かってジャズ喫茶で最も良くかかっていた3曲〈レフトアローン~クレオパトラの夢~あなたは恋って何だか知らない〉

      2017/01/25

↑上の画像は「福岡市で今も営業する老舗ジャズ喫茶JABの店内」

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かって、というのは1960年代(の後半頃)というくらいの意味です。

その頃、日本中に数多くのジャズ喫茶がありました。

そこで良くかかっていた曲というとこの3曲を思い出します。

Left Alone /Mal Waldron

Cleopatora’s Dream / Bud Powell

You Don’t Know What Love Is / Eric Dolphy

このころのJAZZを代表する曲という意味なら他にもたくさんの曲があるのですが、(例えばSo What / Miles DavisとかWaltz For Debby / Bill Evansとか、またはセロニアス・モンクの曲とかです)私には何故かこの3曲が印象強く残っています。

多分日本のジャズ喫茶文化と相性が良かったのだと思います。
それと当時の日本の時代の雰囲気との関りもあったでしょう。

その証拠にアメリカ人のジャズが好きな人に尋ねても、この3曲は出てこないと思われます。

他の有名曲とどこが違うのだろう?
と考えてみると、この3曲は どこか情念に直接訴えてくるような曲だったと思うのですが・・・

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レフト・アローン /マル・ウォルドロン 

マル・ウォルドロン:Mal Waldron 1926-2002

ジャケットの右側にビリー・ホリデイの写真が影のように写っていて、

Mal Waldron at the piano plays moods of Billie Holiday

her former pianist and his trio  と書いてあります。

マルはビリー・ホリデイの最後の伴奏者を務めたピアニストでした。

それで、このような in memory of Billie Holiday のようなアルバムを作りました。

1曲目の表題曲〈Left Alone〉がジャズ喫茶で良くかかったものです。

聴きましょう。 

この1曲だけで
アルトサックスを吹いている
ジャッキー・マクリーン
日本では超有名になりました。

マクリーンは決して「巧い」サックス奏者ではないのですが、ここで聴かれるように、独特のファナティックな味を持っていて、日本では人気があるサックス吹きです。
(1931-2006)  

 

マルのピアノは一言でいうと「暗い」。

しかし、「情念のピアニスト」と呼びたくなるような独特の深みを感じました。

 
〈ALL ALONE〉というソロアルバムを買って一日中聴いていたりしました。 

クレオパトラの夢 / バッド・パウエル

Bud Powell (1924年9月27日 – 1966年7月31日)  :チャーリー・パーカーと共にモダンジャズを完成させた天才ピアニスト。

バッド・パウエルの本当に素晴らしい演奏が聴けるのは50年代初めまでであって、このBLUENOTE のAmazing Bud Powellシリーズで言えばVol.1、Vol.2までであり、’57年以降の録音であるVol.3以降はたいしたことはない、というのが通説のようだ。

それは事実であって、聴けばわかるのだが、天才のスピード感、迸るエネルギーはVol.3以降からは消え失せている。頭の中のアイディアに指がついていかないもどかしさのような感があり、本人が一番悔しかったのではないだろうか。

しかし不思議なもので、人気というものは別物であり、このAmazing Bud Powell Vol.5 The Scean Changes ほど日本で愛された盤はないのではないか?

この青っぽいジャケットのパウエルの姿、そしてそれを覗き込む当時3才のパウエルの息子が映り込んだ愛すべきジャケットとともに、何といっても
Cleopatra’s Dream『クレオパトラの夢』 が入っているからだ。
この1曲は日本で異常に愛された。
日本のジャズ喫茶文化の中で開いた花ともいえる。

パウエル直系のピアニストと思われている、秋吉敏子が(アメリカにいて)日本にいなかったためこの曲を知らなかったというのは有名(?)なエピソードである。

しかし今聴いてもこの最初のメロディーが流れると心が湧き立つのだから、
やはり名曲の名演と言えるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーー筆者のAmazonでのレビューより

という訳でその曲を聴きましょう。
Creopatra’s Dream [1958]

Bud Powell(p)
Paul Chambers(b)
Art Taylor(ds)

ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ / エリック・ドルフィー  

 
Eric Dolphy
1928-1964 (36歳)

ジョン・コルトレーンの記事の所でも書きましたが、「もしあの人がもっと生きていれば・・・」と言われる天才奏者の一人です。

マルチ・リード奏者ですが主に演奏するのはアルトサックス、バスクラリネットです。 ここの演奏ではフルートを吹きます。

この曲が入ったアルバム〈LAST DATE〉は死の直前にオランダでライブ録音されたものです。

 

「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」を聴きます。

このアルバムの最後にドルフィの肉声が入っています。若々しい良い声です。

When You Hear Music,
After It’s Over
It’s Gone in the Air
You Can Never Capture It Again.
————————————–Eric Dolphy

このドルフィの言葉はインプロビゼーション(即興演奏)を命とするジャズという音楽を的確に現す言葉として有名になりました。

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まとめ

かってジャズ喫茶でよくかかっていた曲として、

たった3曲を挙げてしまうなどということは

無謀な行いかもしれません。

しかし、ジャズを聴いてある方ならこの3曲は納得してもらえるのではないでしょうか。

特に60年代後半のJAZZ喫茶の雰囲気を知ってある方は分かってもらえると思うのです。

勿論思い入れの曲であれば、他にも色々あると思います。

私が特別思い入れがあるのは

BACKLASH / Freddie Hubbard 

Memphis Underground /Herbie Mann 

などの曲です。

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良かったらこちらもどうぞ

⇒ ジャズ喫茶という日本独自の文化・60年代に良くかかっていた曲〈クール・ストラッティン〉〈ケリー・ブルー〉など

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