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タイでの暮らしで、記憶に残るいくつかの出来事:タイ人のジョーク・歌う歯医者【タイ人気質】

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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筆者は7年間タイで暮らしたことがあります。首都バンコクです。

*もう随分前のことですが(1990年代)、今から書くことは時代は余り関係ないと思いますので。

タイでの暮らしで記憶に残ることはたくさんあるののですが、その中からいくつかのエピソードを紹介します。

体温上昇

タイで暮らし始めて2年ほど経った頃、体温が37.2°C になって下がらなくなりました。

会社の近くのクリニックに行って「微熱が続いて下がらないんですが」と訴えました。

医師は「タイに来てどれくらい経つか?」を訊いたあと、「タイ人の平熱がいくらか知ってますか?」と言いました。

「知りません」と答えると

医師は「37.2℃です」「これであなたもタイ人と同じ身体になったんですよ」と笑いました。

オフィスに戻ってタイ人スタッフ何人かに訊いてみると、みんな37.2℃だと答えました。

暑さに対応して体温も上がることを初めて知りました。

(後日談)7年をタイで過ごして日本に帰ってきた時が大変でした。
タイ人化した身体にとって日本の冬はとんでもなく寒く感じられ、最初の冬には酷い風邪をひいて高熱を出すことになりました。
特に鼻の粘膜が日本の冬の冷たい空気に耐えられませんでした。

*色んな意味で日本の寒さが身に沁みました。

 

歌う歯医者

電話で予約して、歯医者さんに行きました。住宅街にある平屋のわりと雰囲気のある建物の歯医者さんでした。

その歯医者さんが自分の主張を語りました。

「なぜ日本人は歯に金属を被せたりするのか?
醜い(ugly)ではないか。日本はリッチな国なのに。
アメリカやヨーロッパなど先進国ではそんなことはしない。
タイでも金属が見えるような処置はしない。」

確かにタイの人はみんな歯がキレイという印象がありました。
タイ人も虫歯になるでしょうから、処置の仕方で気を使っていたんだと初めて気づきました。

確かに、テレビでアメリカやヨーロッパの一般人が登場するシーンで歯に金属を被せているのを見たことはありません。日本は違います。

このこともその国の「民度」を示す一つの指標になるでしょうね。
日本は本当にリッチなのか?とも思いました。

歯の治療における審美的配慮の問題。

アメリカのドキュメンタリー番組で一度だけ前歯に1本金属を入れている男性を見たことがありました。

その人は死刑囚でした・・・・・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

前置きが長くなりました。ここからが本題です。

治療を受けている間のことです。

横に立っている女性の看護婦さん(?歯科助手さん?)が歌うのです。

ラジオをつけていて、それに合わせてタイの歌謡曲のような歌をかなり大きな声で歌うのです。

私はびっくりしました。

これって・・・サービスなの?

だけど歯医者さんは・・・「うるさい!」とか言わないかと思っていると・・・

歯医者さんも合わせて歌い出したのです。

歌いながら治療が出来るの? さっきのタイ歯科先進国論は何だったの?

と思いながら治療を受けました。

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タイ人のジョーク

タイ人は日本人に比べるとジョークを言うことが好きなようです。

日本人は so serious (真面目過ぎる)と彼らは言います。

ユーモアの感覚というのも民度を測るひとつの指針のように感じます。 

ちょっとしたジョークがその場の雰囲気を和ませます。

そこで怒ったりすると、それこそ serious な人と思われれてしまいます。

タニヤ街の火事

タニヤという日本人向けの飲み屋さんが集まっている通りがあります。

ある日、夜間にタニヤ通りに入るシーロム通りの角のビルで火事がありました。

翌朝出勤途上でその焼け跡を見ましたが、1階にKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)が入ったビルが1棟全焼していました。

オフィスに行くと、タイ人の女性秘書がこう言いました。

「昨日の火災で西洋人(タイ語で「ファラン」)が一人焼け死んだことを知ってますか?」

「知らない」

「カーネル・サンダースという名前の西洋人がまる焼けになりました」!!

建築模型

有名なある日系企業S社が、バンコク支店ビルを建てたいとの話があり、設計コンペがありました。

かなりの時間をかけて基本設計用の図面を作成しました。

東京のS社の本社でプレゼンテーションして欲しいとのことだったので、その際是非模型が欲しかったので、タイ人の事務所に模型製作を外注しました。

特徴のある形を示すのに(当時は)模型が一番ポピュラーなプレゼン手法でした。内部にライティングなども仕込んで、オン・オフできるようにしました。

何度かその事務所と打ち合わせをして、修正などを頼みました。

翌日東京へ出張するという日にその事務所に模型を受け取りに行きました。

その時その事務所の代表者がこう言いました。

「税関を通る時には気を付けて下さいね。模型の中に「白い粉」をたくさん詰め込んでますので」

(笑)

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まとめ

7年も暮らせば、もっと思い出すいろんなことがあるのですが、

面白いエピソードに限定して書きました。

面白いエピソードでも、ここでは書けないこともたくさんありました。(!!?)

読んでくださってありがとうございます。それでは、また。

最後にタイのビーチの写真を一枚。

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