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ジャズ以外で好きなアルバム(その1):スティング、Sting :Nothing Like The Sun

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

↑画像はAmazonより引用

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普段ジャズを中心に聴いています。

しかし、もちろんジャズ以外にも好きなアルバム、プレイヤー、シンガーがいます。

そんな中から一番に思いつくのが、スティングのアルバム〈Nothing Like The Sun〉です。

1987年リリースというから、もう古いアルバムということになるのでしょうが、その音楽の魅力(輝き)はまだ薄れてはいないと思います。

 The POLICE から独立して2枚めのアルバムです。

永遠の名曲「見つめていたい」

その前に、スティングといえば、忘れられない曲、ポリス時代の名曲「見つめていたい」Every Breath You Take を、(やはり)聴きましょう。

 

何度聴いても(見ても)スティングのカッコよさ、曲の素晴らしさは格別ですね。 

 

Nothing Like The Sun

さて Nothing Like The Sun に戻ります。 収録曲は以下のようになっています。

  1. ザ・ラザラス・ハート :  The Lazarus Heart
  2. ビー・スティル・マイ・ビーティング・ハート:
  Be Still My Beating Heart
  3. イングリッシュマン・イン・ニューヨーク
  Englishman In New York
  4. 歴史はくり返す:History Will Teach Us Nothing
  5. 孤独なダンス:They Dance Alone 
  6. フラジャイル:Fragile
  7. ウイル・ビー・トゥゲザー:We’ll Be Together
  8. ストレート・トゥ・マイ・ハート:Straight To My Heart
  9. ロック・ステディー:Rock Steady
  10. シスター・ムーン:Sister Moon
  11. リトル・ウィング:Little Wing
  12. シークレット・マリッジ:The Secret Marriage
(*太字:YouTubeリンクする曲)
 

フラジャイル

まずFragileから聴きましょう。

曲の美しさ、スティングのボーカル、そしてアコースティック・ギターのきれいなこと。スタンダード曲となる要素が揃っています。 

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タイトルで「ジャズ以外で好きな・・・」と書いたのですが、 このアルバムの参加ミュージシャンは次のような人たちです。

Manu Katché (drums)
Kenny Kirkland (keyboards)
Mino Cinelu (purcussion)
Branford Marsalis (soprano sax)
Gil Evans and his orchestra (conductor)

これってほとんどジャズのミュージシャンですね。

ブランフォード・マルサリスは完全にジャズのサックス奏者
ケニー・カークランドはブランフォード・バンドのピアニスト(いいピアノでしたが、若くして亡くなりました)
ミノ・シネルはマイルス・ディヴィス・バンドでパーカッション叩いていた人。
そしてギル・エヴァンズは知る人ぞ知るジャズのオーケストレーション、アレンジャー。マイルスとの共演、サポートが有名。

このメンバーを揃えて、このアルバムで最もジャズっぽい曲が

イングリッシュマン・イン・ニューヨーク

Englishman In New York です。聴きましょう。

ブランフォード・マルサリス のソプラノサックスが最初から最後まで印象的に活躍していますね。

この曲でブランフォードの名前を覚えた方も多いのかもと思います。
途中テンポが変わる所の間奏は完全にジャズのフォービートです。
黒人女性がベースを弾いている映像になっていましたが、CDには一切記載がありませんので、これはPV用かと思います。

実際にイギリスからニューヨークに移住した(年長の)友人のことを題材にスティングが曲にしたと書いてあります。

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リトル・ウイング Little Wing

 


◎ジミ・ヘンドリックスの曲。
◎ギル・エヴァンズのオーケストラがやっている。
◎かっこいいギターソロはハイラム・ブロック Hiram Bullock. 

ギル・エヴァンズはスティングの子供の頃からのアイドルだったと書いてあります。(ギルを好きな子供って、スティングは、かなりJazzな人だったんですね)

Gil Evans

シスター・ムーン Sister Moon

さて、あと1曲にします。

Sister Moon です。

この曲、タイトルの意味、歌詞が意味するものがさっぱり分からないので歌詞カード(英文)を睨んだのですが、やはりよく分かりません。曲のあとにそのことを少し書きます。

この曲もブランフォードのソプラノサックスのイントロから始まる美しい曲です。
ほとんどスティングのボーカルとサックスの掛け合いのように感じられました。 魅力的な曲です。
ベース演奏はスティングだと思います。

 

この曲の意味ですが、歌詞カードを見ても意味が分かりません。
一つ発見したのは、歌詞の途中にアルバム・タイトルの nothing like the sun という一節があったことです。(もともとシェークスピアの戯曲の一節らしいのですが)

スティング自身がライナーにこの曲の説明としてこう書いています。

Sister Moon is a song for lunatics everywhere, for all of those whose sanity is dependent on the phases of the moon.
(下線:筆者)

これをそのまま、私が愛用するWeblio自動翻訳に入れるとこのようになりました。         ⇩

『分別が月の段階に依存している人々全員のために、姉妹月は、至る所で狂った人間のための歌です』

lunaticは  精神異常者、 狂人 、変人 、愚人 を意味します。

私が所持するこの↓エレクトロニカ・タンゴ・アルバムもそういう意味です。タイトルはずばり「狂気」

Sister Moon with Herbie Hancock 

ジャズピアニスト、ハービー・ハンコックと共演したよりジャズっぽいSister Moon の演奏がありましたので、それも聴きます。
よりカッコよくなっていると思うのは私がJazzが好きだから?

これはハンコックのアルバム Possibilities (2005) に入っています。

 

まとめ

一つのアルバムでこれだけ楽しめる曲が詰まっているものも、そうはないでしょう。

アップ出来なかった曲も、それぞれ興味深い曲です。1曲1曲に話題性があります。

アルバム・ライナーの最後にこう書いてあります。

This album is dedicated to my mum and all those who loved her. 

(スティングは、このアルバム製作の1年前に愛する母を癌でなくしたそうです)

Thank you for visiting the site, see you again

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