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ジェリー・マリガン:バリトンサックスの第一人者の名演、名盤【まとめ】

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前の記事でバリトンサックス奏者4名⇒について書きました。

残るのは第一人者、ジェリー・マリガンです。

マリガンの基本情報

Wikipedia より↓

ジェリー・マリガン
ジェリー・マリガン (Erling Mandelmann撮影)
基本情報
出生名 Gerald Joseph Mulligan
生誕 1927年4月6日
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーククイーンズ区
死没 1996年1月20日(満68歳没)
ジャンル ジャズ
クール・ジャズ
ウエストコースト・ジャズ
担当楽器 バリトンサックス
クラリネット
ピアノ
レーベル パシフィック・ジャズ・レコード
プレスティッジ・レコード
キャピトル・レコード
A&Mレコード

マリガンには膨大な録音があります。

本来なら時系列を追って書くべきでしょうが、ランダムにいかせてもらいます。

バリトンサックスは低音でドスの利いた演奏のほうが、主流かもしれませんが、マリガンはこの楽器をいつくしむように優しく奏でました。

時にはテナーサックスのように吹きました。

一番有名なCD3枚(いずれも名盤です)

NIGHT LIGHTS


このアルバムが最も売れ親しまれた盤ではないでしょうか?
都会の夜を思わせる優しく美しい音楽

Gerry Mulligan :baritone sax &piano
Art Farmer :trumpet &flugelhorn
Bob Brookmeyer :trombone
Jim Hall :guitar
Bill Crow :bass
Dave Baily:drums

●その表題曲〈Night Lights〉です。マリガンの自作です。
但しここではマリガンはピアノを弾いています。

●ちゃんとマリガンのバリトン・サックスが入った曲も聴きましょう。

Plelude in E Minor〉ショパンのプレリュードをボッサ・リズムで演奏しています。

マリガンがいかにソフトにバリトンを吹いたか分かって頂けると思います。
また、集められたメンバーが全てそのような演奏にふさわしいプレイヤーたちでした。

名盤です。 

What Is There To Say?

 
 

このアルバムは先程の〈Night Lights〉からトロンボーンのボブ・ブルックマイヤーとギターのジム・ホールを除いた4人ーー即ち2管のピアノレス・カルテットという変則編成での演奏です。

Gerry Mulligan:baritone sax
Art Farmer :trumpet
Bill Crow :bass
Dave Bailey :drums

このアルバムからは、やはりマリガンの自作曲〈Festive Minor〉

この曲は先ほどの〈BLUE LIGHTS〉でもやっています。

”JERU”

 

 
 

これもまた大好きなアルバムです。
ここではトミー・フラナガンが入って趣味の良いピアノを聴かせてくれるのが嬉しい盤です。

ドラムは上2枚と同じデイヴ・ベイリーですが、ベースがベン・タッカーです。
(あとコンガが入っています)

ここからはコール・ポーターの名曲〈Get Out Of Town〉を聴きましょう。

(*余談ですがこの曲はジャズの名演奏が多い曲です―例えばサド・ジョーンズの演奏)

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チェット・ベイカーとの共演

 

Gerry Mulligan Quartet (Pacific Jazz)

この4人が上を見上げているジャケットが有名です。

Gerry Mulligan :baritone sax
Chet Baker : trumpet
Carson Smith :bass
Chico Hamilton :drums

このピアノレス・カルテットは(当時の)マリガンの考えるジャズが最も純粋な形で現れていると思います。

〈Line For Lyons〉というマリガンの曲が好きなので、それをアップします。

●チェット・ベイカーやボブ・ブルックマイヤーとの共演はたくさんあるようですが、キリがないので次に行きます。

Gerry Mulligan meets~

マリガンには「ミーツ~~」という作品もたくさんあります。

ちょっと思いつくだけでも、
ジョニー・ホッジス
ベン・ウエブスター
スタン・ゲッツ
セロニアス・モンク
ポール・デスモンド
リー・コニッツ

など。

Gerry Mulligan-Paul Desmond  Quartet

大好きなポール・デスモンドとの共演盤をまず紹介させていただきます。
曲は〈Blues In Time〉

マリガンとデスモンドの共演は相性が良過ぎるほどぴったりです。 このようなブルース曲でのデスモンドのソロも聴きどころ。

これもピアノレス・カルテット。

Mulligan(baritone sax),Paul Desmond (alto sax),Joe Benjamin(bass),
Dave bailey (drums)

 

Mulligan Meets Johnny Hodges

ホッジスとの共演。1959年録音。

曲は〈Bunny〉

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Getz meets Mulligan

ゲッツとマリガン!
さっきデスモンド(as)との相性の良さを書きましたが、ゲッツ(ts)との共演も最高でしょう。いや最高なのです。
曲は〈Let’s Fall In Love〉
極上の音楽です。

Gerry Mulligan-baritone sax
Stan Getz-tenor sax
Ray Brown-bass
Stan Levey-drums
Lou Levy-piano

実はこの曲だけ、ゲッツとマリガンが楽器を入れ替えて演奏しているというのだが…信じられない。

Mulligan meets Monk

(これM.M.M.と略したくなります)

ミーツ・シリーズ:最後にセロニアス・モンクとの共演を。これも名盤です。

曲は〈’Round Midnight〉にしようかと思いましたが、よりリズミックな〈Straight No Chaser〉の方にします!

もう最高ですね!モンクとマリガン!
Wilbur Ware(bass), Shadow Wilson (drums)

歌手との共演

マリガンは歌手との共演アルバムも残しています。

メル・トーメ

次の曲〈Lady Be Good〉 はメル・トーメとの共演のライブです。

トーメは得意のスキャットも聴かせます。ーーこれは好みが分かれるところと思いますが、軽妙洒脱なトーメのsinging は私は好きです。

ジョージ・シアリングがピアノを弾いています。

バニー・マニロウ

純粋なジャズ歌手ではない(どちらかといえばポップス歌手)バニー・マニロウとコラボレーションしたアルバムも2枚あります。

Paradise Cafe

 

Swing Street

 

右側のアルバムから 〈One More Time〉です。

おそらくマリガンがアレンジしていると思います。マリガンは後年自前のビッグバンドを持った人ですから。
あっ、マニロウもアレンジできる人でしたから、どちらか分かりませんね。

マニロウの歌唱とバリトンの音が実に心地よく調和して、この企画は◎ですね。2枚ともいいです!

まとめ

・ジェリー・マリガンの多くの録音の中から、駆け足でほんの一部を紹介させて頂きました。

・この記事では録音年にはこだわらず、ランダム再生(?)としました。

・マリガンは自分名義でないアルバムでの客演も多く、膨大な録音がありますので、この程度ではとてもその全貌を紹介はできませんが、とりあえず筆者が好きなモノを取り挙げました。
マリガン入門のとっかかりとして下されば幸いです。

・余計な蛇足かも知れませんが、マリガンもまた多くの白人ジャズメンと同様に麻薬耽溺に悩んだ人生でした。(麻薬での投獄歴もあったと思います)

最後まで付き合って下さってありがとうございました

Thank you for visiting the site, see you again 

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ジャズすきもの会長: 団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。