JAZZという音楽の魅力を中心に

カズオ・イシグロ原作の映画「日の名残り」はこれぞ映画と言いたくなる傑作だ

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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まず、いかにもイギリス的なこの映画の原作がカズオ・イシグロであることに驚く。

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イギリスの貴族の暮らし、それに仕える執事Butlerという世界は日本人には馴染みが薄いものだが、それだけに興味深く見れる。

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画像はAmazon より

 

執事・スティーヴンスのアンソニー・ホプキンス

女中頭・ミス・ケントンのエマ・トンプソン

ダーリントン卿のジェームズ・フォックス

の演技は見事というしかない。

 

特にアンソニー・ホプキンスの顔(表情)の演技は、禁欲的、自己抑制的に生きる執事の内面をうかがわせて、余りにも映画的で素晴らしいものだった。これを見るだけでこの映画を見る価値がある。

またこの映画は変種のラブ・ストーリーとも見れるのだが、その恋心の表現は抑えて、抑えて・・・それが逆にドキドキする。

スティーヴンスが本を読んでいるところにケントンが来て「何の本を読んでいるの?」と聞くシーンがある。スティーヴンスは答えない。
ミス・ケントンは「ワイセツな本なの?」とからかう。  
スティーヴンスの顔。
余りにも隠すのでケントンはすぐそばに来て、本を持つスティーヴンスの指を1本1本はがしてゆき、その本を見る。 するとそれは感傷的な恋愛小説だった。

スティーヴンスは「教養を高めるために色んな本を読むのです」みたいな弁解をする。
二人の間に漂うちょっとあやしい雰囲気。だが、それだけ。何もない。

ジェームズ・アイヴォリー監督が描く〈The Remains of The Day〉は完璧過ぎて、もうカズオ・イシグロの原作を読む気になれないのが欠点かも?。 

 

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