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BLUE GIANT SUPREME-3:表紙がベニー・ゴルソンのアルバムのアレンジ【ネタバレ】

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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まず今回の BLUE GIANT SUPREME-3 の表紙デザインですが

ベニー・ゴルソンの〈The Other Side of Benny Golson

というアルバムのジャケットのアレンジですね。

本の表紙とレコードジャケット

いいんじゃないでしょうか? ジャズ漫画らしくて。

*↑BLUE GIANT  HPより

ストーリー

ハンブルグ

大は探していた小柄な女性ベーシスト、ハンナ・ペーターズにやっと出会う。

大がジャムセッションで参加していたジャズクラブにハンナが現れるのだ。

そのように仕向けたのは楽器店店主のボリス。

二人は組むことにする。

ボリスの店の狭い試奏室で二人は猛練習を始める。

大はソロでストリートライブも経験する。

そして

大とハンナの初ライブがセッティングされる。

小さなライブハウスで。

これもボリスの計らい。

そして、ボリスはそこに評論家やレーベルの人たちを集めていた。

その中には’60年代以降のジャズはまともに聴かないという、「黄金期ジャズと較べて、ジャズは死んだ」と思っている親父も居たりして、そのへんの事情はどこの国も同じなのかと思わせて、面白い。

二人の演奏。

100%の共感を得る訳ではないが、少なくとも二人の演奏の力強さ(パワー)を見せつけることは出来た。

二人は首都ベルリンに行くことにする。

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ベルリン

ベルリンのフロヤさん(大浴場みたいな所)で働く一人の若者が描かれる。

ポーランド出身のジャズピアニスト、ブルーノ・カミンスキ。

彼がジャズクラブで演奏する様子。

叙情的だが力強い演奏。

それを聴く大とハンナ。

この二人とピアニストが新しいグループをつくるであろうことを予感させて、第3巻は終わる。

まとめ

この巻は特に盛り上がるシーンはありません。

大とハンナが組んで次のステップに移ることを描いている説明、次の巻への繋ぎのチャプターという印象でした。

◎それにしても大の演奏がどのようなものであるか、漫画から音は聴こえないので、今ひとつ分らない感があります。

ヒントは大とハンナの演奏を聴くボリスの呟きにあります。

どうやら僕は勘違いしていたな。

てっきり僕は、君らの音楽を…

僕が大好きだった頃の音楽を引き継ぐ…

僕が大切にしてきた音の…バトンを渡せる若者達と思っていたけれど…

まるで違う。

君らの演っている音楽は、君らの時代の音楽だ。

”次の音”というのは…そうか、そうだったのか…

仕方のないことですが、説明的な呟きですね。

 

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