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「もうひとつのショパンコンクール」BS1、12/23放送後半ーファイナリストたち

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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2015/12/23にBS1で放送された「もうひとつのショパンコンクール」ですが、前半で予選の模様、各ピアノメーカーの戦いが描かれました。

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ショパンコンクールは、10月3日に始まり20日間に及ぶ長い戦いです。

*KAWAIが上位入賞を期待していたロシアのチスチャコーバは38度の熱を出し、実力が発揮できなかったようです。それでも1次予選は通過しました。

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 前半の記事はこちらです⇨

「もうひとつのショパンコンクール」ショパンコンクール2015、日本人ピアノ調律師、FAZIOLIというピアノ

さて、いよいよ本選(ファイナル)に進む10人が発表されます。

 

10人のファイナリスト

3次予選が終わりファイナリスト10名が発表された。

この10人がファイナリストになった。

本戦はアルファベット順に4人、3人、3人と3日間をかけて、以下のスケジュールで行われた。

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本選の日程・演奏者:バック:ワルシャワフィルハーモニー交響楽団、指揮:ヤツェク・カスプチェック

○10月18日午後6時~9時10分
Mr Seong-Jin Cho (South Korea):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Aljosa Jurinic (Croatia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Ms Aimi Kobayashi (Japan):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Ms Kate Liu (United States):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

○10月19日午後6時~8時30分
Mr Eric Lu (United States):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Szymon Nehring (Poland):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Georgijs Osokins (Latvia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

○10月20日午後6時~8時30分
Mr Charles Richard-Hamelin (Canada):ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21
Mr Dmitry Shishkin (Russia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Yike (Tony) Yang (Canada):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

審査員たち

審査委員長
カタジーナ・ポポヴァ・ズィドロン
審査員(肩書)
マルタ・アルゲリッチ(1965年第7回ショパンコンクール優勝)
ダン・タイ・ソン(1980年第10回ショパンコンクール優勝)
海老彰子(1980年第10回ショパンコンクール第5位)
フィリップ・アントルモン
ネルソン・ゲルネル
アダム・ハラシェヴィッチ(1955年第5回ショパンコンクール優勝)
アンジェイ・ヤシンスキ
ギャリック・オールソン(1970年第8回ショパンコンクール優勝)
ヤヌシュ・オレイニチャク(1970年第8回ショパンコンクール第6位)
ピョートル・パレチニ(1970年第8回ショパンコンクール第3位)
エヴァ・ポブウォツカ(1980年第10回ショパンコンクール第5位)
ユンディ・リ(2000年第14回ショパンコンクール優勝)
ヴォイチェフ・シフィタワ
ディーナ・ヨッフェ(1975年第9回ショパンコンクール第2位)
ドミトリー・アレクセーエフ
ジョン・リンク

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ファイナルで使用されるピアノ

◎ピアノメーカー注目の使用ピアノは

 

なんと10人のうち7人がYAMAHAを弾くピアニスト。

残る3人がSTEINWAY。  ヤマハにとっては快挙。

FAZIOLIを弾く一人は残念ながら予選を通過しファイナルに進むことは出来なかった。

KAWAIも健闘したがファイナリストを出すことは出来なかった。

しかし、本戦直前になってYAMAHAを弾く2人がSTEINWAYに替えると決めた。

ファイナルは予選のピアノソロとは違ってオーケストラとの共演であるから、より華やかな音が出るSTEINWAYにする、との判断らしい。

これでYAMAHA:STEINWAY が5:5になった。

〇上記スケジュールで分かる通りピアノコンチェルトで2番を弾いたのはカナダのシャルル・アムラン(完全にフランス人ですね)ただ一人だった。
この人は2位になった。ちなみにピアノはYAMAHA。

 

本戦の結果

 

下位から順番に発表され
3位はアメリカのケイト・リュー(予選ではヤマハだったがファイナルではスタインウェイにのりかえた)

2位はヤマハを弾くカナダのシャルル・アムラン。

そしてfirst prize,gold medalist となったのは韓国のチョ・ソンジンだった。
YAMAHA悲願の STEINWAY&SONSの牙城を切り崩すことは今回も叶わなかった。

●ショパンコンクールの公式ページでは審査員の投票結果も公表されています。
こちらです・審査結果

 

次は5年後の2020年に行われるという。

◎ショパンコンクール2015winner 韓国のチョ・ソンジンの演奏。

●審査結果:10点満点が2人、9点が何と11人も(これが勝因)。
但し1点評価が1名いた。(フィリップ・アントルモン)

皆さんはどう思われますか?
同じピアノ・コンチェルトでも、ピアニストによって随分違うことが分かります。

 

 まとめ

●国籍はアメリカ、カナダでもアジア系の人の活躍が目立ちました。
このことは他の分野、バレエ、フィギュアスケートなどでも、近年目立つ傾向ですね。

 

●ちなみに我らが〈魂のピアニスト〉辻井伸行君は2005年に17才で出場しています。ファイナルに入ることは出来なかったそうですが、「ポーランド批評家賞」という特別賞を受賞しています。
その後2009年にヴァン・クライバーン・コンテストで優勝して、ブレイクしましたね。(画像で見ると辻井伸行はSTEINWAYを弾くことが多いようです)

●(余談)Jazz Pianist もSTEINWAY派が圧倒的に多いようです。

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最後まで見ていただいてありがとうございます。

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