ブラッド・メルドー:今やナンバーワンとなった新感覚のジャズ・ピアニストのお勧めアルバム(ジャズとクラシックの垣根を自然に越境するピアノ)

      2017/06/24

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ブラッド・メルドー Brad Mehldau 1970年8月23日生まれ

この繊細で叙情的なピアニストのことを書こうと思って、なかなか書けないでいました。

書くならちゃんとしたモノを書こうと思っていたのです。

でも、そのピアノのことをキチンと書こうとすると難しいのです。

・・・

で、もう見切り発車で書きます!

1日も早く紹介したいものですから。

なに・・・難しく考えずに(ビル・エヴァンズとの関係とか考えてました・・・)

好きな曲、演奏を紹介するということで。

Metheny=Mehldauというアルバム

好きなアルバムの好きな曲ということで、これから行きます。

このアルバムから〈Find Me In Your Dreams〉という曲を。

●ポイント

Pat Metheny – guitar
Brad Mehldau – piano
このアルバムはほぼこの二人ーーピアノのブラッド・メルドーとギターのパット・メセニーのデュオで演奏されています。
この美しい曲 Find Me In Your Dreams はメセニーが作った曲です。
2006年のアルバムでした。

 

Blues and Ballads

ブラッド・メルドーというピアニストのことを早く分かって欲しいので、

最新アルバム〈Blues And Ballads〉2016年、からビートルズナンバー〈And I Love Her〉をアップします。

●ポイント

このアルバムはブラッド・メルドー・トリオの演奏です。

Brad Mehldau – piano
Larry Grenadier – bass
Jeff Ballard – drums  この3人が現在のメルドー・トリオです。

このアルバムを聴いた時ちょっと不思議な気がしました。
余りにも聴きやすいのです。不思議な(不協和音と言ってもいい)音がほとんどないのです。
あるいはこの新しいレーベル〈nonesuch〉はメルドーをもっとポピュラーな人気が出るように売り出そうとしているのかな?と思いました。
選曲も親しみのある曲ばかりで、メルドーの自作曲などは入っていません。
しかし、聴きやすいこと自体は悪いことではないので、これはこれでいいアルバムだと思います。

 

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メルドーを聴き始めた頃

1995年のデビュー・アルバム(メルドー25歳ですね)〈Introducing Brad Mehldau〉から聴いていました。

初めて聴いたときから気になるピアニストでした。

ビル・エヴァンズ的な叙情性を感じました。

しかし、やはり新時代の人らしく、音の選び方が新感覚でした。
ごく簡単に言えば、「そんな音を選ぶか?」という音が混じるので、馴染むのに少々時間がかかりました。 いや、その新しい感覚に今ひとつ、ノレない、没入出来ない感じが残りました。

しかし、やはり気になるのでその後、連続して出た  Art of The Trio シリーズも買いました。

Art of the Trio Vol.1

で、Vol.1を聴いて気にいって、本格的にメルドーを追う気になった曲が

「Blame It On My Youth (若さゆえ)」 作曲;O.Levant  作詞;E.Heyman でした。

●ポイント

もともとこの曲のノスタルジックな曲想とメロディが好きだったので、
メルドーのストレートでロマンティックな演奏を聴いて、「メルドー、やっぱりイイ!」と再確認したのです。
この曲に関してはキース・ジャレットの演奏よりも気に入りました。

 

Art of the Trio Vol.3

そしてVol.3から、ポップス曲のスタンダード・ナンバーとも言える〈For All We Know〉も聴きましょう。

●ポイント

やはり知っている曲がいいです。
メルドーのオリジナル曲も入っていますが、オリジナル曲はどうも親しみを持てる曲がこのArt of the Trio
シリーズでは見つけることが出来なかった気がします。

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初ソロアルバム

この初(多分)ソロアルバムから〈Lament for Linus〉を聴きます。短い曲ですが。

 

*これは勝手な憶測なんですが、「ライナス」とはあのピーナッツ・シリーズ(SNOOPYが出てくるコミック)の毛布を抱いた男の子のことかな?とも思いました。
でも、ピアノを弾くのなら シュローダー のほうなんですけどね。


【ライナスへの哀歌】

 

 

 

2000年以降のアルバム

 

2000年を過ぎた頃から、ピアノトリオだけでなく他の様々なアーティストとの共演が目立つようになります。

先に挙げたパット・メセニーとの共演もそうですし、チャールズ・ロイドのアルバムへの参加、ジョシュア・レッドマンとの共演、果てはクラシックのメゾソプラノ、アンネ・ゾフィ・フォン・オッターとの共演盤まで出てきました。

アンネ・ゾフィ・フォン・オッターとの共演盤

このアルバムから1曲、「時の流れに」Avec le temps を聴きましょう。

●ポイント

もう、クラシックとかジャズとか言っている世界ではないです。

フォン・オッターはエルヴィス・コステロと共演した素晴らしいアルバム(↓)があるような人ですから、メルドーと共演しても不思議ではないですね。

この曲はシャンソンの曲ですが、オッターが愛するスウェーデンのモニカ・ゼタールンド (Bill Evansとの共演Waltz For Debbyがある)のレパートリーから取り上げたとのこと。

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チャールズ・ロイドのアルバムーーThe water Is Wide

大好きなアルバムです。ここでメルドーがピアノを弾いているのです。

〈Georgia〉を聴きたいと思います。

●ポイント

ここでのメルドーは、実に素直に演奏しています。不思議な和音もほとんどありません。 サックスのサイドマンという意識もあるのかもしれません。しかしそれがいい効果となっていると思います。増々好感が持てるピアノ演奏です。

 

動画 Brad Mehldau Trio – Knives Out

ここで動画を一つだけ見てみたいと思います。
たくさんの動画があり、その殆どは長いものです。(長いものは避けます)
ここではJazz Festival Vitoria-Gasteiz 2006 とキャプションがある動画にします。

Brad Mehldau – piano
Larry Grenadier – bass
Jeff Ballard – drums という現在のメルドートリオがいかに凄いバンドであるかが分かる動画です。

●ポイント

ピアノ、ベース、ドラムスがそれぞれ凄いですね。
昔の感覚とは異なる、新しいピアノトリオという気がします。

ソロ

2004年から10年間のソロ演奏を集めた4枚組CDが出ています。

そこから1曲を聴きます。曲は〈Waltz for J. B.

まとめ

こうしてブラッド・メルドーの音楽を聴いていると

すでに押しも押されぬ一流ピアニストになっていることを再確認することになりました。

*キース・ジャレットもそうでしたが、ジャズとかクラシックの垣根も越境しているピアニストだと感じます。
それも、その越境の仕方がジャレットより自然に感じられます。

*1970年生まれというのは私の記事の個人では一番若いと思うのですが、それでも今年47歳になるのですね。

もっと早く書くべき人ーーピアニストでした。

最後まで読んで下さってありがとうございます。

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