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1泊入院で【大腸ポリ-プ切除手術】を受けた体験記:同室の高齢男性たちが異常だった

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

大腸にポリープがあることが分かっていたのですが、放置してました。

余り放置してガン化したりすると大変と思い、やっと1泊入院で切除手術を受けました。

その顛末を書いてみます。予想外のヘンなこともありましたので。

ポリープの発見

2年前にかかりつけ開業医のところで、市の健康診断を受けました。
その時大腸がん検診でひっかかって「要精密検査」とのこと。

それで近くの割と大きな総合病院で、内視鏡で大腸を調べてもらったところ直径7mm程度のポリープがあるとのことでした。
(写真もみせてもらった)

その時医師が言うには「良性だから、急がなくてもいいけど、まあ来年あたりに取ったほうがいいでしょうね。その時は術後経過を見るために1泊入院になります」という話。

その言い方が軽い感じだったもので、その後放置していました。

作年は市の検診も受けませんでした。

今年は検診を受けたところ、(当然ですが)また「要精密検査」でした。

それで、前回検査してもらった総合病院で「ポリープ切除手術」の予約。

すぐにでもしたかったのですが、病院の都合で1か月後ということになりました。

手術前日~当日

早めに夕食を取って、夜9時にもらっていた下剤を飲む。

すると早朝5時ごろお腹が痛くなって目が覚めた。

それから10回くらいトイレに行きました。何度行ってもお腹が痛く、またすぐ駆け込むという感じでかなりつらかったです。

午前9時に病院入り。

それから更に2ℓの下剤を2時間かけて飲むという指示でした。

おいしい飲み物ではないし、これがかなり辛かったです。

腸の中が完全にカラッポになったら午後から手術とのこと。

それはいいのですが、ちょっととんでもないことに悩ませられることになりました。

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病室で

入った病室は4人部屋でした。

ジジイが3人いました。(*私もジジイと言われるような年齢なんですが)

私の前のジジイには看護のために奥さんが付き添ってあったのですが、このジジイが奥さんを怒鳴りつけるのです。「それはちがうだろっ」とか、きつく言うのです。奥さんも言い返すので喧嘩みたいになってました。

それはまあ、いいとしましょう。

前の奥のジイサンは

う、うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、うーーーーん

と唸りつづけているのです。

唸るほどの苦痛とかがあるのなら、病院側も何か対処するでしょうに、放置されているところをみると、唸るのが癖になっているのか?という感じでした。

かなりうるさいのですが、実はこれはまだマシだったのです。

 

問題は私の隣のカーテンの向こうのジジイでした。

これが100デシベル絶叫ジジイだったのです。

看護師さんに色々世話をされているようなのですが、

ぎゃー!って物凄い声で絶叫!する。

最初聞こえたとき何事が起こったのかと思った。

5分おきくらいに「ぎゃー、ぎゃーーーーーーー!!!」って。

看護師さん(男性)は「はい、はい、〇〇さん、おとなしくしましょうねー」とか言ってる。

「この部屋は何なんだ?」と思ったけど、自分は手術を待ってるのだから、まあ、我慢してた。

手術中

そのうち手術室に行くように言われた。

検査をしてくれた先生が内視鏡による手術をする。

hospital1

他に女性看護師さんが3人。 と思ったけど手術中の会話とか聞いていると、一番若い女性は医師だったのかもしれない。

手術医師はモニターを見ながら内視鏡を操作しているが、私からはモニターは見えないようになっている。

最初挿入される時かなり違和感があった。入ってくるモノを押し出したい感覚。

ところで、患者は手術医師の発する声にすごく敏感になるものです。

医師がどんどん大腸の奥の方に内視鏡を進める。ポリープのある位置は分かっているのだけど、この際一番奥まで大腸全体を調べると説明されていた。それは勿論望むところです。2年の間に新しいポリープが出来ているかも知れないし。

医師が声を発する。

「んーん?」

   ・

   ・

   ・

「ん? んーーーーーん?」

私は「なんだ?ポリープが変なことになってる?大きく成長してる?ガン化してる?

とか心配しました。

しかしその後何も無かった・・・

一番年配の看護師さんが説明してくれる。

「全部見ました。今から戻ってポリープ取ります」

医師:
「他にあと3個小さなポリープありました。前は見落としていたのでしょう。全部取りますから」

ありがたい・・・そうしてください・・・

切除する時は何も感じない。小さい3個はちぎり取って、大きい1個はクリップをかけて電気で焼き取るらしい。

約1時間で終わった・・・・

医師と看護師さんに言いました。「ありがとうございました」って。

それにしても手術中の医師が発する音声は破壊力がありますね!

手術自体はそれほどつらいものじゃなかった。

腸をからっぽにする過程の方がよほど辛かった。

部屋に戻ると

無事手術が済んで、「あー、良かった」と思いながら車いすで部屋に戻る。

ジジイ3人が待っている部屋へ・・・・・・。

 

騒音は続いていた。

私は今日も絶食とのこと。代わりに点滴をされる。

飲んでよいのは、水かお茶かポカリスエット(固有名詞で言ってた)だけだって。

夜になった。

前のジジイの奥さんは帰ったので、ジジイ静かになる。

 

「う、う、う、う、うーーーーーん、うーーーーーーん」
唸りジジイは唸ってる。

 

で、また隣のジジイのところに看護師さんが来て何かやっている。

「ぎゃーーーーーーーーー!!ぎゃーーーーーっ!
ぎゃーーーーーーーーつ!!ギャーーーーーー」

って100デシベル絶叫。ギャートルズか!!

 

温厚な(?)私もブチ切れた。

「うるさい!ジジイ!静かにしろ!」と怒鳴ってやった。

カーテンの隙間から覗いたら、男性看護師さんが「すみません。いまおむつ交換しているもので」と謝られた。

看護師さんに謝られるのは私の本意ではない。

しかし、おむつ替えてもらうのに 何故あの絶叫???

 

私が次にした行動はナース・ステーションに行くこと。

そして、言った。「あの部屋で一晩過ごすのは耐えられない。退院させてください。明日の朝来ますから」って。

そしたら婦長さんのような年配の看護師さんが「個室が空いてますから、そちらへどうぞ」って。

部屋を移る時看護師さんに「なんなんですか?あれは?」って聞いたけど、「いや、まあ、色んな人がいまして・・・」と苦笑だった。

個室は快適だった。

hospital1

寒すぎた冷房も好みの温度に調整して、テレビでオリンピック中継を見た。

いやー快適だ。

すこーし、お腹に痛みの感じがあるが、「まあ、別に」って思える。

まとめ

1)私みたいな人間は入院するなら個室だ!

というかあんなはた迷惑なジジイ達こそ個室に入って欲しいものだ。

 

2)それにしても、あの患者たちはどうなっているんだろう?

日本中の病院で、あれに近い光景が繰り広げられているのでしょうか?

特に男性高齢者がひどいのではないか? 女性病棟はいくらなんでもあんなことにはなっていないのでは?

3)看護師さんたちの労働の大変さを改めて思い知った。

以前と違って女性看護師、男性看護師が半々になっていた。

男の患者を車椅子からベッドに移す作業など男性看護師じゃないとできませんね。

●いやー、色々勉強になりました。

お金って大事ですね。

快適を得るために。不快を避けるために。

(*今回の個室はFee of Charge でしたーーー得した。私がクレーマー・ジジイと言われてたりして・・・^^)

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