トランプ次期大統領・当選後初の記者会見でもまた泥仕合・株価も為替も波乱必至・どうなるアメリカ

   

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11月8日の大統領当選後、一切記者会見を行わなかったトランプ次期大統領が初めて公式の記者会見を行った。

 

日本時間12日1時15分頃から約1時間だった。場所はトランプタワー。

娘のイヴァンカの姿も見えました。

最初にペンス次期副大統領が少し話したが、意味のある内容ではなかった。

全体の印象

 

大統領選でクリントン氏と「世紀の泥仕合」を行った挙句に当選したのだが、今夜の会見ではまた、メディアとの泥仕合をやっている という感じだった。

 

20日には大統領就任式が行われ正式に第45代アメリカ大統領になるのだが、

一体いつまでこのような振る舞いをするつもりだろうか?

大方の見方として「選挙戦での言動は選挙戦略であり、大統領になったら、さすがに変わるだろう」という意見が多かった。

しかし今夜の会見を見ると全然変わらない、トランプ節炸裂のままだった。

メディアとの対決姿勢も激しかった。

発言しようと挙手する記者に対して「お前のところはFAKE NEWS(嘘) を流すからダメだ」みたいなことを言っていた。(CNNか?)

なおも食い下がる記者を無視した。

別の記者を指名したがその記者(BBC)がトランプ氏が望まない話題を始めると、すぐに切って、別の記者に変えた。

発言者を指名するトランプ次期大統領

 

大統領になった後もこのようなメディア対応を続けるとしたらとんでもないことだと思われる。

正に前代未聞の大統領の誕生という印象を受けた。

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その他の発言

 

■素晴らしいニュースがあった。フォードが予定していたメキシコへの工場移転計画を撤回した。その決断を評価する。
GMもそうしてくれることを望む。

トランプ氏はTwitterでトヨタのメキシコ工場建設にもイチャモンをつけていた。トヨタの計画は大統領選前に決まっていたことだった。
このトランプ発言を受けてトヨタは今後5年間で1.1兆円の投資することを表明することになった。
フォードにしてもメキシコの安い労働力を使うことで安い車を生産する目的があったはずだが、これでアメリカ人は高い車を買わないといけなくなる。
またメキシコの雇用を失うことで、ますます移民問題は深刻になるはずだ。
これがトランプ氏の”America First“なら、「他の国がどうなろうと知ったことではない」という、とんでもない指導者をアメリカは持つことになる。

ーーー筆者注

■メキシコとの間に壁を作り始める。必ずその費用をメキシコに払わせる(発言を再確認した)

■会社の経営権は二人の息子(ドンとエリック)に譲る。

ここで女性弁護士が登場して、トランプ・オーガニゼーションの全ての経営からドナルド・トランプは手を引くことを語った。
娘のイヴァンカも会社経営には関わらないと弁護士は語った。

これで大統領職と実業家としての利益相反問題を払拭したというアピールだった。

しかし息子達に経営権を譲ったのでは、その疑念を払拭したことにはならないーーというのが専門家達の意見のようだ。

 

■実は一番時間を割いたのは「選挙戦でロシアのサイバー攻撃があって、選挙に影響を与えたのではないか」との多数の質問への対応だった。
この点に関してはロシアの関与を認めていた。

このロシアのサイバー攻撃問題は筆者はよく分からないので、これ以上触れません。

■日本、メキシコ、中国と良い取引ができていない。改善すべき。

■オバマケアは最悪(disaster)だ。見直す。

*まさにこの前日にオバマ大統領が退任の演説をしました。

その感動的な演説と余りにも対照的な次期大統領の記者会見でした。

オバマ大統領はその演説の多くの時間を「民主主義」を説くことに時間を割いていました。トランプ次期大統領のことが頭にあったことは間違いないと思います。

演説の最後を”Yes We Can、Yes We Did”と締めくくっていました。 

確かにオバマ大統領にも失政はあったと思います。

しかしオバマ大統領は間違いなく理想主義者でした。

(*理想が高くても現実がうまく行かないと責められるのですが、理想は現実に対処するためにある、理想主義者であることはそれだけで価値があるというのが筆者の考えです。)

(この会見前の)Twitterでの発言

 

大統領選に勝ったあと一切会見を行わずTwitter で一方的に発言していたそうですが、そのやり方は次期大統領として正しいものなのか?という疑問があります。

上に書いた自動車工場建設問題で、各企業が振り回されていることもそのひとつです。

筆者はそのTwitter発言は詳しくは知らないのですが、実にくだらないこともやっていました。

例えばゴールデングローブ賞の授賞式で女優のメリル・ストリープが(主に)差別的発言や移民差別などでトランプ氏を批判した。

これに対してトランプ氏は

『メリル・ストリ-プはハリウッドで最も過大評価されている女優の一人だ。自分のことを知りもしないのに攻撃した。彼女は大負けしたヒラリーの取り巻きだ』

とツィートしたとのこと。

 

「メリル・ストリープが最も過大評価されている女優」という意見には筆者も同感なのですが、こんなことをツィートしていることは全く大統領らしからぬ振る舞いだと思います。

(*筆者も「マディソン郡の橋」や「恋に落ちて」を見た時、これがメリル・ストリープでなかったらどんなに良かったか、と思ったものです^^)

まとめ

いやー、最後は下世話な話になりました。

当選直後の家族を伴った会見が割合好印象だったので、「大統領になれば良くなるのか」と期待させました。

ところが今夜の会見では、また下品な男に逆戻り。
大統領としての威厳や品格の微塵もなかったです。

日本では「トランプ大統領になって日本はどうなる」という議論が喧しく、そのような本も多数出ているようですが、

それどころではないように感じました。

まずアメリカ本体がそれこそdisaster (厄災)に見舞われる恐れを感じるような記者会見でした。

世界はアメリカがどうなるか見守っていることでしょう。

トランプ氏が大統領選に勝って以来好調が続いていた株価もどうなるかわかりません。

為替相場なども乱高下でしょうね。

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