JAZZという音楽の魅力を中心に

松本英彦:日本のジャズを牽引したテナーサックスの第一人者の名演奏

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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テナーサックス奏者 松本英彦 (1926/10/12-2000/2/29)
大正15年=昭和元年生まれ・ちなみにジョン・コルトレーンは1926/9/23生まれ

この人は筆者にとって特別の人でした。

もちろん筆者にとってだけでなく、日本のジャズ・テナーサックス奏者として間違いなく第一人者でした。

☆ ☆ ☆

筆者の個人的な話になりますが、

中学生のころ、アメリカンポップスばかり聞いていました。

ラジオのヒットパレードで、デル・シャノンやザ・ロネッツを聞いている耳に

楽器だけの演奏も聞こえてきました。

まだJAZZという音楽は知りませんでした。

ただ、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ来日のニュースは知っていました。それがどんな音楽かわからないけど、何だかカッコいい名前だなーと思ったことを覚えています。

そして耳に入ったその楽器だけによる演奏が松本英彦のテナーサックスだったのです。

そして、それは今思えばジャズではなく、(いわゆる)ムード・テナーの演奏でした。

実はサム・テイラーの吹く「ハーレム・ノクターン」とかも流行っていたのですが、筆者が心惹かれたのは間違いなく松本英彦でした。

曲はよく覚えていないのですが、「ダニーボーイ」「思い出のサンフランシスコ」は聞いたと思います。

初めに聴いた松本の演奏など

思い出のサンフランシスコ

しかし松本英彦はムードテナーの人ではありませんでした。 わたしが知る10年近く前にビッグ4を結成し、日本の戦後最初のジャズブームを引き起こしていました。
ビッグ4ジョージ川口:ドラム・松本英彦:テナーサックス・中村八大:ピアノ・小野満:ベース)

そんなことは当時は知りません。 しかし、松本英彦を聞いて高校に入ったらサックスを吹こうと思いました。結局アルトサックスになりましたが。

ダニーボーイ

思い出の曲「ダニーボーイ」を聴きます。

ただ、これはすこし後年の映像ですね。

(何年というクレジットがありません)

 

スターダスト

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ジャズ・テナーの松本

ムーンライト・セレナーデ

1960年の松本の演奏を1個だけ見つけましたので、そのMoonlight Serenadeを聴きます。

松本英彦 Hidehiko Matsumoto (ts), 世良譲 Yuzuru Sera (p), 沢田駿吾 Shungo Sawada (g) 木村新弥 Shinya Kimura (b), 猪俣猛Takeshi Inomata (ds) Album:“Hidehiko Matsumoto Quintet / Modern Jazz” Recorded:Tokyo, 1960

枯葉

これも’80年代のいつかだと思いますが、ジャズの奏者としての実力を発揮した演奏を聴きます。

前田憲男(ピアノ) 猪俣猛(ドラム) 荒川康男(ベース)の姿が見えます。

黒い瞳 Dark Eyes

この白竜湖・1991年とクレジットがある「黒い瞳」はジャズのテナー・サックスの演奏として本当にすばらしいと思います。

松本英彦のサックス演奏は呼吸するように自然で無理のないものです。
息の吹き込み、ブレス(息継ぎ)、タンギングがまるで歌うように吹いています。

これほどスムースなテナーの演奏は世界的に見てもそれほど多くはないと思わせるレベルです。いや、すばらしいです。
*ドラムも凄いです。

そして、その演奏は明らかに若い頃より進歩しています。
バップ、ハードバップに安住せず常に前進していたことがわかります。
エルヴィン・ジョーンズ(ドラム)が日本滞在していた時に、ジャズクラブ(ピットインか?)でのジャムセッションで、周りがその余りに凄いドラミングにビビる中、松本が果敢に挑戦していたーーという記事を読んだ記憶があります。
その映像が残っていたならどんなに素晴らしかったことでしょうか。

ムース・ザ・ムーチ

面白い動画を見つけました。5人のサックス奏者が揃った演奏です。

スーパー・サックス 松本英彦(ts)大友義雄(as)峰厚介(ts)大森明(as)佐藤達哉(ts) 市川秀男(p)水橋孝(b)ジョージ川口(ds) All Japan Jazz Aid ’88 武道館

 

Just One Of Those Things

さきほどの「枯葉」と同じ時の映像で「ジャスト・ワン・オブ・ゾウズ・シングズ」を聴いて最後の曲とします。

おわりに

間違いなく戦後の日本のジャズを牽引した、不世出のテナーサックス奏者、松本英彦にスポットしました。

もう亡くなって20年近く経とうしているのですね。
時の流れの速さを感じつつ終わりにします。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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