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ボボ・ステンソン:ヨーロッパで最も美しいピアノを弾くジャズ・ピアニスト

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ボボ・ステンソン(Bobo Stenson、1944年8月4日生まれ )

ヨーロッパには叙情的な美しいピアノを弾くピアニストがたくさんいます。

その中でも、スウェーデン生まれのボボ・ステンソンは格別です。

ボボ・ステンソンは一貫して、ドイツECMレコードから作品を発表し続けています。

今日はそのステンソンの比較的新しいCDを紹介します。

http://www.bobostenson.com/

 

*ECMレコードはYouTubeにアップされることを好みません。よってわたしがアップしたい曲が必ずしもありません。そこが残念な面があることをお断りします。

Reflections

まずは1993年に録音された最高に美しいピアノトリオ作品〈Reflections〉を紹介したいのですが、これが全くアップされていません。
ここで聴くことはできないのですが、是非聴いて頂きたいアルバムです。

Bobo Stenson – piano
Anders Jormin -bass
Jon Christensen – drums というトリオで演奏されています。

このアルバムに収録されていた〈My Man’s Gone Now〉だけでも聴きたかったのですが。
(この曲、ビル・エヴァンズが例のスコット・ラファロとの名盤〈Sunday At The Village Vanguard (1961)〉で演っていた曲です)

Goodbye

次は2004年のアルバム「グッド・バイ」です。

これは何曲か聴くことが出来るようです。

タイトルナンバー〈Goodbye〉(ゴードン・ジェンキンスが作ったスタンダード曲)を聴きます。

Bobo Stenson -piano
 Anders Jormin-bass
 Paul Motian ‎-drums

ステンソンの耽美的なピアノスタイルは分かって頂けたと思います。
ビル・エヴァンズ、キース・ジャレットなどの名前が浮かんだ方もいらっしゃるでしょうね。
ここでは、ドラムがポール・モチアンです。
モチアンはエヴァンズやキースとの共演も多いアメリカ人ドラマーです。
残念ながら1911年に亡くなりました。

© T. Bruce Wittet

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Contra La Indecision

最新アルバムです。(2018年)

このアルバムからは

〈Wedding Song From Polinky〉1曲が聴けるようです。

Bobo Stenson – piano
Anders Jormin – double bass
Jon Falt – drums (ドラマーが替わっています)

この曲はクラシカルな雰囲気がありますが、基本的にジャズです。

アンドレス・ジョーミン(ステンソンと同じくスウェーデン出身)のベースが繊細で、からみつくベースです。

今日はピアノ・トリオ作品ばかりを聴いていますが、同じくECMから長く作品発表しているノルウェー出身のサックス奏者、ヤン・ガルバレクと共演したアルバムも何枚もあります。

 

Witchi-Tai-To ヤン・ガルバレクとの共演

そのヤン・ガルバレクとの共演盤〈Witchi-Tai-To〉から1曲聴きましょう。これは少し古く1973年の録音です。

ちょうど半分過ぎたところで、ヤン・ガルバレクのソプラノ・サックスが入ってきます。全く古さを感じさせない音楽ですね。
Garbarek-soprano sax
 Stenson-piano
Palle Danielsson-bass
Jon Christensen-drums 

まとめ

ボボ・ステンソンのピアノ、美しいピアノですね。

どうしてもビル・エヴァンズ、キース・ジャレット、ブラッド・メルドーなどを思い出しますが、そのようにすぐ分類したがるのが悪い癖かも知れません。

ジャズ奏者と言ってもスウェーデン、ノルウェイなど北欧出身のプレイヤーは我々が普通ジャズと言っている音楽とは一味違うものになります。
そこが興味深いのですが、人によっては好みが分かれる所でしょう。

おまけービル・エヴァンズ・トリオの演奏

Bobo Stenson Trioによる〈My Man’s Gone Now〉が聴けなかったので、代わりにBill Evans Trioの同曲をアップして終わりにします。
スコット・ラファロ(bass)、ポール・モチアン(drums)

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