フランスのジャズ専門レーベルBlack&Blueから3人のピアニストを:エリス・ラーキンス、ハンク・ジョーンズ、ジェリー・ウィギンス

現在、フランスのユニークなジャズ・レーベルBlack&BlueのReal Jazz Classics シリーズが日本初CD化されています。
・昨年10月に第1期30タイトル
・今年1月に第2期15タイトルが発売されています。
・そしてこの後(2019年春)第3期15タイトルがcoming soon です。
TOWER RECORDSより引用
https://tower.jp/article/feature_item/2019/01/22/0108
このレーベルの嬉しさは以下のような内容
1968年にフランスで設立されたブラック&ブルー・レコード。設立当初はトラッド・ジャズ・ミュージシャンの新録音を積極的に行い、1970年代に入りモダン・ジャズ・ミュージシャンの新作も多数録音、特にジョー・ジョーンズらベテラン・スウィンガー、ハンク・ジョーンズやモンティ・アレキサンダーら名ピアニスト達のトリオ録音、イリノイ・ジャケーやビル・ドゲットらソウル~オルガン・ジャズの名盤も数多く発表した1970年代フランス最重要レーベル!
ーーTOWER RECORDS より引用
その中から3人のピアニストのアルバムを紹介します。
エリス・ラーキンス
Ellis Larkins (May 15, 1923 – September 30, 2002)
アルバムはこれです。
Ellis Larkins(p)
George Duvivier(b)
J.C.Heard(ds)
このデュビビエ、J.C.ハードというトリオもたまりません。
それでは1曲聴きましょう。 〈Rose Room〉
フュージョン・ミュージックが全盛の時代にこんなアルバムを作っていたなんて、いかにもフランスらしいですね。
(フランスという国は独自の価値観を持っていて、流行に逆らうようなことをする頑固で、ユニークな国というイメージです。)
エリス・ラーキンス、正直言ってよく知りませんでした。
これを聴くと、確かにスタイルは古い(新しくはない)ですが、いかにもジャズらしい粋なピアニストだったと分かります。
ハンク・ジョーンズ
Henry “Hank” Jones(1918年7月31日 – 2010年5月16日)
アルバムはこれです。
Hank Jones(p)
George Duvivier(b)
Alan Dawson(ds)
こちらもベースはデュビビエです。
タイトル曲〈Bluesette〉
エリントン・ナンバー〈Things ain’t what they used to be〉
もう1曲〈Blue and Sentimental 〉
ジェリー・ウィギンス
Gerald Foster Wiggins, Sr. (May 12, 1922 – July 13, 2008)
このアルバムだけは以前日本で発売されていました。
Gerry Wiggins(piano)
Major Holly (bass)
Ed Thigpen (drums)
ベースのメジャー・ホリーは先程のデュビビエと共にBlack&Blueレーベルの看板ベーシストでした。
スティービー・ワンダーのヒット曲〈You Are The Sunshine Of My Life〉
ウィギンスのオリジナル〈Edith is the Sweetest〉
美しいバラードですよね!
ウィギンスはその明快なタッチと美しい音色で、日本でも結構人気があるピアニストです。
●3人共’20年前後に生まれ21世紀に入って亡くなったピアニストでした。
まとめ
ピアニストも他にアール・ハインズ、テディ・ウィルソン、サー・チャールズ・トンプソンなどこの時期他のレーベルでは聴けない録音が目白押しです。
そういう意味でこのレーベルは本当に貴重な存在です。
詳しいラインナップはTOWER RECORDSのサイトで御覧ください。
https://tower.jp/article/feature_item/2019/01/22/0108
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