JAZZという音楽の魅力を中心に

ケニー・ドーハム:春の曲を演奏するBLUE SPRINGを入り口にドーハムの名盤を聴く

 
この記事を書いている人 - WRITER -
団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

Sponsored Link

今日の主役はケニー・ドーハムです。

ケニー・ドーハム(Kenny Dorham,1924年8月30日ー1972年12月5日、48歳没)

ドーハムはチャーリー・パーカーのバンド、アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズでも活躍したトランペッターですが、どこかくすんだような地味な印象があります。

その出世作のタイトルがQuiet Kenny 「静かなるケニー」ですしね。

しかし、私には 〈Lotus Blossom〉と〈 Blue Bossa〉 という名曲を作った人としても記憶に残るジャズメンでした。

BLUE SPRING

約束通りSpring とタイトルに入った曲ばかり6曲を集めたアルバムから始めます。

春の曲を集めたのにそのタイトルがBlue Springであるところがドーハムらしいです。

メンバーと曲目です。

Kenny Dorham(tp) 
Julian “Cannonball” Adderley(as)
Cecil Payne(bs)
David Amram(F-hr)
Cedar Walton(p)
Paul Chambers(b)
Jimmy Cobb(ds) 
Recorded in New York, January 20 and February 18, 1959. 

【収録曲】

1. Blue Spring
2. It Might As Well Be Spring
3. Poetic Spring
4. Spring Is Here
5. Spring Cannon
6. Passion Spring

■そのBlue Spring を聴きましょう。(ドーハムの自作曲)

●このあたりのスモーキーな音のドーハムが最も一般的なドーハムのイメージかと思います。
このアルバムからもっと春の曲を聴きたい所ですが、ドーハムの紹介したいアルバムは結構たくさんありますので、先を急ぎます。

Quiet Kenny 「静かなるケニー」

■始めに紹介したアルバム「静かなるケニー」なんですが、実はこの中でも〈Blue Spring Shuffle〉と題して同曲をやっています。
それも聴いてみたいのです。

●いかがでしょうか? こっちの方がカッコいいと思う方もいるでしょうね。 こちらはメンバーが
Kenny Dorham(tp)
Tommy Flanagan (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)
なんですね。いわゆるワンホーン・カルテットという編成です。
シンプルな編成になった分、焦点が定まるというか、力強く感じられるかも知れません。
そしてピアノのトミー・フラナガンの参加も大きいでしょうね。フラナガンは「名盤請負人」と呼ばれています。
(こんなあだ名を考えつくのは日本人に違いないと思います)

Sponsored Link

■このアルバムにドーハムが作った名曲〈Lotus Blossom〉が入っていました。この印象的なメロディを持った曲はその後幾多のプレイヤーに演奏されることになりました。

 
●どこか東洋的なイメージも喚起するテーマ・メロディですね。 ドーハムは「泥の中から美しい花を咲かせる」ことをイメージしてこの曲を作ったらしいです。
それにしても、テイラー、チェンバース、フラナガンのトリオの伴奏も素晴らしいです。
名盤と言われるゆえんです。

Jazz Contemporary (難問ジャズ・クイズ付き)

次のアルバムはこれです。

ジャケットがジャズらしいカッコよさです。(1960年のTIME盤)

このアルバムから〈This Love Of Mine〉

●ステキな演奏ですね!
さて、ここでクイズです。この演奏をしているクインテット(5重奏団)のメンバーは誰でしょうか?
超難問です。相当ジャズに詳しい方でもドーハム以外の4人を当てることは難しいでしょうね。
回答は最後の【まとめ】に書きます。^^

Sponsored Link

ジョー・ヘンダーソンの Page One

■さて「蓮の花」をかけましたので、「ブルー・ボッサ」もここで行きたいと思います。

これはジョー・ヘンダーソンのアルバム「ページ・ワン」で初演されました。ジョーヘンとは何枚かのアルバムで共演していますが、このジョーヘンのBLUENOTEデビュー作でも呼ばれて曲を提供した訳ですが、この「ブルー・ボッサ」これほどの人気曲になるとはドーハムもジョーヘンも思っていなかったのではないでしょうか?

●いやー、何度聴いてもイイです。
この曲ラテンリズムではありますが、正確にはボサノヴァのリズムではありませんね。
このメンバーは
Joe Henderson (ts)
Kenny Dorham (tp)
McCoy Tyner (p)
Butch Warren (b)
Pete La Roca (ds) です。
この曲についてはこんな記事も書いています。

ジャズの名曲:BLUE BOSSA ブルーボッサ、12個(+1)聴き比べ⇨

Inta Somethin’ と Matador

さて今度はアルトサックスのジャッキー・マクリーンと共演したアルバム2枚に行きます。

まず〈Inta Somethin’〉というライブ・アルバムから
■曲は〈It Could Happen To You〉

●最初のドーハムのソロがなめらかできれいなソロです。 そして今まで書きませんでしたが、やはりドーハムの音には哀愁があります。 次のピアノのソロはウォルター・ビショップjr. あれっ、マクリーンはソロを取りませんでした。

失礼しました。二人がちゃんとソロを取る曲をかけます。

■チャップリンの曲〈Smile〉 です。
こちらは、アルバム〈Matador〉からです。
バラードで演奏されるのが普通の曲ですが、ここでは早めのテンポです。

この2枚のアルバムはCDになって2in1 , 一枚のCDに2LP分が入ったものが出ています。

Sponsored Link

Jazz Contrasts

このアルバム、最重量級のメンバーで構成されています。

即ち

Kenny Dorham (tp)
Sonny Rollins (ts)
Hank Jones (p) 
Oscar Pettiford (b)
Max Roach (ds)

曲はスタンダードの〈I Remember April〉

●これほど早いパッセージを吹くドーハムは珍しいでしょう。かつハードです。
このメンバーだとこんな演奏になるんですね、という演奏です。

At The Cafe Bohemia

さて最後にかける1枚を’63年のハンコックなどが入ってある程度ヒットしたアルバム〈Una Mas〉にするか、それともハードバップ全盛期’56年の
ライブ盤 At the Cafe Bohemia にするか迷いましたが、よりカッコいいと思う後者にします。

曲も悩みますが、〈Mexico City〉にします。

Kenny Dorham (trumpet)
Kenny Burrell (guitar)
J.R. Monterose (tenor saxophone)
Bobby Timmons (piano)
Sam Jones (bass)
Arthur Edgehill (drums)
 Cafe Bohemia, New York, NY (05/31/1956).

●アーサー・エッジヒルのシンバルからかっこいいです。
JRやバレルのソロも’56年ハードバップの雰囲気が良く出ています。

まとめ

ケニー・ドーハムの7枚のアルバムを紹介しました。

他にも〈Una Mas〉〈Afro Cuban〉などの有名盤がありますが割愛しました。

哀愁味溢れる音となめらかな演奏で一時代を飾ったトランペッターでした。
’72年に亡くなりましたから、ドナルド・バードやフレディ・ハバードのような「その後」はありませんでした。

クイズの答え

◎Jazz Contemporary での共演者です。

Charles Davis(baritone sax) チャールズ・ディヴィス
Steve Kuhn  (piano) スティーヴ・キューン
Butch Warren (bass) ブッチ・ウォーレン
Buddy Enlow (ds) バディ・エンロウ

でした。いやー、難しかったですね。

 

Thanks a lot for visiting the site, see you again !

Sponsored Link

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© ジャズの名盤 , 2018 All Rights Reserved.