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ウェス・モンゴメリーのA Day In The Lifeはイージー・リスニング・ジャズの最高傑作・金字塔

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ウェス・モンゴメリーです。

いいアルバムはたくさんあるのですけど、

今日は A Day In The Life です。

1967年に録音されました。

これです。

ウエス・モンゴメリー

 

 
 アメリカ インディアナ州インディアナポリス出身
1923年3月6日 〜 1968年6月15日 (45歳没)

 

ギターの奏法としては
オクターブ違う音を同時に弾くオクターブ奏法で有名。

A Day In The Life 

データ

ミュージシャン

Wes Montgomery:guitar
Herbie Hancock: piano
Ron Carter : bass
Grady Tate : drums
Ray Barretto他2人:percussion 
24人のブラスとストリングス

Arranged and  Conducted by Don Sebesky

レコーディング・データ

Produced by Creed Taylor 

Recorded at Van Gelder Studio
Engineer: Rudy Van Gelder
Recorded June 6,7,8 and 26 ,1967

Cover photographs by Pete Turner

A&Mレコード、CTIシリーズ

収録曲

選曲がまた絶妙です。

この10曲です。

1. カリフォルニア・ナイツ
2. エンジェル
3. ウォッチ・ホワット・ハプンズ
4. 男が女を愛する時
5. ウィンディ
6. トラスト・イン・ミー
7. エリナー・リグビー
8. ウィロー・ウィープ・フォー・ミー
9. ザ・ジョーカー
10. ア・デイ・イン・ザ・ライフ
 
 
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3曲を続けて聴きます。
 

男が女を愛する時 

When A Man Loves A Woman

 

Watch What Happens

ミシェル・ルグランが作って、半ばスタンダード化した名曲です。

A Day in The Life

ビートルズのオリジナルより遥かに好きです。
グラディ・テイトのスティック音で始まる出だしでゾクッとします。

3曲を聴きましたが、これが1967年(50年前!)の作品と思えばその斬新さに驚きます。

他の7曲も全部が素晴らしいのです。

With Strings というそれまでパーカーやクリフォードがやった(やらされた)単純なものではなく、これはウェスのギターとドン・セベスキーのコラボレーションと呼ぶのが相応しい作品です。

タイトル曲と〈Eleanor Rigby〉 の2曲、ビートルズナンバーが採りあげられているのですが、’67年はまだ曲が発表されて間もない頃でしょう。

ウエスのオクターブ奏法による深いギター音がオーケストラと見事に調和しています。

ピート・ターナーの写真を使ったジャケットも評判になりました。

そういう色んな意味でイージー・リスニングの大傑作、金字塔と言っても大げさではない記念碑的アルバムだったと思います。

 

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この前後の2枚のアルバム

と、散々 A Day In The Life を持ち上げておいて、こう書くのも少し気がひけるのですが、
実は前年の’66年にほぼ同じコンセプト、同じメンバーでVerveレコードから
〈California Dreaming〉 というアルバムが出ているのです。

このアルバムの出来が良かったので、そのままA&Mレコードに移行して作られたのが A Day In The Life だったのです。

 

■そして A Day In The Life の成功を受けて翌’68年に 〈Road Song〉という続編アルバムが出ました。

この年 ’68年にウェス・モンゴメリーは亡くなりますのでこれが遺作になりました。

 

〈California Dreaming〉からタイトル曲を聴いて、この記事の終わりにします。

California Dreaming

最後まで付き合ってくださってありがとうございました

☆ ☆ ☆

 

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