モダン・ジャズ・ギターを初めて弾いたギタリスト:チャーリー・クリスチャン

   

↑映像はYouTubeからの引用です。

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チャーリー・クリスチャンCharlie Christian、1916-1942)

このアルバムをレコードで初めて聴いた時は本当に驚きました。

「ミントンハウス(After Hours)」というレコード

*何種類かジャケットが違うものがありますが、内容は同じです。

何故なら

今、現在のモダン・ジャズ・ギター奏者がやっているような演奏を、この1941年のアルバムでチャーリー・クリスチャンがやっていたからです。

それまでのギターという楽器はリズム楽器として使われていたいることが多かったようです。

それをまるでホーン奏者のようなソロ楽器として演奏しました。

私はエレクトリック・ギターの奏法や構造(ピックアップ、アンプのことなど)には詳しくありませんので、その辺のことは書けませんが、とにかく、音を聴けばその新しさは歴然です。

上のアルバムから1曲聴きましょう。冒頭の曲〈Swing To Bop〉です。

今のギタリストがやっているような奏法やソロ、アドリブですよね?

驚きますよね。約75年前ですよ。

ここからモダン・ジャズ・ギターが始まったと言って間違いないでしょう。

◎だから、こんなことをやる剽軽な人もいるんです。

 

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ベニー・グッドマン楽団での演奏

それで、この後ベニー・グッドマン楽団でのクリスチャンの演奏も聴きました。

例えばこのアルバム。

バンド自体の演奏ははっきり言って古いスタイルです。

その演奏の音の中からクリスチャンのエレクトリック・ギターの音だけが突出してモダンです。

周りと不調和なくらいです。

これにはベニー・グッドマンも驚いたことでしょう。

◎ちょっと余談ですが、ベニー・グッドマンという人が(それまでの慣習を破って)初めて自分のバンドに黒人を入れた人だそうです。

楽器から出てくる音が素晴らしいものであれば、そしてそれがご機嫌にスイングさえすれば、彼(B.G)は半魚人だって雇ったかもしれない。
ーーー村上春樹著「ポートレイト・イン・ジャズ」のB.Gに関する記述です。

先程の「ミントンハウス」の1年前、1940年のベニー・グッドマン楽団での演奏を聴きましょう。

いい娘をみつけたI’ve Found a New Baby〉というスタンダード・ナンバーですが、ちょっと前の(古い)ジャズ・ミュージシャンはみんなやっています。いや、ソニー・ロリンズもやっている曲です。聴けばご存知、聞き覚えのあるメロディーだと思います。

*この曲はあのジャンゴ・ラインハルト⇨による演奏も有名です。

ここでもクリスチャンは驚きのソロをやっていますね。

もう一度同じことを書きますが、ギターのことに詳しく無い方でも、この演奏がいかに新しいか、まるで、ケニー・バレル、バーニー・ケッセル、ジム・ホールのようだ!と感じると思います。

◎そのチャーリー・クリスチャンですが1942年に25才の若さで死んでしまうのです。

ですから、その後たくさん演奏、録音されるはずだった「ミントンハウス」のようなアルバムが幻となってしまいました。

しかし、アルトサックスのチャーリー・パーカーと同様に(パーカーより早い時代に)、その後に続く全ジャズ・ギタリストに影響を与えたことは間違いありません。

まとめ に代えて

バーニー・ケッセルが〈Salute to Charlie Christian (1953)〉という演奏をしています。

それを聴きましょう。

◎そして、これは完全に関連動画ですが、ソニー・ロリンズによる〈I’v Found A New A Baby〉
を聴いてみたいので、リンクします。実はここでのギターもバーニー・ケッセルなのです

 

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