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You’re My Everything(ユーアー・マイ・エブリシング)のジャズバージョン7曲を聴く 

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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このYou’re My Everything という曲、ソウル畑でも有名なヒット曲があるのですが、今日はそれとは同名異曲のジャズ曲の方の特集です。

*ソウルの曲の方を思い出す方も多いと思います。
どちらもキレイなメロディなのですが、ジャズのバージョンも是非楽しんで下さい。

マイルス・デイヴィス

ジャズ曲としてのこの曲を一躍有名にしたのは

マイルス・デイヴィスのアルバム〈Relaxin’〉で演奏されたものではないでしょうか。

それを聴きましょう。
このアルバムはスタジオの雰囲気が伝わる作りになっているのがとても嬉しいのですが、この曲のイントロ、ピアノのレッド・ガーランドがシングルトーンで弾き始めるのですが、マイルスがピュッと口笛を吹いて止め、「ブロックコード!」と言います。
ガーランドがブロックコードで弾き直すと、確かにそのほうがカッコいいのです。さすがマイルスです。

Miles Davis (trumpet)
John Coltrane (tenor sax)
Red Garland  (piano)
Paul Chambers  (bass)
Philly Joe Jones  (drums)
というメンバーでした。 1956年録音

フレディ・ハバード

フレディ・ハバード(トランペット)の数ある録音の中でも大好きな1枚〈Hub-Tones〉の中でもこの曲が演奏されていました。
輝かしいフレディのペット音が印象に残る演奏です。

 

Freddie Hubbard (Trumpet)
James Spaulding (Alto saxophone)
Herbie Hancock (Piano)
Reggie Workman (Bass)
Clifford Jarvis (Drums)

 

ロイ・ハーグローヴ

続いて、2018年末に49歳で亡くなったロイ・ハーグローヴの2010年のライブ映像で聴きましょう。
ジャズ界ではまだ「ハーグローヴ・ロス」とでも言える心情が癒やされていないようです。

その気持がよく分かる叙情的な名演です。ハーグローヴ、ここではフルーゲルホーンを吹いています。

 

ハーグローヴのホーンが泣いていましたね。

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●この曲トランペット奏者の名演が多いようです。トランペットで歌い上げるのに適した曲なんですね。ウィントン・マルサリスの演奏などもありますが、それは省略させてもらってサックス奏者の演奏に行きます。

*ウィントン・マルサリスの演奏も悪くはないのですが、ロイ・ハーグローヴの後で聴くと、どうしてもテクニック~表現力の問題など考えてしまうことになるのです。

ズート・シムズ

テナーはズート・シムズです。
Pabloから1977年に出たアルバム〈If I’m Lucky〉の中で演奏されていました。ピアノがジミー・ロウルズ、ベースがジョージ・ムラーツという理想的なメンバーで演奏されていました。

 

●サックスで聴くと随分雰囲気が変わりますね。
ズート52歳時の演奏です。ズートとしてはやや浅い演奏かも知れませんが 上記ロウルズ、ムラーツの好サポートが光ります。

チック・コリア

ここでちょっと趣を変えてチック・コリアのピアノトリオでの新しい演奏も聴いて見たいと思います。

ベースがクリスチャン・マクブライド、ドラムスがブライアン・ブレイドというトリオですから悪いはずは無いのです。

 

●上記3者によるスリリングなインタープレイが聴けるライブになっていますね。
テーマ・メロディが現れるとハッと新鮮な感覚にとらわれます。

ジェシ・ヴァン・ルーラー

次はジャズギターです。
それも1972年オランダ生まれの新星ジェシ・ヴァン・ルーラーのギター・トリオです。ともかく聴いて下さい。

●ジェシの演奏はオランダ生まれということもあって巨星ジャンゴのスタイルを消化しつつも新しい感覚の魅力的なジャズ・ギターを創造しているように感じます。

ところが驚くことに、このアルバムは’96年のデビュー・アルバムなのです。
その後目立つ活躍が無いようですが、私が知らないだけでしょうか?

サラ・ヴォーン

この曲、ちゃんと歌詞のある歌モノですから最後はヴォーカルを聴きます。

サラ・ヴォーンがオーケストラ付きで歌っているものを聴きながらお別れします。

 

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