ジャズのバイブラフォン(ビブラフォン、ヴァイブラフォーン)奏者6人:ミルト・ジャクソンを中心に

      2017/01/26

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ビブラフォン、バイブラフォン、ヴァイブラフォン:vibraphon 

という楽器は余りメジャーな楽器とはいえないでしょう。

演奏する人がそれほどいません。

しかし、演奏する人は必ずジャズのプレイヤーです。

少なくとも私が知っているヴァイブラフォン奏者は全て、ジャズのプレイヤーです。

6人のヴァイブ奏者にスポットします。4人が黒人で2人が白人です。

ライオネル・ハンプトン

最初に知ったというか、ジャズ史において(私が知っている限り)最初にヴァイブという楽器を演奏した人です。
間違っているかもしれません。ハンプトン以前にヴァイブを叩いているプレイヤーがいたら教えてください。

そして一番有名な演奏が〈Stardust〉です。
1947年、カリフォルニア州パサディナのパサディナ・シヴィック・オーディトリゥムでライブ録音されています。年代の割に音も良く録れています。

ウィリ―・スミスのアルトサックスによるテーマ演奏で始まります。

聴衆がドッと沸きます。 続いてチヤ-リー・シェヴァ―ズのトランペット・ソロ、それからコーキー・コーコランのテナーサックス、ベースのスラム・スチュアートのヴォイスとベースのユニゾン・プレイ、ピアノ(トミー・トッド)、ギター〈バーニー・ケッセル)と続きます。 そしてハンプトンのヴァイブが満を持して激しく入ってきます。その瞬間が何ともスリリングです。 聴いて下さい。 〈STARDUST〉

次はずっと時代が下って1964年のアルバム〈You better know it!!!〉から〈Vibraphone Blues〉 ここではハンプトンは歌も歌っています。テナーサックスはベン・ウエブスターです。

 

ミルト・ジャクソン

さあ、もうミルト・ジャクソンに行きましょう。

ヴァイブと言えばミルト・ジャクソン。 第一人者であることに誰も異存はないでしょう。

1955 年のアルバム 〈Milt Jackson〉から〈The Nearness Of You〉

 

ミルト・ジャクソンといえばMJQの スター・プレイヤーとして有名ですが、MJQはあくまでもピアノのジョン・ルイスがリーダーシップを取ったバンドだと思いますので、MJQでの演奏は省かせてもらいます。

という訳で次は〈Opus De Funk〉に行きます。
フランク・ウェスの軽快なフルートで始まるこの曲〈Opus De Funk〉もヒットしたはずです。

 

今度は動画を一つ見てみたいです。
1986年のマウント・フジ・ジャズ・フェスティバルの映像がありました。
曲はミルトの十八番〈Bags Groove〉

ミルトのヴァイブはブルース・フィーリングに溢れ、音がネバル。鍵盤打楽器なのに何故こんなに粘った音が出せるのか不思議なくらいです。 ヴァイブの「帝王」でした。

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レム・ウィンチェスター

33才でロシアン・ルーレットで死んでしまったレムなのですが、ミルト・ジャクソンの牙城に迫れるくらいの力があったのに残念なことでした。

〇〈Winchester Special〉というこれも銃にちなんだタイトルという皮肉ですが、ここから1曲聴きたいと思います。

レム・ウィンチェスターはクリフォード・ブラウンと同郷でした。(もしかしたら高校も同じかもしれません) クリフォードがあの自動車事故で死んだ後、ラムゼイ・ルイス・トリオと一緒にクリフォードの愛奏曲ばかりを選んだ Clifford Tribute Album を出しました。 それから1曲聴きましょう。お馴染み〈JorDu〉です。

 

テリー・ギブス

テリーは白人です。

好きだったアルバム〈Take It From Me〉から〈Oge〉という曲を聴いてください。この人も実にかっこいいです。

 

Terry Gibbs (vibraphone), Kenny Burrell (guitar), Sam Jones (bass), Louis Hayes (drums)

もう1曲はライブ映像にします。珍しい女性ピアニスト、テリー・ポラードとの共演です。 キャプションは1956年とあります。途中でポラードもヴァイブを叩いています。

 

デイブ・パイク

さあ、デイヴ・パイクです。白人です。

一番有名なアルバム、ビル・エヴァンズとの共演〈Pike’s Peak〉を聴かないわけにはいきませんね。

曲は〈べサメ・ムーチョ〉にしましょう。

 

唸り声をあげながら、エヴァンズに挑む雄姿がかっこいです。
エヴァンズに対するにはこのくらいの気迫が要りますね。フルートのジェレミー・スタイグを思い出します。

この後 Dave Pike Set というバンドを作りました。ちょっと怪しいバンドですが、まあ聴き易いので、1曲聴いてみましょう。

 

 

ボビー・ハッチャ-ソン

お待たせしました。ハッチャ-ソンです。

もう、この人も一番有名なアルバム〈Happenings〉を聴きましょう。しかも曲はやはり〈Maiden Voyage〉です。

ハービー・ハンコックのオリジナル・ヴァージョンに負けない密度の演奏だと思います。 これはよくきいたなー^^

 

もう最後なので、新しいライブ映像を貼ります。ジョーイ・デフランセスコ(オルガン)と共演しています。  1時間以上ありますので、適当なところで・・・でも、いい演奏ですよ。1曲目は〈Just Friends〉ですね。

Bobby Hutcherson – vibraphone
Joey DeFrancesco – Hammond A100 organ
Ulf Wakenius – guitar
Myron Walden – alto sax
Ron Blake – tenor sax
Byron Landham – drums  
いいメンバーですね。ウルフ・ワケニウスのギターも好きです。

 

まとめ

ヴァイブ奏者は6人でまとめることが出来ました。

この6人を聴けばヴァイブラフォンはOK じゃないでしょうか。

ゲイリー・バートンが入ってない!という方がいるでしょうか?

ゲイリーはいいと思った演奏が1枚も無いから・・・いいんです。

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