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「チェルシー・ブリッジ」Chelsea Bridgeというビリー・ストレイホーンが作った不思議な曲を聴く

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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チェルシー・ブリッジという曲は

ビリー・ストレイホーンによって1941年に作曲されました。

Billy Strayhorn
出典:Wikipedia(public domain)

 

ビリー・ストレイホーン(William Thomas “Billy” Strayhorn, 1915年11月29日 – 1967年5月31日)という人は不思議なと言って悪いなら興味深い人なのですが、ここでは彼が作った曲が主役なので、ストレイホーン個人については別に書きたいと思っています。

エリントン楽団のピアニスト、作編曲者であって、一番の代表曲は〈Take The A-Train〉であることにとどめます。

チェルシー・ブリッジはロンドンのテムズ川にかかる橋の名前です。

 

当時としてはかなり変わった曲想の曲だと思われます。

聴きましょう。

エリントン楽団ーーポール・ゴンザルヴェス

まず、そのデューク・エリントン楽団の動画から始めましょう。
テナーサックス・ソロはエリントン楽団の花形テナー奏者、ポール・ゴンザルヴェスです。

●コンダクトするエリントン御大の貫禄がすごいですね。
それにしてもこの編曲かなりアブストラクトだと思うのですが・・・
初っ端にはちょっと適していませんでしたね。この後もっとメロディがはっきりしたわかり易い演奏をアップしますので、よろしく。

ベン・ウエブスター

次にテナーサックスのベン・ウエブスターの動画です。
これはメンバーが超豪華です。皆が知っているビッグネームが揃っています。

 Ben Webster (tenor sax)
 Buck Clayton (trumpet)
 Vic Dickenson (trombone)
Hank Jones (piano)
George Duvivier (bass)
Jo Jones (drums)

◆2つの動画を見て頂きましたが、この曲がスウィングの時代にあってかなり優雅な曲であることは分かって頂けたと思います

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トミー・フラナガン

そしてまたもやトミー・フラナガンです。

自身のアルバム〈Overseas〉(1957)で取り上げました。

 

●筆者は時代背景までは分からないのですが、このフラナガンによる’57年のアルバムによって、この曲がスタンダード・ナンバーとして広く知られるようになったのではないかと想像しています。
見事な演奏です。ピアノトリオでの演奏もこれが最初だったのではないでしょうか?

また、フラナガンは繰り返しこの曲を演奏しています。

キース・ジャレット

時代はいきなり1999年に飛びますが、同じピアノトリオということで、キースのスタンダードトリオによるパリでのライブアルバム〈Whisper Not〉での演奏を聴きましょう。
*これはECM盤ですので、何時消されるかと心配です。

この作品、キース・ジャレットが慢性疲労症候群という病から復帰した後の初ライブです。
*後に1998年録音の「アフター・ザ・フォール」が発売され補完されましたが。

ジョー・ヘンダーソン

テナーサックス奏者、ジョー・ヘンダーソンはこの曲(というか、ビリー・ストレイホーンが作った曲)を好きだったようで複数回録音しています。
アルバム〈The Kicker〉における演奏を聴きます。

Joe Henderson: tenor saxophone Mike Lawrence: trumpet Grachan Moncur III: trombone Kenny Barron: piano Ron Carter: bass Louis Hayes: drums

ジョー・ロヴァーノ

同じくテナーサックスのジョー・ロヴァーノも演奏しています。
これはアルバムの最後にソロで吹いているものが入っています。

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ハリー・アレン

テナー奏者の演奏が続きますがこれはハリー・アレンの2007年と新しい動画です。

enregistré en 2007 à Burghausen

Harry Allen (ts), Olaf Polziehn (p), Dave Green (b), Steve Brown (dr)

スコット・ハミルトン

テナー続けます。
どんどん良くなってきたテナー、スコハミ(スコット・ハミルトンのことをスコハミと呼ぶのは今の所私だけでしょう)です。

Scott Hamilton – tenor saxophone John Pearce – piano Dave Green – bass Steve Brown – drums

フィル・ウッズ&アート・ファーマー

P.ウッズとA.ファーマーがフランスのリズム隊を従えて、ヨーロッパ録音したアルバム〈What Happens?〉の中でやっていました。

 

カサンドラ・ウィルソン

この曲のボーカル・バージョンは余りゾッとしないのですが、結構あります。

その中でカサンドラ・ウィルソンの歌詞なしヴォイスの歌は聴きたいと思わせるものです。
(この曲をヴォーカライズするならこのやり方しかないという説得力がありますーー実はこのやり方で先にサラ・ヴォーンがやっていたのですが・・・カサンドラのバージョンの方が好きなもので)

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リッキー・フォード

この曲、もうテナーサックス奏者のための曲みたいになっていますね。
こうなったらあと2曲もテナーでいきます。

この2枚組のコンピレーション・アルバムに入っている演奏です。

テナーはリッキー・フォード。

菊地成孔

そして最後は菊地成孔きくちなるよしとラテンのオーケストラ「ペペ・トルメント・アスカラール」の作品から。
Naruyoshi さん、ラテン風味でかなりエロく吹いてくれています。(菊地成孔の好みの曲だと思います)

 

まとめ

ビリー・ストレイホーンの曲「チェルシーブリッジ」でした。

12バージョン、いかがだったでしょうか。

ピアニストが作った曲なのに、テナーサックス・メインの演奏が8/12になりました。

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