アート・ペッパーの名盤として「Winter Moon」をもう一度推薦しますーThe Prisonerという曲も

   

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アート・ペッパーについて記事を書きました

2回に分けて書きました(前期 ⇨、後期 ⇨)

しかし、まだすっきり感がありません。

アート・ペッパーといういうジャズ・ミュージシャンについて十分に書けたとは全く思いません。

それはアート・ペッパーについて書くということに宿命的について回ることかも知れません。

(プロの)音楽評論家などでもアート・ペッパーの音楽について書く時はある種の逡巡などがあるように感じられます。

何だか難しいことになってきました。何をもったいぶってと思われるかもしれません。

 

アルバム〈Winter Moon〉

それで、

私の気持ちでくすぶっていることをまず一つだけ解消したいと思います。

それはペッパー〈後期〉のほうで、

WINTER MOON というアルバムを紹介しながら、アップしなかった曲があります。

その曲をアップします。

The Prisoner

The Prisonerです。

*プリズナー「囚人」というタイトルはペッパーの人生を象徴するかのように不穏な題名だと思いますが、実はこの曲は副題がついていて 

Love theme from”The Eyes of Laura Mars”  となっています。

即ち”The Eyes of Laura Mars” (1978)という映画の主題歌だったのです。

YouTubeで見るとバーバラ・ストライザンドの歌唱が多数あります。

ということは〈The Prisoner〉の意味は「愛の虜」ということになり、ラブ・ソングということになるのでしょうね。

アート・ペッパーがこの曲を気に入ったのだと思います。

*ペッパーの後年を助けた3番目の妻の名前がLaurie(ローリー)だったことと関係あるのか、無いのか?
ペッパーは〈My Laurie〉という曲を書いて日本で演奏しています。

ペッパーがどのような気持ちでこの曲を取り挙げ、演奏したかーThe Prisoner というタイトルにどのような思いを込めたか、あるいは込めなかったかは、分かりません。

我々に出来ることはーーただ聴くことです。

聴きましょう。 The Prisoner by Art Pepper

 

ジャズとしてはストリングなど入っておりイントロなどポピューラーソングのようですが、 ペッパーの演奏は、そのような周辺事情に関係なくーーー切実です。

切実という言葉以外の言葉を使うことはためらわれます。
(哀しみ、怒り、喜び、などの感情が溢れているようにも思えますが)

ペッパーを聴いてきた方にはお分かりのように〈前期〉にはなかった(コルトレーンのような)激しい吹き方もしています。

Art Pepper :alto sax
Stanley Cowell :piano
Howard Roberts :guitar
Cecil McBee :bass
Carl Burnett :drums
Arrange and conducted by Bill Holman and Jimmy Bond

 

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Winter Moon

アルバム・タイトルになっている曲〈Winter Moon〉も聴きましょう。

 

このアルバムのその他の曲

Our Song〉と〈That’s Love〉の2曲は

〈後期〉⇨ の記事でアップしていますので、よかったら聴いて下さい。

2曲とも美しい曲です。

おわりに

アート・ペッパーについて長めの文を書きながら、それでも満足できず

このような追加の文章を書くことになりました。

好みでで言えば、筆者は若い頃のアート・ペッパーの演奏のほうが好きです。〈前期〉で書いているような曲です。後期に比べれば、屈託が少ないからかも知れません。

にも関わらず、こうしてペッパーを代表するアルバムとして1980年、56才での死の2年前に録音されたアルバムを重ねて推薦することが、私の〈ペッパー愛〉の表明になるのでしょう。

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音楽の紹介文としては、非常に個人的な文章を読んでくださってありがとうございました。

Thanks A Lot for Visiting The Site and Reading  ★

 

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