/24のプレバト俳句・お題は「冬の自動販売機」特待生、松岡充の昇格試験は?

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
2019年1月24日のプレバト
俳句の才能査定ランキング
お題は「冬の自動販売機」
Contents
出演者
・加藤登紀子 (3回目の挑戦)
・三遊亭好楽
・田中道子
・中山優馬
・松尾 (チョコレートプラネット)
特待生
・松岡充
・梅沢富美男 名人10段
永世名人を目指すがこのところ足踏みが続く梅沢名人
査定結果速報
3位 中山優馬
雪の夜 ハンドル寄せた あの灯り
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雪の夜の ハンドル寄せる 灯りかな
中山:ドライブ・デートを詠んだ。しかし実体験ではない。
先生:ドライブに行った発想はとてもいい。
しかし「た」と「あの」が問題点。ハンドルを寄せたのに「あの」では距離感がおかしい。細かな距離感の描写にも注意を払う!
添削のようにすると、句が整う。
4位 三遊亭好楽
冬の夜 角な自販機 ほっとして
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冬の夜 四角い自販機に ほっと
先生:四角い自販機ね(笑)これは分からない(笑)
道の角(かど)と誤読される恐れがある。四角いと書くしかない!
それにしても、直しても凡人の凡人(笑)
2位 加藤登紀子
流氷や 声の逞し 漁港かな
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流氷の 声逞しき 漁港なり
梅沢名人:「や」と「かな」(の切れ字)を両方を使うことは嫌われる。
先生:その通り、さらに「逞し」で3段切れになっている。
しかし、やろうとしていることは素晴らしい。
漁港なりと言い切ると力強さが出る。
5位 田中道子
燈り待ち 押すに押せない 恋心
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自販機の ボタンも恋も 押せぬ冬
松岡:季語がない。
田中:「燈り待ち」でいけないかな?
浜田:希望? 全員:(笑)
先生:季語を入れて欲しい&分かりにくいことを改善する。
自販機を入れるしか無い。そして季語を最後に。
1位 松尾 駿
冬空や 商談前の 缶コーヒー
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直し無し
先生:商談前という言葉の経済効率がいい。人物が見えて、状況が見える。
名詞と助詞だけで出来ていて、言葉の揺らぎがないのでしっかりとした句になっている。
特待生昇格試験
松岡 充
飲み干す光 雪晴れの缶ジュース
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ひかり飲み干す 雪晴れの缶ジュース
松岡:句跨りとした。
査定結果:1ランク昇格 3級へ!
先生:ハツラツとした勢いがある!
破調は失敗することが多いので注意を要す。
しかしこの句は7・5・5の破調が勢いとなっている。気持ちのいいリズム。
さらに、添削の語順にすると完璧。(さらに光を平仮名に)
梅沢富美男
牢名主のごと 自販機のおでん缶
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直し無し
梅沢名人:おでん缶が牢名主のようだった!
査定結果:1つ前進!
先生:落差が絶妙!
素材が面白い、販売機を牢屋に見立てた面白み。
「ごと」は直喩、比喩です。つまり おでん缶=牢名主
この比喩の落差が絶妙なのだ。
まとめ
◎というわけで特待生
松岡充、梅沢富美男 ともに1個前進しました。
チョコレートプラネット・松尾駿の1位句も見事でした。
今回は夏井先生の添削の妙味に、今さらながら感心しました。
どの句も添削によって見事にいい句に変化しましたね!
●ありがとうどざいました