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ジャズの名曲「MISTY」の9バージョンを聴く・エロール・ガーナー作曲

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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「ミスティー」Misty  

ジャズ・ピアニスト、エロール・ガーナーが飛行機に乗っている時に、窓の外を見て浮かんだメロディというのは有名な話です。

更に言えば、エロール・ガーナーは楽譜の読み書きが出来なかったので、メロディを忘れないようにするのに苦労したそうです。(今ならスマホで簡単なんですが^^)

本人演奏の後、多くの人がカヴァーしました。

インストの演奏バージョンも多いのですが、

例によって歌詞もつけられ、たくさんの歌手によって歌われることになりました。

♪Look at me ~ 

 

エロール・ガーナー

その印象的なメロディをまず作曲者のピアノ演奏で聴きましょう。

さすがご本家。決定的な演奏です。

高音がミストな感じを良く表現していますね。こんなメロディを思いついたら、焦るでしょうね。

この↓「コンサート・バイ・ザ・シー」というアルバムがとても有名でした。

 

 

スタン・ゲッツ& ボブ・ブルックマイヤー 

ジャズらしく スタン・ゲッツの演奏で聴きます。

ゲッツのテナーは深くてイイですね!

トロンボーンの音、味わいもこの曲にはよく似合います。

というかこのアルバムのリーダーはゲッツではなく、トロンボーンのボブ・ブルックマイヤーなのです。

 

Stan Getz – tenor sax
Bob Brookmeyer – valve trombone
Gary Burton – vibraphone
Herbie Hancock – piano
Ron Carter – bass
Elvin Jones – drums

このアルバムです。↓

*このアルバムのベスト・トラックはMistyではなく6曲目の Sometime Ago 。

エルヴィンのドラムとカーターのベースが凄くて、そのリズムに乗って各人のソロも「これぞジャズ!」という演奏です。

山本剛

次は、日本のジャズピアニスト、山本剛がThree Blind Miceレコードから出したものです。

このアルバムは結構ヒットして、Misty は山本の代表曲になりました。 

 

ドロシー・ドネガン

ドロシー・ドネガンという凄い黒人女性ピアニストがいました。

いわゆるバカテクの人です。そのドロシーがこれは多分エロール・ガーナーのモノマネで Mistyを演奏している映像です。

 

好みは分かれるかもしれませんが、楽しいライブ演奏だと思います。

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■ヴォーカルを聞かないといけないですね。

ヴォーカルは厳選して男女1名づつとします。

フランク・シナトラ

ジュリー・ロンドン

 

*本当はサラ・ヴォーンの歌唱が非常に有名なのですが、ここでは省略します。

デクスター・ゴードン

デクスターもやっていました。

 

ステファン・グラッペリ&ミシェル・ペトルチアーニ

フランスのステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)とミシェル・ペトルチアーニ(ピアノ)が

なかなかステキな演奏をしていました。 (二人共亡くなりました)

 

ステファン・グラッペリという人はジャズヴァイオリニストなんですが、その演奏はいつもフランスの(あるいはヨーロッパの)エスプリを感じさせるものでした。

Stephane Grappelli – violin
Michel Petrucciani – piano
George Mraz – bass
Roy Haynes – drums

この曲が入ったアルバムはこれ↓ですが、これペトルチアーニの一番いい演奏でもあると思います。愛聴盤です。

バド・シャンク

サックス奏者バド・シャンクの他とはちょっと違う演奏がありますので、それを聴きます。

ここではシャンクはボッサリズムにして、テンポも倍にして演奏しています。こんなMistyは珍しいですね。

ピアノは才人クレア・フィッシャーです。

まとめ

 

エロル・ルイ・ガーナーErroll Louis Garner , 1921年6月15日-1977年1月2日)はアメリカピッツバーグ出身のジャズ・ピアニストで作曲家。エロール・ガーナーとも。兄のリントン・ガーナーもまたジャズピアニストであった。彼の独創的で、美しい旋律を生み出す演奏技法は多くの観衆や同僚のジャズミュージシャンから称賛を浴びた。生涯楽譜が全く読めず、また左利きであった。

1954年には「ミスティ」(Misty)を発表。評判になる。後に作詞家のジョニー・バーク  により歌詞がつけられ、1859年にジョニー・マティスによって歌われ大ヒット。その後も何人もの歌手によってカバーされるなど、ジャズのバラードにおけるスタンダードナンバーとなるほどの大成功をおさめた。
ーーーーーーーWikipedia

追記

上のWikipedia引用文の中でジョニー・マティスへ飛べるようになっています。
そこを読んでみると、マティスはゲイであることを公表していると書いてありました。
これには「マティスよ、お前もか!」と思いました。

ロック、ポップス系のミュージシャンにはメチャクチャ、ゲイが多いことを知ってはいましたが・・・

ただジャズ・ミュージシャンは見事に「酒、女、クスリ」の3拍子揃った人が多くて、ゲイは余り聞きません。 バイ(両刀使い)は結構いますけど。

私が知っている、ゲイであることを公表しているジャズメンはヴァイブラフォンのゲイリー・バートンだけです。

🌟ミスティという名曲のことを書いていて、最後は性的傾向の話になってしまいました。

失礼しました。

ミスティのいくつかのヴァージョン、楽しんでいただけたら幸いでした。

 

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