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パット・メセニーの傑作アルバムはどれだ?ジャズギタリストとしてのメセニーに注目して

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

↑キャッチ画像出典:https://www.barks.jp/news/?id=1000112247&page=2

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パット・メセニーはなかなか書けないでいたプレイヤーでした。

何故ならその活躍が余りにも多岐にわたっていて、フュージョンからカントリー、フリージャズそしてオーソドックスなジャズまで、共演者もそれに応じて実に多様です。
メセニーが出す音そのものも多様なので、簡単に書くことをためらっていました。

出典:Wikipedia
URL:https://www.flickr.com/photos/74139338@N00/2825247512(2009-03-12)

メセニーの名盤選出にあたって

その1970年代後半からのメセニーの活動を網羅的に追ってもよいのですが、

先に書いたように余りにも多岐に渡るので、ここでは思い切って筆者が特別に好きなアルバムを選出することにします。

そのためには、まず切り捨てる作業にしました。

切り捨てたのは以下のアルバムです。

1.パット・メセニー・グループ(PMG)のものは避ける。

はい、これで「Off Ramp」 や「Letter From Home」、「The Road To You」 などの評判の高い作品、そして一部ではメセニーの最高傑作とも言われる「Secret Story 」も除きました。

2.1ともダブりますが、一種ほんわかとした牧歌的な演奏も排除!

チャーリー・ヘイデンとの「ミズーリの空高く」も除くことなります。

3.ソロ作品も排除。

4.アップできないECMの作品も除外。

これで「80/81」なども除外することになりました。

*このデューイ・レッドマン、マイケル・ブレッカーが入ったアルバムは本当は残したかったものです。

簡単に言うと、カントリー風味や南米音楽を取り入れたメセニーではなく、
ジャズ・ギタリストとしてのメセニーに注目するということになります。
*もともとメセニーが憧れたギタリストはジム・ホールであり、ウェス・モンゴメリーだったはずです。
*お断りしますが、切り捨てた音楽をやるメセニーが嫌いという訳ではありません。

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メセニーの名盤はこれだ!

そうやって残ったのが以下の4枚です。(録音順)

1.SONG X (1985)

2.Question And Answer (1989)

3.Parallel Realities Live  (1990)

4.Metheny/ Mehldau  (2006)

もう私の好みがはっきり判るセレクトになりました。

ベースがビンビンと弾け、ドラムスがビシバシとキマるアルバムです。

Question And Answer より

このアルバムは
メセニー(ギター)
デイヴ・ホランド(ベース)
ロイ・ヘインズ(ドラムス)
のトリオで演奏されています。

2曲連続で聴きます。
メセニーのオリジナル曲でタイトルナンバー〈Question And Answer〉
ジェローム・カーンのスタンダード〈All The Things You Are〉

この2曲を聴いてどう思われますか?

ギタリストとしてのメセニーがよく分かる演奏です。

◎伝統的なジャズ・ギタリスト、例えばジミー・レイニーやジム・ホールを彷彿とさせるような演奏も垣間見えます。

ここを押さえておくことが、後のメセニーの多様な活躍を聴く上で重要だと思います。

そういう意味でこのアルバムはメセニーの代表作です。
全曲素晴らしいのです。1曲目のマイルス・デイヴィスの曲〈Solar〉なども聴きたい演奏です。

◎また特記すべきはドラマーのロイ・ヘインズです。
ロイはチャーリー・パーカーとの共演もある大ベテランなのですが、このフレッシュなドラミングは驚異的です。これは’89年ですからヘインズもまだそんなに歳ではなかったのですが、このような意欲的な演奏を今に至るまで続けているという、ある意味「ジャズの巨人」です。

◎イギリス出身のベーシスト・デイヴ・ホランドとはこの後も数々の名作を残すことになります。

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パラレル・リアリティーズ・ライブ

Parallel Realities とは以下の4人で組んでいたスーパー・グループでした。

ハービー・ハンコック(ピアノ)
パット・メセニー(ギター)
デイヴ・ホランド(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)

そのフィラデルフィア、Mellon Jazz Festival でのライブ盤です。

動画がありますので、そこからディジョネットの曲〈Indigo Dreamscapes〉をどうぞ。

4人のソロがそれぞれ凄いです。

今風の言い方をすれば「神4」ですね。
自分の曲でのディジョネットの多彩なドラミングも聴きどころだし。
アコースティックとシンセで最大限の効果を上げるハンコック。

この神4のアルバムではもっと凄い演奏があるのですが、アップされていないようですので、とりあえずこの曲でご勘弁を。

 

SONG X 

お待たせしました。Song X です(!?)

メンバーは

パット・メセニー(ギター、シンセギター)
オーネット・コールマン(アルトサックス)
チャーリー・ヘイデン(ベース)
ジャック・ディジョネット(ドラムス)
ドナルド・コールマン(ドラムス、パーカッション)

タイトル曲、オーネットの曲〈SONG X〉

 

 

オーネット・コールマンはフリージャズの人ですからそういう演奏になっています。

それにしてもこの異様に高いテンションは何なのでしょうね!
こういう演奏をリードするメセニーの能力、資質、アナーキーさを忘れてはメセニーを十分に理解したとは言えない!というのが私の意見です。

オーネットのアルトの音が実にいい音であることを再確認です。
そしてまたディジョネットの凄さ!

何曲か聴きたい所ですが1曲にとどめます。

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Metheny / Mehldau

さて私が選んだ最後の1枚は「メセニー・メルドー」です。

このアルバムは基本はブラッド・メルドー(piano)とのデュエットなのですが、

2曲でラリー・グレナディア(ベース)ジェフ・バラード(ドラムス)が入っています。

そのカルテット演奏をアップします。曲はメセニーの曲〈Ring Of Life〉

バラードのタイトなドラムにノッてメセニーがイイソロを弾きますが、続くメルドーのピアノ・ソロがカッコよすぎます。

続くシンセ・ギター・ソロも痺れる演奏です。

 

まとめ

メセニーが好きという人は多いと思います。

そういう方は私の選んだ盤は不満だったかもしれません。

私は純粋にジャズを演っているかやや過激な演奏ばかりを選びました。

一般的にはもっと穏やかで、のどかというか(カントリー風味だったりする)メセニーに人気があることを知っています。

私が示したかったのは、そういうメセニーの原点のようなものです。

一番最初にかけた曲に見られるような、オーソドックスなジャズを踏まえた上で、今のメセニーの演奏があることを強調したかったのです。

最後まで読んでくださってありがとうございます

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