こんにちわ Nice to see you again.
ジャズのプレイヤーを楽器別に書いてきました。
今まで書いた楽器は
です。
まだ書いていない楽器は?
と考えて、思いついたのは、
クラリネット と バリトンサックス です。
バリトンサックスと言えば
もう、ジェリーマリガン⇨ に始まってジェリーマリガンに終わる・・・
というと他のバリトン奏者に申し訳ないですね。
他に4人のバリトン奏者を思い出しました。4人とは
ハリー・カーネイ、サージ・チャロフ、ペパー・アダムス、ロニー・キューバーです。
という訳で、行きます。ヘビーな楽器、バリトンサックス(ジェリー・マリガン以外編)
ハリー・カーネイ
ハリー・ハウエル・カーネイ(Harry Howell Carney:1910~1974)はアメリカのジャズ・ミュージシャン。
彼のバリトン・サックスにおける名人芸は後進の世代に影響を与えた。
初期にはアルトサックス、クラリネット、バス・クラリネットも演奏した。
主にデューク・エリントン楽団での45年間の活動で知られ、力強く安定したサックスはエリントン音楽のかなめであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーWikipedia より引用
さすがwikiさんうまくまとめてあります。私が加えることはありません^^
1曲聴きましょう。
わたし所有のCDで〈Smoke gets in your eyes〉 などもやっているのですが、ここでは動画がありましたので、見てみましょう。
デューク・エリントン楽団でカーネイが演奏している様子です。
1曲目〈Sophisticated Lady〉2曲目〈 I Let A Song Go Out Of My〉でカーネイがフューチャーされます。
バリトンサックスがいかにタフな楽器かわかりますね。
それにしてもこの動画、エリントン御大のステージの様子も分かって貴重ですね。
●カーネイはこれで満足して、次にいきましょう。
サージ・チャロフ
Serge Chaloff :1923/11/24- 1957/7/16
33歳と若くして亡くなっています。チャロフは白人です。
それで、録音も多くはないのですが、次の2枚が有名です。
●ソニークラークがピアノを弾いているカルテット編成の左の盤〈Blue Serge〉から〈How Abut You?〉を聴きます。
Serge Chaloff (bs), Sonny Clark(p),Leroy Vinnegar (b),Philly Joe Jones (ds) Recorded:Los Angeles, March, 1956
●右の盤〈Boston Blow Up〉はアルトサックスのブーツ・ムッスリ(このアルトもなかなか味があって良いのですが、余り録音がないので、これは貴重かも)などが入った3菅のアンサンブルの中でチャロフを聴くことが出来ます。こちらの方がややハードな演奏です。
●今ではこの2枚がカップリングされた1枚のCDで聴くことが可能です。
これです↓
ペパー・アダムス
Pepper Adams:(1930-1986)
ペパー・アダムスは結構いろんな人と共演していて、「おや、こんなところに!」と現れるバリトン奏者です。彼も白人です。
その「こんなところに」の方から聴いてみましょう。
●ドナルド・バードの好きなアルバム〈Off The Races〉から〈Lover Come Back to Me〉です。 バードの華やかで、そのくせ渋い(どっちやねん?)ペットのソロに続いて、ペッパーがドスを利かせます。
このペッパーの役割、重要だと思います。(これが無かったら随分さみしい) ちなみにアルトサックスはジャッキー・マクリーンです。
■ペパー・アダムスのリーダーアルバムでは次の2枚が有名でしょう。
●特に左のアルバム〈Encounter!〉はジャズ・ファン必携と言って良い程出来のいいアルバムです。
何しろメンバーが凄い!
Zoot Sims (ts)
Pepper Adams (bs)
Tommy Flanagan (p)
Ron Carter (b)
Elvin Jones (d)
Recorded on December 11 & 12, 1968
どの曲でもいいのですが、しょっぱなからペパーのバリトンが唸る〈INANOUT〉聴きましょう。
これが1曲目で、2曲目は〈Star Crossed Lovers〉なのです。
バリトンサックス、かっこいいですね!
ペッパー・アダムス、改めて見直しちゃいましたので、動画でも見たくなりました。1978年クラーク・テリー(tp)と共にスウェーデンでテレビ出演した時の映像を見ましょう。
曲はモンクの〈Straight No Chaser〉
ロニー・キューバー
ロニー・キューバー(Ronnie Cuber, 1941年12月25日 – )は、ジャズのバリトンサックス奏者。 ラテン、ポップ、ロック、ブルース・セッションでも活躍している。 彼はバリトンサックスに加えて、テナー・サックス、ソプラノ・サックス、クラリネットとフルート(エディー・パルミエリならびに彼自身のアルバム)も演奏した。 リーダーとして、キューバーはハードバップとラテンのジャズで知られている。 著名な共演者として、彼は多数の音楽家、例えば B.B.キング、ポール・サイモン、エリック・クラプトンと共演した。
ーーーーーーWikipedia より引用
上の3人よりも新しいタイプのバリトンサックス奏者とお分かりと思います。
私の印象に強いのはスティーブ・ガッド(ドラム)のGADD GANG での演奏です。
しかし、最近のかっこいい動画があるようですので、そちらにします。
Ronnie Cuber with his friends Bill Evans and Randy Brecker in SoulBop Band in San Sebastian Jazz Festival 2003(Spain).
ランディ・ブレッカー(tp)ビル・エヴァンズ(ts--ピアニスト、エヴァンズと同姓同名、こちらはマイルスのエレクトリック・バンドでの活躍で有名)などとやっています。
うわー、かっこいいですねー。
まとめ
バリトンサックス奏者(ジェリー・マリガン以外)ということで、4人のバリトン・サックスを書きました。
こうして聴き直すと、みなさんかっこいい演奏をしていることを改めて確認できました。
バリトンサックス第一人者、ジェリー・マリガン⇒は別稿で書きました。
それでは、また。
ここまで読んで下さってありがとうございました!