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「君微笑めば」When You’re Smilingの名演を聴く:ビリー・ホリディ、ルイ・アームストロングなど

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

↑画像:YouTube・Billie Holiday When You’re Smilingより引用

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君微笑めば When You’re Smiling

1920年代の古いポピュラーソングです。
ジャズでも良く取り上げられるようになりました。

何と言っても一番有名な歌唱はビリー・ホリディによるものでしょう。
それから、ルイ・アームストロング、フランク・シナトラの歌も有名です。

あと歌ではなく、インストルメンタルでの演奏もあります。
ジャンゴ・ラインハルト系、ジプシー・スウィングへのアレンジも多いようですね。

筆者が好きな歌唱、演奏をお届けします。

歌詞

この曲の歌詞は下に紹介しますが、
単純なものです。

しかしその単純さがいいんですねぇ。

When you’re smilin’, when you’re smilin’
The whole world smiles with you
When you’re laughin’, oh when you’re laughin’
The sun comes shinin’ through
 
But when you’re cryin’, you bring on the rain
 
So stop that sighin’, be happy again
Keep on smilin’, ‘cause when you’re smilin’
The whole world smiles with you
 
 
 
ソングライター: Joe Goodwin / Larry Shay / Mark Fisher
When Your Smiling 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC
♪君が微笑めば 世界中が微笑む

君が笑えば 太陽が輝く

でも君が泣けば 雨を連れてくる

だから、嘆くのはやめて ハッピーになろう

キープ・オン・スマイリング・ベイビー

世界が 君と一緒に 微笑むのだから

(筆者:超約)

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ビリー・ホリディ Billie Holiday

一番有名と言ったビリー・ホリディの歌を聴きます。

 
 

 

ビリー・ホリディの歌、大胆にフェイクを入れながら(良く言われるように)ホーンライクな歌い方です。しかし、この時代にこの若さでそれができるのは天才です。

そしてこの1938年の録音、伴奏陣がまた素晴らしい!
 Buck Clayton バック・クレイトン-(trumpet)
 Benny Morton ベニー・モートン-(trombone)
 Lester Young レスター・ヤング-(tenor sax)
 Teddy Wilson テディ・ウイルソン-(piano)
 Freddie Green フレディ・グリーン-(guitar)
 Walter Page ウォルター・ペイジ -(bass)
 Jo Jones ジョー・ジョーンズ-(drums)

特筆すべきはテナーのレスター・ヤングのソロです。

ルイ・アームストロング

 


ビリー・ホリディの決定的名演といえる歌を聞いたのですが、ここにもまた決定的名演がありました。ルイ・アームストロングです。
「歌」とそれに続く輝かしいトランペット・ソロ。 これを名唱・名演と呼ばない訳にはいきません。
歌とトランペットの両方に聞き惚れて下さい。

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フランク・シナトラ

さあ、こうなると3番バッターが難しいですね。
ボーカルでもう1人となれば、やはりシナトラを外す訳にはいかないでしょう。

  

先の二人とは全然違います。 黒人であったホリディとアームストロングの歌や演奏にはその底に流れる「哀しみ」のようなものを感じないわけには行きませんでした。

フルバンドをバックに軽快に歌い上げるシナトラは、やはり白人の代表でしょう。
でも穿った言い方をすれば、シナトラさんだって能天気に歌っているだけではありません。彼には彼の「哀しみ」だってあったはずでしょう。

アート・ペッパー

ここで歌を離れて、インストルメンタルに行きたいと思います。

この曲のインスト演奏と言うと一番に思い出すのはアート・ペッパーの演奏です。有名な「モダン・アート」に入っていました。

 

音楽の底に流れる「哀しみ」のことを書きましたが、それならアート・ペッパーだって負けてはいません(?!)
一聴軽快に吹いているように聞こえるペッパーですが、この演奏の裏に「哀しみや苛立ち」を聴き取ったのは(私が知っている限りでは)村上春樹とドン・デマイケル(アメリカのジャズ評論家)の二人でした。
勿論軽快なハッピーな演奏と聴いても構わないのです。
ただ、ペッパーの演奏に奥行きのような感動を覚えるのは村上らが指摘するような重層的な部分があったからかも知れません。

ユセフ・ラティーフ

全然有名では無いテナーサックス奏者、ユセフ・ラティーフです。

筆者は、このスキンヘッドの回教徒のおっちゃんが何故か好きなのです。
聴いてみましょうね。

まるでロリンズのような豪快なテナー音で悠々と吹くラティーフですが、
この演奏に深さと奥行きとジャズのダイナミズムを与えているのは、
ドラムを叩いているエルヴィン・ジョーンズです。

これを聴くとエルヴィンが他の誰とも違うドラマーであったことが分かります。
勿論ジョン・コルトレーンのカルテットの演奏を聴けば分かるのですが、このユセフとの共演も聴き応えがあります。
ベースはハーマン・ライト。1961年録音。

まとめ

ハイ!ここまで5バージョンで終わりにします。

実はもっと他のインスト・バージョンとか、最初に書いた、ジャンゴスタイルの演奏とかも予定していたのですが、

この5演奏で満腹になりました。

いずれも密度の濃い歌や演奏だったからです。

この「君微笑めば」は、いわば軽い歌ものの「ラブ・ソング」として登場したと思うのですが、

この曲に命を吹き込み、名曲として今に伝えたのは、たくさんの歌手や演奏家たちだったのでしょう。

 

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